おだんごや店員の日報(厨房担当:着ぐるみ)🍡
先日の文フリ東京38に出店した『おだんごや』
僕は出版された3冊の表紙を描かせてもらいました。
おだんごさんに表紙をお願いしたい
と言われた時には
嬉しくて「もちろん!」と即答したけど、
間も無くして
「僕でいいのだろうか!?💦」
という想いもあった。
でも今回は僕に頼んでくれたんだ。
迷いがあっては全速力で走れない。
やるからにはいつまでも恐縮していては動きが鈍る、と思った。
それに僕はおだんご店長を信頼していた。
その信頼とは『なんとなく』のいいね!を言わない人という信頼。
忖度して妥協するなんてしない人だろう。
そういうガチバトルがいい。
物を生み出す人、文章で伝える人としての店長を信じている。
だから僕は自分が全力を出し切る事に集中すればいいんだ。
そう思って覚悟を決めたのでした。
イラストの制作過程をおだんごやの全スタッフに見てもらいながら少しずつ修正を加える。
表紙用のイラストは初体験、紙に印刷されて完成品というのも初めての経験だったので色々と勉強になりました。
文章についても元の原稿が
どうやって本になるのか、
その道のりを一緒に見させてもらえて
とても楽しかった。
とても大変そうだった💦
アニメーションと人形
表紙と文章が完成して試し刷りに入ったころ、
店長から出た『心にいっぽん』という
言葉をテーマにアニメーションを作りたいと思いついたのです。
加えて、オニオン坊やの人形を作って招き猫や福助みたいに店頭でお客様をお迎えするのも楽しそうだなと思った。
販売促進◦拡散のためというよりは完全に僕の趣味でした😆すみません店長!
僕がおだんご店長の文章を読んだ時に
感じた気持ちを、アニメーションを通じて
伝えられたらいいなという想いでした。
思い付いた、、けども本番まではあと1ヶ月。。
間に合うか。。
「やってみて、間に合わなかったら内緒にしとこ😅」っていうズルい考えでひとまず着手。
結局アニメに2週(週末だけ作業)
人形に2週(平日もちょろっと)
で完成、開店に間に合いました。
大変だったでしょ?と言って頂けるんですが
すみません、楽しいだけでした😆
僕がこっそり作業を進めている間にも
展示レイアウトなどの段取りが
どんどん進んでおりました。
すげーぜ、みんな!
開店当日
5/19おだんごやは開店を迎えました。
(ここからは文フリ当日の僕の動き)
午前中にすまスパ3周年のライブ配信に参加させて頂きました。
本気で羨ましがられるだろう豪華な方々に囲まれて楽しく幸せな時間でした😊
シティボーイと呼ばれ、佐野元春と言われ、ニタニタしていただけですが役割は果たせたはず!
果たせたのか?(汗)
お昼を済ませて皆さんと会場へ移動。
いざ文フリ!
随時LINEで『あやしも速報』が入り
楽しみが募る。
入場の行列は長かったけど10分か15分くらいで入る事ができました。
うふぁ、、すごい人の数!!!
コッシーと一緒に入ったはずなのに
入場して、秒ではぐれる。
後ろを振り返ってみたけど混雑がすごくて戻る気にはなれない。
「ま、いっか」
おだんごやに行けばそのうち来るだろうと思って
まずは店長のところを目指しました。
お店に辿り着くと店長から熱烈なお出迎え😆
ありがとうございました!
オニオン坊や人形を渡したりしている間にも
お客様が次々いらっしゃる盛況ぶり。
おだんごや最初の滞在は少しでしたが、
タイミング良く樹立夏さんやへいたさんにもお会い出来てラッキーでした!
嬉しかった😭
あやしもさんくまさんともお話をして
コッシーとも合流出来たので
ウミネコさんブースにいく事にしました。
コッシーと歩いていると
琲音さんを発見!
「あ!あれ琲音さんじゃない!?」と言うと
「え?どれ?どこよ?」とコッシー。
「おるやん!あそこ!」
そんなやり取りをしながら近づくと琲音さんと一緒にいらしたそうだともさんにコッシーが気づきます。
自己紹介をして
第二会場へ一緒にいく事になりましたが
ここでもまた秒ではぐれる。
そう、それが僕。
諦めて1人で第二会場へ行ってウロウロしていたら
偶然すぐにウミネコブースを発見!
アレ絶対ぼんらじさんやん!
童話集カッコええ!
ぼんらじさんもカッコええ!
お会計中のお客さんがいたので少し待って話しかけました。
着ぐるみだと名乗った後に熱い握手!😊
穂音さんにもお会い出来ました。
次の楽しいお誘いも頂いてウキウキ♪
ありがとごじゃいました。
そしてお隣の吉穂みらいさんにもご挨拶。
ずっと前から気になっていた文庫を買えました😊
えっと、、、こんな時どんな振る舞いをすればいいのか分からず、照れたまま早々に退散してしまいました💦
またゆっくりお話できればなと願ってます。
ウミネコ童話集では6作品に挿絵を描かせて頂きましたが、文フリで著者様お三方に会えました!
その後
コッシー、ミーミーさんと落ち合えたので
もう一度おだんごやに行こうと思い
近くまで行ってみると
おだんごやがものすごい人だかり!
いつかニュースで見たドラクエ発売日!
ここは一旦スルーする事に。。💦
おひたちさんらしき人も見かけたので寄りたかったけど立ち止まるスペースが見つからない!
そのまま通り過ぎて他のブースを眺めた後に
見本誌コーナーにも行ってみました。
見本誌コーナーはそれほど混んでなくて
ゆっくり作品を試し読みできた。
読む人は丁寧に本を持ち上げページをめくり、
テーブルに戻す時にも定規で測ったみたいにキレイに元の位置に戻す。
その様子に参加する皆さんが本当に文学を愛していて、作者に敬意を払っているのが感じ取れました。
僕は普段、全然本を読みません。
(今年に入って読んだのは樹さんがオススメしていた成瀬シリーズ2冊とせやまさんのクリキャベの3冊だけ😅これでも多い)
だけど自分が好きな物に持つ愛情と敬意は分かります。
それを出店スペースとはまた別の角度で見る事が出来てテンションが上がりました。
見本誌コーナーでの1番の収穫だったかもしれません。
時刻は14:30ころ。
入場して1時間ほど。
気持ち悪くなってきた。。
人混みに酔いました。
だってほんとはシティボーイじゃなくて
カントリーボーイだからね!
落ち着くために喫煙所で一服( ´Д`)y━・~~
人の比較的少ないロビーに移動して休憩。
落ち着いてきたのでそろそろ行くか、と思って第一会場の入り口に向かいました。
入り口の3メートル前まで行くと
「おうっ、、酸素が薄い、、🥺」
もう入口の正面に来ると
結界のごとく僕を拒む酸素うすうすゾーンが。
着ぐるみ族は結界が晴れるまで近づけない。。
ぐぬぬ。
肩を落として椅子のある休憩所へ向かう。
窓に向いた席が空いていた。
そこに座って買った本を読む事にしました。
『ウミネコ童話集』を開く。
もう本それ自体が美しい。
ふむふむ、僕の絵が本になるとこうなるのか、次の機会はこういう所に気をつけよう。
他の方の童話も挿絵もステキ。
それぞれの作品の魅力を最大限に伝えようとする編集長の細やかな気づかいも感じる。
僕が気づく事なんてほんの一部なんだろうなぁ
『駐妻記』を開く
みらいさんのページを見てずっと気になってたので嬉しくてホクホク顔。
「え?これプロの本ですよね?」
本の作りもかっこいい。
その場ではほんの触りしか読めなかったけど
とても明瞭だけど硬くなく、みらいさんのお隣に座って話を聞いているような感じがした。
通勤時間のお供にさせて頂きます!
『お味見』を開く
少し読んでそっと閉じる。
やっぱりおだんごさんの文章は僕を泣かせにくる。家に帰ってから読む事にしよう。
窓の外には物流センターの荷捌き所があって、
停まっているクロネコヤマトのトラックが1/4スケールくらいで見える。
地面より一段高くなった荷捌きの段差には
5,6人の人が座って足をぶらつかせてのんびりしている。
物流の関係者かと思ったら
スカートを履いている女性もいるし
飲み物をストローで飲んでいる人もいた。
たぶん文フリのお客さん。
僕と同じで休憩中だね、と思いながらぼーっと眺めているうちに少しずつ人酔いはさめていきました。
16:00すぎ。
体調が戻って来たので
おだんごやに戻る事にしました。
会場へ向かうと入り口の前で
ちょうどおだんご店長とコッシーに偶然会った!「完売したよ!」
店長にそう言われて反射的に拍手をしました👏
第二会場にお出かけする二人を見送って
僕はおだんごやへ。
酸素うすうすの結界は晴れてきて、
着ぐるみ族も無事に入れる状態になりました。
おだんごやに行くと
「大丈夫ですか?座って座って!」
と心配してくれるあやしもさんとくまさん。
やさしい😭
表紙のイラストが気に入ったと言って
買ってくれた方がいたと教えてくれました。
うれしい😭
ブースの中に座らせてもらいながら
ディスプレイを改めてゆっくり眺めたり
いじくり回して倒したり
おやしもさんくまさんとお話したり
お菓子をもぐもぐしたり
そうこうしているうちに店長も帰ってきて
カツサンドをもぐもぐしたり
いぬいさんが来てくれたのに夢中でもぐもぐしていてご挨拶しそびれるという無礼を働いたりして過ごしました🙇
来場者が落ち着いたところで改めて遊びに来てくれた皆様もいて最後の最後まで楽しい時間でした。きちんと自己紹介出来なかった方がいらしたらごめんなさい!
本はキレイに完売!
微熱さんのポストカードもおだんご店長が自分用に確保した分を残して完売!
くまくじもなくなった!
いよいよ文フリも終了の時、
運営さんから終了のアナウンスがあると
会場から拍手がわきました。
僕も乗り遅れまいと慌てて拍手。
そのまま会場に残り
椅子やテーブル、ブースの飾りを片付けたら
撤収です!
打ち上げです!!
打ち上げはくまさんの予約してくれたお店。
ミーミーさんも参加してくれた。
れおさんも途中少しだけどオンラインで参加してくれた。
あやしもさんは途中までになっちゃったけど
もちろん参加してくれた。
終わるとみんなで改札に向かい、
まずコッシーとバイバイ
次はくまさんとバイバイ
その次はミーミーさんとバイバイ
最後におだんごさんとバイバイ
寂しさは倍々。。😭
だけど僕の心は晴れ晴れしていた。
だって大成功だったから。
たくさん売れたから大成功ではない。
この仲間とやれたもの。
仲間が来てくれたもの。
仲間が遠くからエールをくれたもの。
秒ではぐれても心配ない。
必ず再会できるから。
それが僕ら。