まさかこんな日が来るなんて(僕が描くワケ)
もうすぐ僕のイラストを使って下さった本が5/19文学フリマ東京で販売されます!
(本文下部に記事リンクを貼らせて頂いてます🙇♂️)
1つはたくさんのnoterさんが書いた童話を集めた童話集。
挿絵もたくさんの方が描かれていて、そのうちの1人が僕です。
もう1つはおだんごさんのnoteをまとめた本の表紙を描かせてもらいました。3冊も😊
僕のイラストが紙に印刷されて販売される。
『まさかこんな日が来るなんて!』
素直にそう思って感激しています🥺
———————————-
僕がnoteでイラストを描き始めたのは2020年からでした。
心の調子を崩して休職して、同じ会社に復帰した頃の事。
きっかけは『没頭できる趣味探し』でした。
僕に意地悪するみたいにふいに湧いてくる不安や怒り、そして絶望感。
それのほとんどが取り越し苦労である事は理解できるようになっていましたが、
「よし、これ以上悶々と考え続けても意味がない。切り替えよう!」
と思って簡単に切り替えらるものではありません。
だから余計な事を考えないくらいに没頭できる趣味があれば心が楽になるんじゃないかと考えた訳です。
10数年ぶりに描いた絵はササッと描いた落書きみたいなイラストでした。
それでも心が踊りました。
踊りに踊って
踊り狂いました🕺
「ひゃっほう!」と叫びたいくらい楽しかった。
そうして再び絵を描くようになりました。
そして描いた物をnoteに載せました。
「上手でしょ?」なんていう気持ちは皆無で、
「趣味でこんな事はじめましたよ」っていう気持ちでした。
絵の出来はどうあれ、描いているだけで楽しくて満足でした。
だけど、ずっと描いていると
自分の頭に浮かぶイメージと
自分が描ける絵との差がありすぎて
「あれ?描いてみたらめっちゃしょぼいな?」
って思うようになりました😅
それから「上手になりたい」という気持ちが湧いてきました。
少し上手になって褒めてもらえると今度は
「いい絵だねって言われたい」という気持ちも出てきました。
そうなると、『楽しさ』だけだった
絵を描いて誰かに見せる事に
『怖さ』も感じるようになりました。
自分の描いた絵は僕にとって宝物です。
宝物は誰にも見せないで自分だけで楽しめば
世界一美しく輝くピッカピカの宝物。
でもひとたび手を開いて誰かに見せてしまえば
世界一どころかガラクタなのが自分自身にバレてしまう。
そんな怖さだったと思います。
今はその怖さから解放され
再び楽しさだけで描けている。
解放されるキッカケは尊敬する友人からの言葉でした。
「着ぐるみさんの絵は1枚の絵なのに物語を感じるよね」と。
おそらく彼女は「そんな事言ったっけ?」って言うかも知れないけど😆
僕は心のモヤがすっと晴れる気がした。
誰かの反応を気にするのではなくて
僕だからこそ見える景色を表現する、それを大切にしよう、それこそが僕にとって一番楽しい瞬間じゃないか。
そう言われてからは『上手くなりたい』気持ちはあるけれど、『上手くならなきゃ』『褒められたいな』の気持ちはなくなった。
いや、、、本当はちょっと褒められたい😅
そんなふうに
僕は今も心の底からワクワク楽しく絵を描いています😊
楽しく描いていただけなのに
今回のような素敵な機会に恵まれました。
『楽しく描いていただけだから』かもしれません。
今回の本以外にもnoteをきっかけにイラストのご依頼を頂く事があります。
本当にありがたい事です。
依頼があって絵を描く時は緊張するんですが、
それは息苦しい緊張ではなくて
友人や家族に贈るプレゼントを選ぶような感覚で、何が喜んでくれるかな〜とアレコレ想像しながら描くので、これまた楽しいです🎁
僕の絵をチラリとでも見てくれた全ての皆様に感謝しています。
褒められると、伸びるか分かんないけどめちゃくちゃ喜ぶタイプです!
これからも楽しむ僕にお付き合い頂けたら嬉しいです。
最後に、参加させて頂いた本のご紹介です。
5/19文フリ東京に行く方は要チェック!
僕も当日買いに行きます👍
ウミネコ童話集(一)(二)にはそれぞれ3作品ずつの挿絵を描かせて頂きました。😊
たくさんの童話と挿絵が入ってボリュームたっぷりです。表紙も美しい😍
おだんごさんの本は3冊。
「お味見」「あまから」「つぶとこし」の3つの表紙を描きました。
表紙になるのは光栄でしたが、いまだにドキドキしてます😆
おだんごさんとコラボしたTシャツも販売してますよ!
そして、最後の最後にプチ情報。。。
映画のエンドロールが終わった後に流れるおまけ映像みたいなやり口でしょ?😎
ただいまオニオン坊やフィギュアを製作中!
ベースを紙粘土で作ったらめちゃくちゃモロい💦
すぐポキポキ折れます。
完成までに僕の心も折れなければ改めて公開しますね🙇♂️
では、また!