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【☺お客さんから見えていなくても、着ぐるみの中で笑顔の理由】

私は、着ぐるみを着て
お客さんと触れ合っている時、
着ぐるみの中で笑顔でいることを心がけています。

「えー!?
着ぐるみの顔は変わらないんだから、
変顔をしていようと、
仏頂面をしていようと、
関係ないのでは!?!?」
とお思いかもしれません。

そんなことはありません。

喜怒哀楽などの様々な感情表現は、
上辺だけのジェスチャーや
動きだけでは表現しきれないのです。

表情と全身の筋肉の動きは連動します。
感情を顔の表情に出した方が、
身体にも無意識に表情が生まれます。

すると、着ぐるみに命が宿るだけでなく、
感情も見えるようになり
「今ここに生きている」存在になれるのだと、
私は思います。

もし小さい子どもに泣かてしまった時は
着ぐるみの中でも落ち込んでしょぼくれた顔をしています。
すると、悲しみが周りのお客さんにも伝わって、
「(キャラ名)ちゃん落ち込まないでー💧」
なんて慰めてもらえます。

着ぐるみアクターは楽しいですが
楽な仕事ではありません。
体力も必要ですし、暑さや重さに耐えながら動き続けなければいけません。
かなりの重労働です。

それでも、お客さまに楽しいひと時を提供できるように、笑顔を心がけています。

もしあなたが
感情豊かな着ぐるみを見かけたら、
中の人は満面のスマイルで頑張っているのかもしれません☺


読んでいただいてありがとうございました。


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