
【遊学】4月10日(ピサ)
◯ピサへ
ローマに行く前に一泊だけしたフィレンツェは一泊では物足りず、イノシシの導きによってこの度再訪する決意である。が、平日になったとはいえ依然としてイースター休暇による宿の高騰が続いており、フィレンツェは言わばその最前線を張っている。気軽にフィレンツェに泊まれない私は、気軽にフィレンツェにも行けて楽しそうで宿代が良心的な街のピサに向かった。
ピサと言えば当然ピサの斜塔が有名で、出国前から行ってみたいと思っていたが、まさかフィレンツェからこんなに近いとは思わなんだ(電車で1時間)。
◯とりあえずピサの斜塔
この日は移動日となり、宿のチェックインを済ませた15時半ごろからピサの街を練り歩いた。向かう先はもちろん斜塔だが、道々の面白そうな店は路地を選んでいたらだいぶ寄り道をしてしまったらしい。
遠くからピサの斜塔を見つけた時から、すでに不思議なくらい傾いている。目の前までくるとそれは更に立派に傾いており自立しているのが不思議なほどだった。
斜塔の内部に入るには事前にチケットを購入する必要があり、時間まで指定して買う必要がある。あまり多くの人が一度になだれ込むと倒壊の危険があるそうで、当然の人数制限だと納得。本日分は日没後しか売ってなかった。せっかくなので明るい時がいいと思い、明後日の早朝の枠を予約。この日は周りを舐める様に見るに留める。

ちなみに斜塔の横にあるドゥオーモ(大聖堂)はチケットこそ必要なものの、入場料は無料である。チケットセンターに行くと、「君は18:45の回ね」とチケットを手渡された。こっちも人数制限ある理由は正直分からないが、ドゥオーモというだけあって中は見応えがあるので機会があれば是非。

市内はイースター祭りで賑わっており、ちょっとした広場でいろいろな露店があったり、そこでパンやサラミなどが試食できたりと楽しかった。
少し並んで買ったジェラートを食べながら川を歩いていると、川沿いに小さな教会が。中もマリア像がぽつねんとあるだけで、椅子とかもなく簡素な作り。ただ地面がひび割れており、聞けばこの前あった地震の際に割れたっきりになっているそうで、踏まないでくれとのこと。
川縁に少し目立つ様に立っている小さな教会だったが、なんだか今までに立ち入った教会にはない様な安心感があって良かった。
