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【遊学】4月12日(ピサ)

◯ピサの斜塔内部

この日は早朝の枠(9:15)でピサの斜塔の中にお邪魔することに。まだ誰も起きていないホステルの部屋をゴソゴソと準備し、斜塔へいざ。

斜塔自体は4度ほど傾いているらしく、中も同様にしっかりと傾いていてなんだか変な感じである。トリックアートの部屋に入った時と同じ感覚で、真っ直ぐ立ってるつもりでも妙な重力の感じ方をする。
斜塔の中の螺旋階段を上がるときも、傾き具合でどこの側面にいるかなんとなくわかる気がした。

斜塔は高さはすごく高いわけではないものの、頂上まで行くと背の低いピサの街並みを一望することができ、壮観である。晴れてさえいればと思わないわけにはいかない。

ガリレオみたいに何か落としてみたくなる(ダメです)

◯暇つぶしのフィレンツェ

この日は移動日で翌8時発のウィーン行きの便に乗るため、本日の宿はヴェネツィアのマルコポーロ空港である。人生初めての空港泊である。
とはいえ、空港に行くまでの時間は結構あるのでフィレンツェで暇を潰していく。

全ての荷物が入った十数キロのリュックを背負い、フィレンツェの街を練り歩く。一種の修行である。
何度かフィレンツェに行って分かったのは、お金のかからない観光場所が非常に少なく、予算の小さい僕の旅とは非常に相性が悪い。行くところを一つに絞り、今回はサン・マルコ修道院へ。閉館前最後の枠(13時)に滑り込む形となったが、十分に楽しめた。

◯マルコポーロ空港泊

空港泊という宿泊方法が世にあることを聞くことには聞いていた。何度か羽田空港で実際の風景を他人事のように見たこともある。まさか自分の番が来ようとは、、、

マルコポーロ空港には21時ごろに着き、良さげな椅子を探した。ヴェネツィアで別れた友人もこの空港で一泊しており、提供いただいた事前情報の通り固い金属製の椅子と気持ち柔らかい革製の椅子の2種類があった。小さくコンパクトな空港をサッと見て回り、お好みの椅子に拠点を構えた。

さて、革製の椅子を陣取れ他はいいものの、この椅子は一席一席の仕切りの主張が強く気持ちよく眠れない。このとき僕は出国前に羽田空港泊の様子を思い出し、寝心地の良さそうなあの椅子が非常に恋しくなった。
しかし、タダでこちらが勝手に宿泊してるので文句などあろうはずもなく、、、おやすみなさい

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