【遊学】5月3日(ザッハートルテ)
この日は移動日。ブダペストを離れてチェコへ向かう。ウィーンで乗り換えがあるが、順調にいけば7時間で着くので、17時前には着けるはず。
と思っていたが、早速ブダペストのケレンフォルド駅にてアプリで確認した時間に電車が来ない。駅員さんに尋ねると「そんな電車は存在しない。1時間後に来るのに乗るといいよ」とのこと。眠い目を擦り、ルームメイトを起こさないようにこそこそと準備したあの時間はなんだったのか、、、
◯ウィーン再び、ザッハートルテ
仕方がないので1時間ハリポタを読んで時間を潰して乗車。ウィーンまでは大体2時間なので昼過ぎごろにはウィーンに着くはず。
ウィーンに向かう電車で、チェコは何があるのかと色々なインスタの投稿を見ていると美味しいそうなチョコレートケーキの写真が目に止まった。ケーキはザッハトルテというものらしい。なんか聞き覚えがあるなぁ、、、
ちょっと気になったので調べてみるとウィーンのホテルザッハーが発祥のケーキで、僕はこれをブリュッセルを一緒に観光した先輩の投稿で見たのを思い出した。その頃には既にウィーンを発っていたので、いつかまたと思っていたが、その「いつか」がまさか今日だとは、、、
電車も予定よりも1時間遅いものだし、どうせ今日はろくにチェコ観光も出来ないんだし行ってしまおう!
電車の時間的にウィーンの滞在時間は2時間、結構余裕はない。というわけでウィーンで下車した後は急いで地下鉄へ。前回ムダに長くウィーンに滞在したことがここで功を奏す。
オペラを観た国立劇場の裏手にホテルザッハーはあり、併設のカフェザッハーで例のものは頂けるそう。
着いてみるとビックリ、結構な長蛇の列が、、、
時間は既に15分経っており、帰りも同じ時間がかかるとすると、余裕を持って駅に着くためには後1時間と少しでここを後にしなければならない。
ハラハラ待つこと30分ほどでようやく中に通して貰えた。慣れないメニューを読み込みザッハートルテを探して注文。ザッハートルテだけでは味気ないし、水を頼むくらいならと一緒にカフェラテも注文。この時点で残り時間はあと20分とちょっと。
どの席もみんな歓談したり、何かを食べたりしながらゆったりと過ごしている中、僕の席だけは妙にそわそわした日本人がぽつねんと座っている。5分ほど経ったくらいでケーキが運ばれてきた。とても美味しそう!
水はザッハートルテに付いてくるのね。そしてカフェラテは想像以上にデカいぞ!これはあと15分で食べれるのだろうか?
ゆっくりと息つく間もなく、それでも決して安くない(むしろ高い)値段のケーキを味わいながら、カフェ文化の根づいた街に対する冒涜ともいえる速度で食べ進める。
ザッハートルテはスポンジのような部分とそれを覆う固いチョコレートの部分の二層になっており、チョコレートからはほのかにベリー系の酸味と香りが鼻を抜ける。生クリームと合わせて食べるとチョコレートの角が取れて、これまた美味しい。
ゆっくり食べる時間の余裕さえあればどれだけ良かったか、、、!!
ザッハートルテは味わえたが、カフェザッハーは味わえなかった。会計を済ませて急いで駅へ戻る。電車が遅延していたこともあり、程々の余裕を持って乗車できた。
◯プラハ着弾!
当初の予定から遅れること2時間半、チェコはプラハに到着。てっきり日は暮れてるものだと思っていたが、19時半は案外まだ夕方であった(プラハはこの時期、20時半が日没でした)。
なかなかハードな1日を過ごした気がする。実際はずっと座って、2時間でザッハートルテを楽しんだだけなのでそこまでハードなはずがないのだが、、、
とりあえず疲れた体を労わりつつ、この日は早めにおやすみなさい。
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