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【遊学】3月29日(パリ)

◯草間彌生、ポンパドール美術館

パリ二人旅も最終日。あっという間だったなと思ったが、実際3日しか一緒にいないので妥当なくらいか。

本日のスケジュールは最高にタイトである。なにしろ2人ともそれぞれ17時発のバス・飛行機に乗らなければならず、そのためには16時前にはそこへ向かう電車に乗る必要がある。更にルーブル美術館への入場は14:30の回である。
宿を出た僕らは最大限ルーブルを楽しむために付近のカフェに荷物を預けるために電車に乗った。ルーブルの近くは健康な足があれば全然徒歩で回れてしまうほどコンパクトに色々な観光地がある。

駅前のルイビトンと草間彌生

荷物を預けた僕らがまず向かったのはポンパドール美術館。建物自体が前衛的で有名らしいが、何ひとつ刺さってこなかった。なので勿論中にも入らず、己が不心得をわずかに感じただけであった。

工事現場にしか見えないポンパドール

◯サントシャペル、ノートルダム大聖堂

時間が限られていると言うのにまだ満足のいくものと出会えていないで道草食っている僕らは、サントシャペルへ。

ここがすごかった。当日券に30分ほど並んでいる間は「また失敗したか?でも列の中盤まで来て抜けるのもったいないな」なんて空気感でいた。
中は二階建てだったが当初それに気づいていなかった僕らは、一階部分だけを見て「これだけ??流石に入場料高くね??」と思っていたが、二階に気づくとここが凄かった。

見渡す限りのステンドグラスはよく見ると絵が書いてあり、それらは聖書から引用された創世〜キリスト復活までの人類史になっている。
万華鏡の中にいるようでとても綺麗だった。

場内は他にも見れそうなところが多数あったが、時間も押していたため名残惜しいがノートルダム大聖堂に向けてサントシャペルを後にした。

サントシャペルの2階

2019年の火災より復旧中のノートルダム大聖堂は現在中には入ることができない。とはいえ外装の普及はあらかた済んでいるようで、少し遠目から観光客みんなで眺めていた。本来なら入れたであろう中がどんなかを脆弱なポケットWi-Fiで楽しむことしか出来なかった。いつか復旧後にまた来たいな。

ノートルダムは「私たちの貴婦人」、つまり聖母マリアのことなんだとか

◯ルーブル美術館〜RTA編〜
さて、近辺の観光名所を早足で回ってきた僕らはルーブル美術館の目の前までやってきた。映画ダ・ヴィンチコードで見たルーブル、岸辺露伴が行くルーブルに、きがわがいる。なかなか良いではないか。

ルーブル美術館

思いの外時間に余裕があり、美術館の前までやってきたのが13:30頃でそこから写真撮影をしても14時だった。さすがに色々と駆け足過ぎた感も否めないが、鈍足であったがゆえにルーブル入りが遅れるのに比べればずっとマシだろう。

どさくさに紛れて一個前の回で入れちゃったりしないだろうか、と僕らはちゃっかりと列に並んだが「14:30はあっちの列だ」と別列に案内されてしまった。しかし14:30からという割には並び直すとそのまますんなり入れてもらえた。
きっと一気になだれ込まれる方が都合が悪いのだろう。というわけで、ルーブルに行かれる方はぜひ早めの入場を!

というわけで早めの入場が叶ったわけだが、どんなに効率よく回っても2時間はかかると言われルーブル。電車の時間も考えると、僕らの持ち時間はすでに1時間半あるかどうかである。
僕はまたくる予定があるので良いが、もう暫く(下手したら二度と)来れない男が横にいる。とりあえずは「ニケ」「ミロのヴィーナス」「モナリザ」「民衆を導く自由の女神」「ナポレオンの戴冠式」だけは絶対に見ると決めて、早速歩き出す。
(広いルーブルで迷わないように片手にはマップがあったがほとんど使わなかった)

館内はどこも人で溢れており、ゆっくり見れば1日と言わず数日は潰れそうだった。やはりと言うべきか、特にモナリザの前はすごい人だかりで直近に見るために10分弱待った。
個人的にはスケールや自分の唯一やった世界史の範囲でも出てきた「ナポレオンの戴冠式」が一番の感動だった。

モナリザを見たい人だかり

ひとつ間違いなく言えることはルーブルを1時間半で回るというのはとんでもない間違いであったということ。
またテニスの全仏オープンの時期にパリに来る予定なので、今度はゆっくり回ろうと思う。

そんなこんなで3日間のパリ旅行もおしまい。
次はベルギーはブリュージュへ。

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