共生のために気学・易を学ぶ
みなさんこんにちは。気学Style 西島です。
いよいよ6月に入り梅雨の季節。
この季節になると、「ながめ」という言葉を思い出します。
これは主に和歌にて使われる有名な掛け言葉で、
「長雨(ながあめ)」と、「(ものを)眺め(る)」という言葉をかけたものです。
「梅雨で長雨の降り続く庭などの景色を、なんとなく物思いにふけりながらぼうっと眺めている」
というシチュエーションを表現するものですが、こうしたことにある種の風情を感じる昔の人たちの感性が好きです。
さて、この平安の頃より「方違え」というものがございましたが、昔から方位に関する吉凶について人は意識してきたところがございます。
「方位」といえば「九星気学」という向きもございますが、しかしながら「九星気学」は「方位」のものだけでもございません。
これまでこのコラムでもお伝えしてきましたように、易をそのベースに置く気学は私たちがどのように自然と、あるいは人と、またあるいは自分の人生と良い関係を構築してゆくかを伝えます。
方位による人生の流れの転換は、効果は大きなものではありますがしかし九星気学の一部に過ぎないというわけです。
共生の時代
話は一旦それますが、例えば有能な若者は最近は会社において昇進するモチベーションが希薄である側面があるとも聞きます。
これはやる気がないのではなく、昇進して奪い合うような行いよりも、仲間と共に平和に生きてゆくという指向が強いためです。
こうした振る舞いを年寄りが見ると
「今の若者はやる気がない」
と映るのでしょう。
しかしながらこうした年寄りの考えはすでに時代遅れのものになりつつあります。
さて、今現在ウクライナとロシアの争いはついに「戦争」という言葉にて表現されるようになってしまいました。
戦争とは、ある意味、もの・いのち・(権力者の)プライドの奪い合いです。
共生の時代にあって、このような戦争は老害による前時代的な遺物と言わざるを得ないでしょう。
こうした前時代の価値観・戦争は忌避されるべきものですが、その一方で私たちは新しい時代…共生の時代に向けて学びを深めてゆく必要があるでしょう。
共生のための易・気学
九星気学、あるいは易においてその意識の関心はやはりこの大きな宇宙であり、大きな自然でした。
そして人・人の営みもその自然の一部でありますので、やはりこれらも易や気学の関心の対象となって参ります。
この大きな宇宙・自然はどのように営んでいるのか。
その中で人はどのように歩んでゆくべきか。
易や気学の根本的なコンセプトはここにあります。
…「運気」「運勢」という言葉があります。
これらはある意味「度合い」を示す言葉であることにお気づきでしょうか。
私たちは大小様々な流れの中で生きているとするのが易や気学の考え方です。
そして、この大きな自然の営みの流れ、あるいは私たち一人一人・もしくは私たち全体が沿って歩むべき折々の流れにそれほど沿って生きているのか…?
流れに沿って動けていれば途中色々あれども基本的には順調に物事は進んでゆくことでしょう。これが「運気が良い」「運勢が強い」というものの正味のところでしょう。
かように、運気や運勢という言葉は、原則的にはその流れにいかにマッチして動けているか・沿って動けているかという度合いを示すものですから、ゆえに、運気・運勢がつよいほど自分の夢を実現する力も強くなるというわけです。
その考え方を他と取ってゆきますと、易や気学の根底にはこの宇宙や人・社会(の流れ)との共生がコンセプトとしてあることが見えてきます。
ダイバーシティを受け入れて共に生きてゆくこと、
他の国の人たちのことを認めともに歩んでゆくこと
LGBTQを受け入れる社会
個人と個人がつながり生きてゆく社会
…などなど、今の世の中で見直されているものは競い合いではなく、皆共生のための動きでもあります。
お互いの存在を認め合うために、
互いを認めるために互いを知る古くからの智慧である易や気学は今の世の中においてその価値を見出せるのではないかと今改めて思います。
共生のために、そしてより良い人生を歩むために、
多くの人に今、易・気学を学んでほしいなぁ…とつくづく思います。
話の流れ的に少し宣伝のようになってしまって恐縮ですが、
気学Styleではこうした考えのもとでいろんな講座を行なっています。
少しでも興味が湧いたらぜひお気軽にお問い合わせいただけましたら幸いです。
この際ですので下にその講座を簡単にご紹介しておきますね。
気学Style 講座
九星気学ベーシック講座
九星気学Basic講座は、初めて気学に触れる方向けの講座です。
講座では、九星気学9つの星の基本プロフィールとそれが持つ特徴、
そして基本的な気学の知識(相性・方位の考え方など)を中心に九星気学の基礎を学んで行きます。
これから気学を学び始めたい方、方位の基礎をしっかり確認したい方におすすめの講座です。
期間はテキストが終了するまでが1サイクル、およそ12回前後で修了となります。
九星気学マスター講座
九星気学について、ゆっくり時間をかけて幅広く・奥深く学ぶ講座です。
Basic講座を受講後に受けられるのがよいですが、Basic講座と並行して受講いただくことも可能です。
この講座では、物事の裏にある原因を突き止めるための知識として九星の「象意」を学び、また、方位以外に人生・社会で活用できる「線路」「傾斜鑑法」「数理」などの気学の鑑定に関する幅広い技術や知識を一部易の話などを取り入れながら学んでゆきます。
また、運気の流れを見る一環として、各月の運気の流れなども解説して行きます。
基礎からはじめる易講座
「基礎からはじめる易講座」は、
易を学んでみたいけど敷居が高そうで…
という方のための講座です。
この講座では、易の背景、歴史などから易の構成や用語など、
「易を学ぶ上で、最低限これだけは知っておきたい!」
部分に特化して楽しく講義を進めて行きます。
複雑な易の読み解き、テクニックを学んでゆくための下地作りとしての位置付けとなる講座になり、全10回を予定しております。
・独学で易を学んでいて、改めてブラッシュアップしたい
・改めて易の基礎を確認し直したい
そんなみなさまにもオススメです。
*講座における主な内容
・易の歴史について
・易の背景、思想について
・易の構成となりたち
・易に関する用語について
・易の立て方
・説卦伝を読む
など
みんなで読む易六十四卦
基礎からはじめるぶ易講座」では、易に関する基本的な事柄からゆっくりとお話をしております。
そんな中、
「六十四ある易の内容・意味を早く知りたい!」
というご要望からできた講座、
「みんなで読む 易六十四卦」。
この講義では易のベースとなる知識とは別に、六十四ある易の意味を順番にやさしく学んでゆきます。
ただ、なにぶん六十四卦、64つの解説を順番に進めてゆくと
「自分の知りたい易卦がなかなか出てこない!」
という状況(お声)もございます。
そこで、今回講座をリニューアルし、講座進行を2章に分けることにいたしました。
・第1章では序論及び周易上経三十卦の解説
・第2章では周易下経三十四卦の解説
という形で周易に関して易卦それぞれの卦辞(本体部分)の解説を進めてまいります。(爻辞その他については別途講義を企画中です)
具体的な進め方といたしましては、第1章・第2章を別講義に分けて、各開催日の午前に第1章、午後に第2章を開催という形になります。
毎回の講義では3〜4つずつ程度を解説してまいりますので、それぞれ11回、もしくは12回の講義で全て解説終了となります。
易講座アドバンス
ある程度易の知識をお持ちであることを踏まえた皆様向けのコースです。
現在メニュー調整中ですが、
易卦(大成卦)の組み替え方など、
でてきた易に関する更なるアプローチを行い、より深く易およびその流れを読むことができることを目的とします。
こちらに関しましては間も無く詳細をHPなどでもご案内できるかと思います。
どうぞお楽しみに。
以上、気学Styleの講座のご案内でした。
易、気学はこれまで人間の生きてきた中で英知の詰まったとても面白いものでもあります。
ほんとうに多くの皆様にこれを学んでいただけたら、
いろんな意味で、みんな優しくなれるのにと思います。
それではご縁がありましたら講座の場などでお目にかかれますことを楽しみにいたしております。
お問い合わせはこのコラムのコメントもしくは
までメールでお寄せくださいませ。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。