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七赤金星の軌跡と2021総裁選

みなさんこんにちは。気学Style西島です。

1年以上続けておりますこのコラムも、流石に最近は何を書こうか考えることもしばしば。
時々やや迷走気味な感じで文章を書いている感もございますが、そうした内容でも毎回お読みいただいております皆様には本当に感謝です。

これからも色々と頑張ってゆきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、9月に入っていきなり興味深いニュースが飛び込んで参りましたね。

ニュースでも報じられておりますように、菅総理が総裁選には出馬しないというお話が大きな話題を読んでおります。

私的には今回の菅総理の決断は、本当にそう思われているようでしたら見るべきところはあるように思います。
今回はこの一件と、次期総裁に関して考えてみる形でコラムを書いてみようかと思います。

10月6日追記:
総裁選の最終予想のコラムはこちらです。

菅総理不出馬

今回菅総理は主にコロナ対策に注力するために総裁選には出ないことを表明されました。

安倍総理の辞任後、残った期間を引き継ぐという形で総理になられた菅総理ですが、総理を続投しないというのはある意味筋が通っている行いのようにも見えます。
安倍総理の残った任期をフォローするための役回りに徹した動きとも取れますね。

このコロナ禍の最中に総理の任を引き継ぎ、大変な中なんとか日本を引っ張ってこられたことには素直に敬意を払いたいと思います。
正直なところ、今の状況では誰が総理になったとしてもそれなりに叩かれることでしょう。
そうした「嫌なタイミングで総理になる」役回りを担ってこられたわけです。誰かがこの損な役回りを引き受ける必要があったわけですが、そこをやってこられたことはやはり大したものと思います。

そうした菅首相に対して野党は無責任の旨批判を行われているようですが、コロナ禍の中にあって相変わらず優先度の低いモリカケ・桜の話などを引きずってコロナのために割くべき時間を浪費させてきたのは誰あろう野党です。

批判をされるのは結構ですが、もう少しまともな形で批判を行っていただきたいものだと思います。

話が少し逸れてしまいましたが、今回の菅総理不出馬はなかなか興味深いところがございます。

8月、南東にいる七赤金星

菅総理ですが、まずこのかたの本命星は七赤金星です。
七赤金星の動きと菅総理の動き、少し詳しめに見て参りましょう。

9月4日現在はまだ気学的には8月ということもあり、少し振り返って8月の状況を見てみますと七赤金星は南東(盤面向かって左上)に位置しております。

前回のコラム(下記)

でもお伝えいたしましたが、辰巳、すなわち南東の場所というのは四緑木星の上に相当します。

前回のコラムでは、四緑木星の上に来た時というのは

新しい動きが大いに成長し、いよいよ花を咲かせようかという頃です。
勢いも強く、イケイケの時期・繁栄の時期でもあります。

という時期であるとご紹介しました。
つまり、拡大期です。
また、この四緑木星の上という場所はエネルギーが強いだけに問題の解決を行うにはもってこいの場所でもあります。

8月、菅総理はそういうところにいたわけです。
オリンピック・パラリンピックに目を奪われがちですが、この8月はそうしたお祭りの影でコロナへのいろんな対策が進んでいることも予想できます。

9月は中央に立つ七赤金星

そんな菅総理ですが、9月に入っての盤面で考えますと、菅総理の本命七赤金星は盤面の中央にやってきます。

中央とは、

咲き誇った花などが中途半端に萎んだり、植えたもの自体が倒れないようにしっかり手入れし丁寧に面倒を見て、大きく成長した植物…即ち繁栄を定着させる時期です。

と前回のコラムで書きました。

上の内容以外にも、中央に立つということは周囲がよく見渡せるようになりますので、プレイヤーよりもコマンダーとしての動きが捗り、また求められる時期でもあります。

9月に至るまで菅総理が行ってきたコロナ対策が相応の効果を上げてきているのであれば、この9月という時期はその効果をしっかり定着させるためのとても大事な時期です。

その大事な時期に総裁選に安易に関わるというのは悪手になりそうだというのが盤面から見えて参ります。
また、中央に立つということは自分が周囲を回す車輪の車軸になるということですから、総裁選などでバタバタ動き回るようなことがあればその動きはまさに論外です。

改めて、

「コロナ対策と選挙活動にはばくだいなエネルギーが必要。両立は出来ない、どちらかに選択すべきである。新型コロナウイルス対策に専任したいと判断した。国民の命と暮らしを守る内閣総理大臣としての責務」

…というのが菅総理の続投しない理由です。

四緑木星の上にいる時は人生・活動の拡大の時期ですが、
中央=五黄土星の上にいる時はその拡大の足を止めるべき時期です。

ことコロナ対策としてみた場合、コロナ対策をしっかり行い確実なものにするためにあえて総理として先へ進む足を止めた菅総理の動きは、9月中央にやってくる七赤金星の動きをなぞったようなもののように感じられてなりません。

なかなか何を考えているのか測りづらい菅総理でしたが、(上の言葉が何かの言い訳や建前でなかったのであれば)こうした動きをみてみますに、大きな流れに沿った、言い換えれば天地自然の理にかなった動きをされておられるようにも見えます。

これは引いては、
「菅総理のやってきたことは実は本来やるべきことを大きく外していなかった」
というふうに考えることもできるでしょう。

個人的には各党に関して思い入れはない方ですが、菅総理の今回の発言・動きに関しては少し感慨深く感じます。

次期総理は?

菅総理に関しましてはこの辺りにいたしまして、次に気になってくるのが次期総理です。

今現在、「総裁選に意欲」などという形で意思表示をされておられるなど、可能性があるとされているのが

・岸田文雄氏(本命:七赤金星・傾斜:九紫火星)
・河野太郎氏(本命:二黒土星・傾斜:七赤金星)
・高市早苗氏(本命:三碧木星・傾斜:四緑木星)
・下村博文氏(本命:一白水星・傾斜:一白水星)
・石破茂氏(本命:七赤金星・傾斜:四緑木星)
・小泉進次郎氏(本命:一白水星・傾斜:九紫火星)
・野田聖子氏(本命:四緑木星・傾斜:七赤金星)

という面々です。
今回の総裁選は候補者も二転三転しそうですので告示の9月17日にはどうなっているかまだわかりませんが、今の状況で気学的な観点からみておきたいと思います。

・お名前として

正直なところ、まずそのお名前を見てゆきますとこの中で一番良いのは
高市早苗氏
でしょう。一番名前が整っています。
残りの面々は正直厳しいお名前です。
その中でまだましと思えますのが野田聖子氏でしょうか。

・星の勢い:2021〜2022

星の勢いというところで考えた場合、
「2021年残り〜2022年にかけて」で考えてゆきますと
一番勢いがありそうなものから順に
1:三碧木星(高市早苗氏)・四緑木星(野田聖子氏)
2:五黄土星・六白金星
3:七赤金星(岸田文雄氏・石破茂氏)
4:二黒土星(河野太郎氏)
5:九紫火星
6:八白土星
7:一白水星(下村博文氏・小泉進次郎氏)

・三碧木星(高市早苗氏)は特に今年の後半から足掛け4年先まで調子が良い時期に入ってきました。
・四緑木星(野田聖子氏)も調子は良いです。

・二黒土星(河野太郎氏)も調子は良くなる方向性ですが、何分今年は坎入(冬の時期)からの病み上がりですので勢いはもう一つ伸び悩むというところ。
二黒土星に関してもう一つ言うのであれば二黒土星はどちらかというと表に出ない「縁の下の力持ち」の星です。
河野氏は総理というよりもその後ろでのまとめ役が良いように思います。

・七赤金星(岸田文雄氏・石破茂氏)も調子は良いのですが、来年から流れの潮目が変わってきます。活動的な流れは静かになってきますので勢いはトーンダウン方向です。

・一白水星(下村博文氏・小泉進次郎氏)に至っては来年坎入して冬の時期になりますので、今年は良くても来年が大変でしょう。総理になって早々にトラブって欲しくないところです。

・星の勢い:9月

さて、一方総裁選のある9月の盤面を見てみますと、今度は逆に絶好調であった三碧木星が坎入しています。

9月と言う瞬間の勢いを見てゆきますと

1:六白金星・七赤金星(岸田文雄氏・石破茂氏)
2:八白土星
3:五黄土星
4:四緑木星(野田聖子氏)
5:九紫火星・二黒土星(河野太郎氏)
6:一白水星(下村博文氏・小泉進次郎氏)・三碧木星(高市早苗氏)

…あたりでしょうか。

ただ七赤金星に関しましては今回述べておりますように、9月はあまりあちこちバタバタ動かない方が良い月です。
七赤金星に関しては総裁選において自分が動くか・人を動かすか…の動き方で明暗が分かれるでしょう。


・総じて

今回の面々をこうしてみておりますと、私個人といたしましては
名前的に高市早苗氏が総裁選に勝っていただきたいと思いますし、名前だけで言えば高市早苗氏が勝つのが順当なところです。
(正直その他のお名前は勘弁していただきたいクラスです。)
ただ、悪貨は良貨を駆逐するという言葉もございますのでその部分だけ心配です。

また、星から考えましても高市早苗氏が総理という線はありだと思います。

三碧木星は暗闇の中に現れる希望の光です。
このコロナの中にあって、希望の光が見えてくるということはやはり何より皆が求めていることでしょう。

9月、三碧木星は坎入こそしておりますが、三碧木星の坎入はさほど悪いものでもありません。大きな流れで見てみましても三碧木星の来年、あるいはその先にかけての勢いも上々です。

このようにしてみて参りますと、今年の総裁選、意外と女性総理の誕生ということもあるかもしれませんね。

もし高市早苗氏が総理になったとしたら、バイデン大統領が四緑木星で習近平国家主席が二黒土星ですので、その辺りの関係性も面白いことになりそうです。

果たして、9月の終わりに誰が総理になっているのか?
ぜひ注目して見守って参りたいと思います。

次回の投稿は9月10日です。

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