見出し画像

週末日記#33(2024年12月15日)

今週は、姿勢とメンタルの関係性、最良のメモスタイルの二つを振り返る。


姿勢とメンタルの関係性

僕は現在、在宅と出社のハイブリッド型で仕事をしている。在宅ワークで問題になるのが、OFFモードからONモードへのメンタルの切り替えだ。毎日出社するのであれば、環境が変わることによって強制的に気持ちの切り替えができるが、くつろぎと集中の両方を、同じスペースで完結させなければならない在宅ワークでは、気持ちの切り替えが思っている以上に難しい。

これをスムーズに行うべく試行錯誤を繰り返していく中で、「姿勢を正すこと」が効果的であるという推測に至った。この正誤を明確にすべく、以下の文献を参考にしながら考察してみる。

https://www.phrf.jp/ssl/ssl_download?f=zz6o6CZeaWuGD8kP.pdf

パブリックヘルスリサーチセンター・鈴木晶夫教授

文献によると、姿勢を正すことによって集中力が増すのは正しいという。その理由は、血流の流れが良くなり、副交感神経が優勢になるため、リラックスした精神状態を維持することができるからである。

姿勢は背筋の湾曲具合と顔の向きに因数分解できる。背筋が曲がり、顔が下を向いている時には、生気がなく、自信がなく、不健康で、暗く、弱々しい気分になることが報告されている。

すなわち、このような姿勢になりやすい、深く座れるソファや背中が丸くなりがちなコタツなどで作業すると、精神的にネガティブになり、仕事の効率が悪くなる可能性があるということだ。

対策としては、高さを変えることができるデスクや、正しい姿勢で長時間座ることができるチェアなどを新調することが有効だ。姿勢の問題だけではなく、家の中に「集中するためのスペース」を作ることは、気持ちの切り替えに大いに役立つ。

この文献によって、自分の「姿勢が精神をコントロールする」という推測は人間学、精神医学的に正しいことが明らかになった。この先、怠惰、怒り、不安、嫉妬などのメンタルに関する異常を感じた場合、それを考えて解決するだけでなく、坐禅などを通して体を正すことで解決を試みようと思う。


余談ではあるが、西洋では「心から体に」、日本を含む東洋では「体から心に」という順序で影響を及ぼすという考えが普及している。例えば、坐禅、茶道、剣道、弓道(などの-道の競技)では、集中するために、まず呼吸を整え、それによって姿勢が正され、その結果、精神が安定し集中することができると教えられる。

このように、東洋では「集中する術としての姿勢」があらゆる分野にて採用され、証明されている。

この記事ではこれ以上深掘りはしないが、興味のある方は、弓道と禅(の呼吸、姿勢、思考法など)の関係について、実体験に基づいて書かれた「弓と禅」という本を読んでみることをおすすめする。

最良のメモスタイルを検討する

昨今、手で何かを書くという機会が減っているが、僕は手で書くことによって得ることのできるメリットは、コンピューターなどでは代替できないと感じている。例えば、手紙は画面上の文字よりも、感情や、文字を通して書き手の人となりを伝えることに適していると思うし、考えを可視化するときには、大きめの紙に図表などを書き、考えを可視化することで容易に頭の中を整理できたりする。

僕はこのような理由から、日常生活からメモを有効活用していきたいと考えている。この記事では、メモの役割に適した道具やその目的を考え、最良のメモスタイルを検討していきたい。

僕が現在考えている最良のメモスタイルは 1)ポケットにも入るくらいの小さなメモ帳と、2) A4-5くらいのある程度大きめのメモ帳の二つの構成だ。

それぞれの役割はこうなる。

1) 備忘録(思考を文字として記憶しておくため)
使用例:仕事中、次に行うタスクを記憶しておきたい時、スマホを触れない環境下で何か良いアイデアを思い浮かんだ時 etc...

2) 視覚化(深い考察を理解しやすい形に整えるため)
使用例:主に聴く側のミーティングやキャッチアップがある時、仕事や私生活における長期計画を立てるとき、進行中のタスクの優先度や進捗を再確認するとき etc...

(ペンは小さいメモ帳用に小さく嵩張らないものを、大きめのメモ帳と普段使い(仕事の書類や手紙など)用に万年筆を検討している。)

このような道具でメモスタイルを考えてみたが、改善の余地は大いにある。備忘録に関しては、常に持ち歩いているスマホで補うことができるかもしれない。視覚化に関してはどこまで自分に適しているのかはやってみないと分からない。もしかしたら、手書きよりもパワーポイントなどの方が適しているかもしれない。

実際にこの方法で試してみて、結果は数ヶ月後に書こうと思う。非常にニッチなことをつらつらと書いてしまったが、誰かの参考になっていることを願う。


週末日記について

この記事は、筆者が一週間のうちにあった出来事を振り返り、反省し、今後に生かすために書いている日記です。当たり前のように過ぎていく日々をじっくりと考察する時間を設けるために、これを書き始めました。自分のために書いている日記ですが、少しでも誰かのためになればと思い、noteにて公開しています。反応を頂けるとモチベーションが少し上がります。

いいなと思ったら応援しよう!