ハムエッグ 【ふつうの料理とちょっとした話|vol.7】
三連休、みなさまいかがお過ごしだっただろうか。
我が家は、ひたすら散歩をしていた。
秋晴れの小田原は、山も海も景色がひらけて、絶好のお散歩コンディション。
最近のもやもや。
暮らしに感心を持ち丁寧に生きることは、その人自身の勝手である。
だが、他人様のことを悪くいうのは、どうしてもいただけないと思うのだ。
例えば、無添加食材を買う人がいるとして、
そうでない、大手メーカーが販売しているどこのご家庭にもあるようなプロダクトを「経済合理主義の中生まれた産物」のような扱いをするとか。
移住した人が、都心を悪くいうとか。
人間は成長しないな〜とつくづく感じる。
比べて悦に浸ったところで、何も変わらない。
みんな良かれと思って生きているんだから放っておきなさいな、と思う。
私は「良く生きたい」と思っているけど、度の過ぎた主張は持ちたくない。
考えを持つのは自由だが、そんなものいつでも譲れるし捨てられるくらいの余裕を持っていたい。
その方が新しい良いものも入ってきやすいと思うから。
今日は、ハムエッグ。
加工肉、大好きだ。
脂質がどうとか、塩分がとか、うるさい知ったこっちゃない。
手軽で美味しいんだから、いいのだ。
パンに乗せてもいいし、半熟っぽく仕上げて白米の上でお醤油を垂らしたらもう堪らない。呑兵衛の我らにとっては酒のアテにもなる。
自分サイズのフツーのしあわせを見つけて、勝手に愛でる。
それがいちばん、サステナブルだと思うのだ。