Vtuberはどこにいるのか

2022年2月21日に突如にじさんじにハマり、そこからノンストップで加速し続けています。しかし、見ているうちに、「Vtuberとは何者なのか」がどんどん分からなくなってきていて怖い。

前提として、私はVtuberのことを「バーチャルの世界に住んでいる存在」だと認識していた。彼らは画面を介してのみこちらに干渉できて、私たちは受肉しないとバーチャル世界に行けないし、バーチャル存在は現実世界には出てこれない。それはたとえリアルYotuberとのコラボだとしても変わらない。

加えて、にじさんじのライバー紹介を見ても「バーチャル日本」「VR関西」といった表現が見受けられるし

Vtuberの原義もこれなので

2016年11月29日に最初の動画『【自己紹介】はじめまして!キズナアイですლ(´ڡ`ლ)』を投稿。の中でキズナアイは「普通のYouTuberと違うぞ! ……と思ったそこのアナタ!」と現実世界に実在のYouTuberと違うことを言及し、「私実は二次元なんです! あれ……3Dだから三次元?」「まぁとりあえず、バーチャルってことでバーチャルYouTuberって響きカッコよくないですか?」と自身を「バーチャルYouTuber」と定義し、活動を開始。後にバーチャルYouTuberという用語を普及させた。(キズナアイ-Wikipedia)

こう見ていくと(元も子もない言い方だが)設定上は「バーチャル世界に住む者」という認識で間違いないのか?と思いつつ
でもやっぱり、というかむしろこの定義があるのであれば尚更

ろふまお塾は「おかしい」ですよね…?

なぜ”現実の”無人島に………………???????????????

こうなってくると話がおかしい。バーチャル世界に住むバーチャル存在であるはずの彼らが、現実の無人島に降り立ち、人間のスタッフと直接会話をし、現実の魚を捕まえ食している。
そんなことがありえていいのか?
バーチャル存在と現実の物体とのあいだに何の隔たりもないってことがありえていいのか?
剣持刀也さんはバーチャルの存在で、なのに剣持さんが持っているモリは”現実の”モリで、ということはバーチャル存在の剣持さんが現実のモリに”触れる”ということになってしまっていて
バーチャル存在の甲斐田さんのものまねに現実のスタッフが笑っているということは現実のスタッフは甲斐田さんのものまねを”見た”ということになってしまっていて

バーチャル存在である加賀美さんが持っているのがなぜか現実のカバンで、中に現実のコンタクトと現実のヘアワックスが入っていて(これ本当にどういうこと?気が動転してproduct買っちゃったけど?)
ということはバーチャル存在の加賀美さんは現実のヘアワックスでバーチャル毛髪をセットしているってことですか?

バーチャル存在の不破さんが現実の銀座にあるバナナジュース屋をおすすめしているってことはこの現実のバナナジュース屋に行ったことがあるってことですか?

これって何が起きてますか???????????????????????????????????????????????????????

もはやバーチャル存在はたやすく次元を飛び越え、現実の世界に「降り立つ」ことができる?そのバーチャルの肉体をもってして
「肉体はバーチャルだが、現実の世界に行き来できる存在」ということ?

そもそもライブがある時点で、とっくにそんなのは通過しているのか?
あれってライブに行った人はVtuberと”会えた”ということ?

というようなことを考えていると、全てがわからなくなってくる
バーチャル存在の葛葉さんが飼っている犬がバーチャル犬ではなく”現実犬”なのかもしれないと思うと怖すぎる バーチャル犬であれよ
ろふまお塾によって裏か表かの判断が「現実世界か否か」という単純なものでなくなってしまったがために(言い換えるとバーチャル存在が現実に降りたてるとわかってしまったがために)、彼らの身の回りのどこまでがバーチャルでどこからが現実なのかがわからなくなって…。

Vtuberを見ている数多の人々がこのへんの認識にどうやって折り合いをつけているのか本当に気になる。全ての解釈を聞きたい。そんな今日この頃。

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