20220514「喫煙者用おしゃぶり/虚構の街」

4月は忙しかったから、5月は狂ったように遊び人と会いまくっている。人と会うの、最高!

リモートワークの最中、いちいちタバコを吸うために換気扇の下にいくのがダルすぎる、という究極のものぐさから加熱式タバコを買った。不思議な商品ですね…。紙タバコの体験を再現できているわけではまったくないし、紙タバコとくらべると本当に赤ちゃんみたいな量の煙しか出ない。なのになんとなく「タバコを吸っている」という気持ちにはさせられるためシステム的にはガチでおしゃぶりと一緒で…。棒状のものを吸って煙を吐き出す、という行為によって喫煙行為を疑似体験する装置。おしゃぶりウメ〜。部屋で吸えるの最高。

渋谷のハチ公前、でっっっっかい大麻解禁のデモと等間隔に大量に配置されたコンカフェのビラ配りしかいなくて圧巻だった。最悪。

渋谷も新宿も池袋も、もう全部虚構になっているので実際にそこに立っていてもよくわからない気持ちになる。(私はこの話をずっとしていますがまたします)

渋谷は渋谷事変の街だ。去年間違えてハロウィンの夜に渋谷に行ったら、コロナだしどうもなってないだろうと踏んでいたのだが大間違いで、ハチ公前〜スクランブル交差点まで一切隙間なくあらゆる仮装をした人間で埋め尽くされていた。これって本当に渋谷事変が起きちゃうよ・・・!!!!!!!と切に思った。

新宿は龍が如くの街だ。殴られ屋の駐車場を初めて見た時そのまんますぎて笑っちゃった。あと如くの新宿、本当にありえないくらい道が汚く描写されていて、さすがにここまでじゃないな〜と思いながら見てたんですけど久々に歌舞伎町の方行ったらグラフィックとピッッッッッッッッッッタリ同じ汚さでした。

池袋はデュラララの街だった。あそこで描かれいた池袋はもう失われているが…。小学生の頃、はじめて車で池袋に連れて行ってもらったときの興奮、東急ハンズ、あのわけわからん銅像、サンシャイン通りのアドアーズ、高速道路…。ハンズがなくなってしまったの本当にショックだったな。

みたいな感じで、東京に行ってもありとあらゆる場所がフィクションと接続していて、歩いていても全く現実感がなくてふわふわする。まるで自分がなにかの作品のモブとして存在してるみたいだ。

そういえば今日、黛灰の物語を見終わった状態で見たALTAビジョンとスクランブル交差点の景色は壮観だった…。本当に今までと全然違って見える。ここが「黛灰が干渉した”現実”」。現実のはずなんだけど、「黛灰が干渉した現実」としてすっかり物語の内側に取り込まれてしまった。ただ単に聖地、というのも違う心地で…。これから新宿と渋谷に行くたびこの感情にさせられると思うと…。なんてことをしてくれるんだ。

東京はもう現実じゃないらしい。

ヒゲダンのcrybabyという曲、知らないで聞いたんだけど「日和る」と「リベンジ」という2単語のみで東リベの曲ということがわかりすごかったです。でもサビの「不安定な心を肩に預け合う」とかいう歌詞、ヤバすぎるだろ!そんなことをすな!!!!!!!!

おわり

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