子どもの預け方、有料部分について
■子どもの預け方について
最近、ちょっと考え方が間違ってたかもしれないと気づいたことがある。
石畑がコロナになって代役出演するにあたって、息子の面倒を見てもらう人をいかに確保するかを考えねばならなかった。
このとき、僕は「面倒を見ることができるかどうか」をいろんな人に聞いて回った。
座組のメンバーや、僕の親、妻の親など…。
いろんな人に聞いたのは、まずは可否を洗い出したかったから。
まず、劇場に連れて行くことが可能かどうかを確認した。
これが、僕にとっての「最悪のケース」だった。
「どうにもならなかった場合、最悪、劇場に連れて行くことができそう」という情報を得ることで、とりあえずの安心を確保した。
んで、次に佐々木の妻が「劇場にそれなりに近い自宅で面倒見るよ」と言ってくれたので、「お、ならどうにもならなければ見ていただこうかしら」と返事をした。
んで、次に僕の親に確認した。見てもらえると返事が来た。
ただ、僕の親は自宅から1時間ほどの距離に住んでいて、本番後だと22時くらいの帰宅になってしまうので、「15分ほどの距離感である妻の実家で見てもらえるなら、それが最良」と判断して、次に妻の実家に確認した。
で、結局、妻の実家で息子の面倒を見てもらえることに決まった。
ということで、最終的に、ここまでの「もしかしたらそうするかも」という連絡は、すべてバラシとなったわけだ。
この進め方が、非常に非効率というか、周囲に迷惑をまき散らしていると反省した…。
ただ、これは僕の中には必然性があって。
僕は基本的に「最悪のケース」を想定する癖があるので、まず「下限を引き上げていく」というスタイルで行動しているのだ。
普通、「妻の実家で見てもらえるのが最良」なら、1番は「妻の実家」に連絡をすべきだ。
妻にもそういわれて、「たしかに…」となった。
そうだ。理屈の上では、まっことその通りなのだ。
でも、なぜか僕はそれができない。
考えてみた。
たぶん、怖いのだ。
聞いていくなかで、徐々に選択肢が狭まっていくことを、何より恐れているのだと思う。
妻の実家に連絡をして、「ごめんなさい!その日は予定が!」と言われて、次に僕の実家に連絡をして、「ごめんなさい!その日は予定が!」と言われて、周囲に頼れる人もいなくて、その状況で、「劇場に連れて行くことは可能…?」と質問するハメになることが、僕にとって「最悪」なんだと思う。
だから、まず、その「最悪」を回避することに重きを置いてしまうわけだ。
選択肢がまだいくつかある状態、心に余裕がある状態で、「どうにもならなかった場合」の選択肢を確保しておこうとしてしまう。
最良に突き進む、のではなく、最悪を回避していく・・・。
いつの間にか、そんな生き方が当たり前になってしまっていた。
だけどこれ、みんな優しいから、すっごい迷惑をかけてしまうことになる。
やっぱ「息子の面倒を見てもらえるかしら?」と、その可否を聞いた段階で、「もちろん大丈夫!」とOKを出してくれるのだ。なのに、僕の中では「可能かどうか」を聞いているだけで、「お願いする」というフェーズには行ってない。
なので、「またお願いするときは連絡します!」というので、ヤキモキさせてしまうというか、「スケジュール仮押さえ」みたいなことになるのだ。
なんかもう、すっごい、都合のいい女みたいな扱いをしてしまっている。
いやはや。反省だ。
これ、性格のクセというか、根本の思想が行動に反映されていると思うので、相当意識的にならないと改善されないと思う。
頑張ろう。
■有料部分について
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プライバシーの侵害だ
ナイフみたいな文章を書きます。「毎日noteを書けるようになったら、月額マガジンをつくろう」と考えていた劇作家・福谷圭祐が、金をとらない限…
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