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教習所について(運転適性検査公開)

■教習所について

運転免許を持たないまま成長した32歳。
どこに出かけるにも妻に運転してもらうし、なんなら妻のご両親にハンドルを握ってもらって、偉そうに後部座席でふんぞり返っていることもしばしば。
正直、僕はこのままの人生でもいいのだが、さすがにこう、世間の目というか、妻の両親の目というか、妻の目というか、そのへんの全体的な眼球がアレなので、教習所に通うことに。

でっかい買いモンやで、ほんま。
30万払ってるぞオイ。無いて、そんな金。
ぜったい冷蔵庫買ったほうがええやろ。
ほんまにそれだけの価値あんのか、このライセンス。
頼むぞマジで。

で、先日一回目の授業というか、「運転適性診断」「入所説明」「運転者の心得」という導入の一日を終えたところだったのだが、なかなか楽しかった。

かなり「学校」的な空間というか、「先生と生徒」っていう関係性で、「生徒」になるのが久しぶりで、めっちゃ新鮮だったわ。

最初の適性診断で、筆記の心理テストみたいなのを受けた。

教壇に立った先生的な人が、「さて、これから一時間は私の指示に従ってもらいますからね。私が鉛筆を持って、と言ったら持ってください。書いてと言ったら書いてください。指示に従ってもらわないと困りますからね」みたいなことを言った。

「(おお~、先生っぽいぜ~)」と思いながら説明を聞いてたら、先生が「解答用紙の左上に、お名前を書く欄がありますね」と言うやいなや、「はい、もう今書き始めた人がいますね。まだ指示していないのにね。あーあ、ほんと性格が表れますよね。あなたは指示に従えない人っていうことですよね」と続けて、アップかましていた。

「(こ、こえ~…!そ、そんなもん書いてまうやろ…!)」と思った。
俺はたまたま鉛筆を握ってなかったけど、別にそんなもん書いてまう人はおるやろ…。
チュートリアルというか、「なるほど、そのレベル感の態度で臨むべきってことね」という理解はこれでバッチリできたけど、あのアップかまされてた子、どうか落ち込まないで欲しい。

それはもう、「おかしなこと」ではないよ。全然「普通」の領域やと思う。
で、その「普通」について、「一般的な“普通”が4~6の幅を持つとしたら、この場の“普通”は5オンリーの世界観だと理解してくださいね」っていうチュートリアルでしかないと思う。落ち込まず、「なるほどね」と思っていて欲しい。
ましてここに来てる子のほとんどが18歳とか19歳とかの子やろ。
なんか書いてて腹立ってきたな。なんやあのオッサン。
そのやり方はたしかに「便利」で「楽」やけどさぁ。
絶対に毎回書いてまう人がおることわかった上で、テクニックとして運用してるやろ。
コスい支配術使いやがって。
国家資格の指導員っちゅーのはエライもんですのう!!!!!

とかなんとか考えながら、受けた適性診断の結果がこちら。
刮目せよ。この、免許を取ってはいけない側の人間の数値を!

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