見出し画像

奈良学生演劇祭2022の感想について

奈良学生演劇祭2022の審査員を務めてきた。
とっても楽しかった。
同じく審査員を務めた山口茜さんとは、先日のリーディング公演ぶり。
ゆうてもまだ同じビジネスシーンでどうもどうも的なトークをした程度で、あまり腹を割って話すというようなことはできていない。
にも関わらずというかなんというか、こうして作品の解釈を通じてああだこうだ話すと、自分の人間性・キャラの根っこみたいなものが露出して伝わってしまっているような気がして、なんだか恥ずかしいものである。

同じく審査員の山崎彬さんとは、たぶんiakuの公演終わりの飲みの席で初対面を経て、それから数年ぶり、二度目の対面だったと思う。
活躍を目にしているどころか、悪い芝居『キスインヘル』をがっつり食らった記憶がまだ新しく(全然芝居を見に行かないので、いまだにこれをしがめる)、なによりやっぱ山崎さんって見た目がカッケーから、「(はわぁ…山崎さんだぁ~…)」と思いながら喋っていた。
「ハンターハンター、マジ大好きなんで、うらやましいっす…!」と、なんかカス後輩みたいな一言を放ってもうたのを若干後悔している。
なんであんなコバンザメみたいなことゆうてもうたんやろ。悔しい。びくんびくん。

濃い目の演劇ファンは「(あれ?モノモースのとき、福谷って山崎さんに対して、なんか若干ガチャガチャッとしてた感じなかったっけ?)」という記憶が残っているかも。
僕も記憶には残っていて、「あれはまあ、ゆうてもさすがに、パクッてましたよね?」とか言うてみよかなと頭をよぎったりもしたが、さすがにサブいのでやめておいた。
あと、僕の認識では山崎さんは谷賢一さんとそれなりに近しい距離にいたような気がしてたので、「谷さんについて、今どんな気持ちですか?」と言うてみよかなと頭をよぎったりもしたが、これもさすがに井上公造すぎるのでやめておいた。

ホントもう、心の底からこんなことが頭をよぎらない人間になりたいと願う。誰か俺が寝てる間に脳をいじくっておいてくれ。

ほんで、4団体の作品を観劇。
それぞれの感想をバババッと書いていきたいと思う。
参加した方も読むと思うが、これは正式な講評というよりは、審査員的な立場を一旦離れた、いち個人の感想文だとご理解いただけますと幸い。

100円の有料設定をさせていただくが、関係者の中の誰か一人が、スクショやコピペをうちうちで共有してもらっても全然かまいません。お好きにどうぞ!

いやあ、こういう若い人たちの作品を見るのは本当に久しぶり。
すごく活力をもらったが、その反面、「僕がもう二度と戻れないその場所」をまざまざと見せつけられ、結構落ち込んだりもした。
なんかこう、リア充を見る感覚というか。

まあでも、こいつらクリスマスに演劇してるようなやつらやし、リア充ではないか。

……なあ、なんで俺そんなこと言うん。
みんな、絶対こうはなるなよ…?

***

ここから先は

5,070字 / 1ファイル

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?