見出し画像

公立の通信制高校に行ってたときのこと

最初にことわりをいれておくと、今回のnoteは「伝えたいこと」があるわけではなく、ただの体験談です。ご興味があれば、ぜひ。

何度かこのnoteでは話しているけれど、わたしは高校2年生の春に体調を崩して学校に行けなくなった。

出席日数も成績も足りなくて、3学期には留年する?退学する?みたいなことも考えていた。

そこで担任の先生が「ここは県立高校だから、同じ県立の通信制高校に行けば、退学ではなく”転入学”ができる」と助言してくれて。

そのころには、もうしんどすぎるし学校には行きたくないな~くらいには思っていたから、高校中退よりは高卒にはなる方がいいよね、となんともいえない消去法で転校を決めた。その日は、わたしの17歳の誕生日だった。

通信制の高校って言ってもいろんな校風があると思うけど、わたしが行ったところは同年代も年上の人も同じくらいいたような気がする。

自分がとっている単位の分だけ授業を出て、それが終われば午前中だろうと家へ帰る。逆に空き時間もできたりして、なんだか大学みたいだな~なんて思ったな。

小学校、中学校、前の高校は仲良しなグループというのが自然とあったけれど、はじめてそういうグループがない場所に所属した。ちょこっとお話する子は何人かいたけれど、あっさりした関係だった。

授業で座る場所も、お昼を食べる場所も、いつ来ていつ帰るかも、全部ひとりで決めてひとりで過ごした。友達と居るのとはまた違う居心地の良さがあった。

当時のわたしにとって、幸い授業内容やテストは難しいものではなかった。まあ1年前までフツウに高校生をしていたから、ほぼ復習的な立ち位置だったのもある。

働きながら通っていた人は大変だっただろうな。数学の先生に質問攻めしてた40代くらいの人、めっちゃ印象に残ってる。。

通信制高校時代はとにかくたっぷりの時間ができた。何かに追われることがない、自分だけの自由な時間だ。
「これだけ時間があるのなら何かしなければ」という焦りの気持ちが芽生えることもあったけれど、学業に専念してるって前向きに捉えたりもできた。”学生”という身分ならではだな。

あと、その高校は卒業率が低いらしくて途中で辞めちゃったり、在籍年数が8年を超えて除籍になる人も多いんだとか。そりゃあ働いてる人もいるし、公立だから手厚いサポートみたいなのもないし、難しいよね。

だから卒業が決まったとき、ちょっとだけ誇らしかったな。

卒業って、おめでたいことなんだな~って身をもって実感した瞬間でした。


おわり。



結果的に通信制高校には2年通いました。
高1、高2を前の高校で過ごして、2回目の高2、そして高3を通信で過ごして。

この経験は、自分にとって暗いものや隠したいものではありません。
「高校4年行ったんだよね~」って会話するのも全く抵抗がないです。

だからこそ、ちょっとだけ珍しい経験として書いてみました。

ちなみに無事卒業したあとのわたしは、ホテルの専門学校に行くことになります。この話はまた、どこかで。



抹茶リビングは、WEBショップでオリジナルの抹茶やセレクトした雑貨を販売しています。
よかったらチェックしてみてください◎



YouTubeでは、抹茶のある暮らしのようすをアップしています。
こちらもぜひ。






いいなと思ったら応援しよう!

きえ | 抹茶リビング
サポートをいただいた場合は、抹茶の魅力を伝える活動に使わせていただきます。