【南瓜とマヨネーズ】
ツチダ、とんでもないクズ女だな笑
万札が麻薬に見えたのは私だけかな。
どこまでも寂しくて自己満な女。
この、声荒げて別れを阻止する感じとか、「貴方のために無理してるのよ!」とか、もういい加減聞き飽きるくらいこういうだらしないキャラクターっているけど、なんだろう。このツチダの儚い表情は臼田あさ美によって魔性の女となる。
そして全てを見透かして凄く斜め上からくるのがハギオ。(ハギオ演じるオダギリジョーが凄まじい色気と、女癖の悪さをしっかり出してくれてて配役最高です。)
そうなんだよ、このツチダにとっては不器用でネガティブで繊細なせいいちだろうが、楽天的なハギオだろうが、考え方とかいらないからずっと一緒にいてくれる保証が欲しいだけなんだよ。
【どうせまたお前は俺を求めるよ】
ハギオの発する言葉が全て。彼女はいつも丸め込まれる。
どうか、ツチダが、このクズでどうしようもない女が男に恵まれませんように。
恵まれちゃうとこの人、またよろけて歩けなくなっちゃうからさ。
…って思ってたらようやく曲書いたせいいちが戻ってきたよ。うわ、この人少しの間で心に余白作れたんだな。凄く優しくてあたたかくていい曲だった。
100分映画で展開も緩やかなので、比較的見やすい作品でした。