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【癌日記0日目】軽い気持ちで受診したら卵巣がんの疑い なぜ?

子供の夏休みが始まる少し前、ちょっとお腹がいつもと違う痛さな気がして婦人科に行った。すごく痛いというよりも、いつもと違う痛みが少しした。子供と3週間のアメリカ旅行の前だったので、帰国したら手術になっちゃうかもしれないなーぐらいの予感はあった。

悪性腫瘍の可能性ってどういうこと?

診察が終わって、私の顔を全く見ずにエコーの画面を指差しながら先生は、「卵巣が大きくグズグズした様子で画面に写ってる。悪性の可能性がすごく高い卵巣腫瘍です。とにかくできるだけ早い日程でMRIをとりましょう」という。

この時は、「卵巣に悪性の可能性高い腫瘍」→「卵巣がん」と、結びつく知識がなかった。

先生はこの日「腫瘍」という言葉はつかっても「」という言葉は一度も使わなかった。

その代わりに先生があまりに何度も「もっと聞いておきたいことはないのか?」と聞くので、これから夏休みに子供と3週間アメリカに行くのだけれど、それが終わって治療を始めるのではダメなのか? といったことを聞いた。

翌日にMRIを予約

先生はとにかくすぐ治療に入るのが最善策。卵巣が大きくなっているから卵巣系捻転という卵巣が回転して激痛になり症状やその他何が起こるかわからない。しかも海外の医療費は高額だ。よく考えて欲しいと真剣に言った。

その様子が鬼気迫っていて、MRIは最短の翌日予約をしてもらった。

帰り道に「卵巣腫瘍」を検索すると「卵巣癌 余命」という検査結果を目にしてようやく。

先生は「卵巣癌」の可能性が限りなく高い。と言っていたことを理解して、「あっ。私80歳じゃなくもうすぐ死ぬんだ」と理解して涙がボロボロこぼれた。

そのまま妹に「私、卵巣癌の可能性が高いみたい。子供の成長を見ずに死ぬみたい」と泣きながら電話した。

一方で、まだ現実感がなくて「どうせ死ぬなら、アメリカ行って楽しんでからでいいよね」みたいなことも口にしていた。

この日記は以下のマガジンにまとめています。


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