弟子時代(その1)
ようやく、自分の目指してる特殊メイクの世界
に入り込み、勉強出来る環境に辿り着いた私は
毎日が新鮮で楽しみでしかありませんでした!
ただ、弟子の仕事はいわゆる"なんでも屋"
師匠の鞄持ちからおつかい、電話番、パシリ
洗車、掃除、そう、作業のアシスタントなんて
先輩方がやるのでさせて貰えない!
師匠がやる作業をただただ見てるだけの日々。
師匠や先輩たちから直接指導される事もない。
むしろ邪魔しない、邪魔にならないように
ただただ眺めているだけの日々。
当然、面白くなく、早く作業覚えて、任せられる
存在になりたいと思う日々、、、
大阪の肥後橋に事務所工房があったので
私は朝9時に事務所の鍵を開け、まずは掃除!
作業台の前日の作業途中の制作物に気をつけて
机まわりや、その他の場所、トイレの掃除を始める。そうこうしてると先輩達が来る。
しばらくすると師匠から電話。
どこどこに寄って行くから何時くらいになる。
作業をある程度進めておく指示を先輩に伝える。
私はその先輩達の作業のアシスタントをしたり
片付けや準備を任される。
心の声、俺はお前達の弟子やない。
偉そうに人を使うなよ!
いつか絶対追い抜いたるからな!
お昼前、だいたい師匠が事務所に来るのは
お昼前!事務所に来たらすぐ昼ごはん!
だいたいが隣の喫茶店のランチか
肥後橋南蛮亭のメキシカンカレー、鳥丼!
近くにあった立正佼成会の地下の食堂!
どこのお店も美味しかった!
現在も肥後橋南蛮亭は娘さん夫婦がやってます!
食事が終わったら、喫茶店!
師匠は必ずお昼の後はコーヒー!
この頃私のコーヒー好きが確立されたようだ!
毎日コーヒーを何杯も飲むカフェイン中毒に
なったのは師匠のせいかもしれません!
と毎日のようにコーヒーは奢って下さいました!
そして事務所にもどり制作再開!
この時点ですでに午後2時くらい。😆
通常私達が帰らされるのは6時!
師匠の作業を見れるのはだいたい4時間という。
それでも毎日刺激的で最高でした!
クソな先輩達に偉そうにされながら
しかしながら中には良い先輩も!
松本先輩(松本先輩は弟子ではなく、アクター、歌手として師匠に就いていた)いまだ松本先輩とは
たまに会います!マイケル松本さん!
は良き理解者でした!
あまり当時何を話したか覚えてませんが
色々助言、アドバイス頂いてましたね!
有難う御座います!
そんな毎日を過ごしながら、1年、2年と
時は過ぎて行くのでありました!
今回はここまで
弟子時代(その2)に続きます。
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