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【保護者編】事例2:母親の代わりにお迎え(父)に行くと、「ママがよかったー」「なんでママじゃないの?」と泣かれてしまい、先生から離れてくれず保育園から中々帰ることができません。

今回の事例は、母親の仕事や体調不良などで、日頃あまり送迎に来る機会が少ない父親からの相談です。父親も仕事の調整を付けてお迎えに行ったものの、わが子から全面拒否とも感じてしまう姿を目の当たりにし、何とも言えない気持ちになってしまい、同時に母親の偉大さを感じる1コマでもあります。今回の回答は、お父さんにに向けてのエールです!!

◆子どもは日々のルーティンを体で覚えています
◆子どもとの関わり方を見直すいい機会です!
◆子育ては母親にかなわないの⁈
◆まとめ


◆子どもは日々のルーティンを体で覚えています

お迎えを待つ間、子どもたちは自由遊びをして過ごしていますが、時計を読めない月齢の子どもであっても自分のお迎え時間は徐々に認識していきます。なぜそんなことが分かるの?と不思議に思うかもしれませんが、よほどのことがない限り、各家庭のお迎え時間は決まっています。

要は、Aちゃんのお迎えが来た!次は自分の番だ!と周りの友だちの帰る順番で概ね自分の降園の順番を理解しているのです。

そして、子どもは毎日のお迎えが母親なのか父親なのか認識しています。幼児になると、仕事の都合で突然お迎えが父親や祖父母になっても、なぜお迎えが変更になったのか尋ねることができるので、ある程度納得して降園することができます。


◆子どもとの関わり方を見直すいい機会です!

せっかくお迎えに行ったのに、「ママがよかったー。」と大号泣されるのは交代した側(父親等)も残念な気持ちになってしまいますよね。このような状況は1、2歳児に見られがちです。

Q:お迎えに行った時に「あれ?ママじゃないけど、パパだー-!やったー-!!」に代わる魔法はあるのでしょうか?

A:あります!!ただし、その魔法は「継続とコミュニケーションの力が必要 です。」子どもと毎日1分でもいいのです。必ずコミュニケーションを図りましょう!プラスオンでスキンシップがあるとなお良し!です。

要は、子どもに父親という存在を覚えてもらうことが解決の秘訣なのです。
お仕事が忙しくて、出勤、帰宅後は子どもと生活リズムが違っていて会えないというお父さん!今は、とても恵まれた時代です☆工夫はいろいろです。

工夫1.
1分でもいいので、子どもに向けた動画を撮影しママに子どもに見せてもらうようにする。
工夫2.
お休みの日に、たっぷり子どもと遊んで顔を覚えてもらう。抱っこをたくさんして懐の広さを利用して安心感を感じる記憶を作る。
工夫3.
保育園から自宅までの帰り道で子どもとお気に入りの公園を作り、お迎えに行った時にパパがお迎えに来たらお気に入りの公園でプチ寄り道ができると期待させる環境を作っておく等


◆子育ては母親にかなわないの?

はっきり言います。

「全くそんなことはありません。」

なぜなら、子育ての原理原則は各家庭の諸事情を除き、

「夫婦で力を合わせて行うもの」だからです。

ここで重要なのは、各家庭の方針と事情に応じた子育てにおける母親と父親の役割に対する夫婦間での共通認識と分担です。


◆まとめ

今回の事例において様々な提案を記載しましたが、これには、最強の理解者と協力者が必要であることを伝えておきます。
それは誰か?

日頃から子どもに関わる時間がお父さんより多い、お母さん(家庭の事情によっては主に子どもの面倒を見ている人)です。☆

各家庭において母親と父親の役割はあると思います。子どもの発言には悪気はありません。保育園のお迎えの際に今回の事例のようなことがあっても決して力を落とさないでください!!

大丈夫!!
子どもにとって、お父さんも大好きな存在なのです☆
応援しています☆


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