関西のライブハウスと東北人の感覚について
大阪には、2017年4月から2020年3月までの3年間居りました。その3年間で、行ったライブハウスの数が26。(ライブやコンサート、文楽・プロレスまで含めるといった会場は、その26を含めて計42かなあ)もちろん何度も行ったところもあります。仙台に居たら行けなかったライブハウス。ほんとに一つ一つに思い出があります。その中でも京都磔磔(たくたく)。初めて認識したのが、当時東京百歌(仙台百歌・石巻百歌・白石百歌など宮城でも多くやりました・携わりました)の京都会場としてでした。「はりつけはりつけ?」読めないですよね(苦笑)。いろいろ検索すると、伝統と時代を作った感バリバリ。KBS京都I君に話すと「良いライブハウスですよ、うちから近いのでぜひ来てください」とそんな重い感じでもなく(笑)。そんな話をしたのも東京時代だから10年以上前ですが。そして、大阪いるうちにどうしても行きたいライブハウスでした。そして去年、ようやく。2019年7月12日にリクオ『グラデーション・ワールド』発売記念スペシャル・ライブ〜 【出演】リクオwith HOBO HOUSE BAND(ベース:寺岡信芳/ギター:高木克/ドラム:小宮山純平/ペダルスティール:宮下広輔) に。ここまで気にしといて、どんな箱かなんて特徴を覚えてなく(蔵だったとか)。ここにきての知識は「すごいライブハウス」「Iくんちが近い」くらい。仕事終わりに急いで阪急梅田駅に向かい、阪急で京都へ。まさか蔵かよ。こういうことかよ。いちいち感動して、ライブが始まるのを待ちました。そして。良かった。泣いちゃいました何度も。終わって仕事終わりのI君と合流して、大阪方面の終電まで一杯付き合ってもらいました。この番組見るとわかるのですが、ライブハウスって「人」なんです。そのあと、無くなってしまう「十三ファンタンゴ」「十三クラブウォーター」も行きました。そこで思ったことも「人」なんですよね。人。ライブハウスが音楽を愛している人をつないでいるのです。大阪(関西)のライブハウスって、50代も60代も当たり前にお客さんでいて、野次飛ばしながら酒飲んで楽しんでいるのですよオールスタンディングで。トリを務める憂歌団の木村充揮さんが、普通に自分の出番より前のライブ観て、ビール飲むのにカウンター並んでいて、お客さんに声かけられて、談笑してるんです。関西の人には当たり前なんですよね。高校までいた山形では、ホールコンサートにはいってましたが、ライブハウスでのライブには行ったことなく。初めていったライブハウスは、中3の時やっていた自分たちのバンドのライブだったし(苦笑・山形ミュージック昭和)。大阪行く(約3年前まで)前の仙台のライブハウスで一番年取った人は、40代の自分が一番年上か、ライバル局のSさんか(すいませんSさんw)。60代のおっちゃんおばちゃんがライブハウスで楽しんでいる姿。ほんとかっこよく、うらやましく。仙台もライブハウスもそうなってほしい、心からそう思いました。そして、これからでも、と。そんなタイミングでコロナ禍。せっかく関西で学んできたこと東北でなんかできないか、なんて思っていたのに。そんな中でのこの番組。系列局ではありません(苦笑)。こんな勧めていいわけありません。でも観てほしいのです。こんなコロナ禍だからこそ。
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