【追悼レポ/中編】【第一回ホラーホリック公式オカルトイベント】四隅の怪【廃墟・心霊スポット・降霊】
お待たせいたしました
永遠のガキンチョ a.k.a @KID Presents
~関西オカルト調査隊~
『Hrorro Holic』コミュニティ
第一回公式イベント
[降霊術]四隅の怪[心霊スポット探索]
の詳細レポートをお贈り致します。
大阪でも5本の指にはいる有名な心霊スポット[一龍旅館]にて
深夜00:00より行われた
相乗効果を狙った二重降霊術
[四隅の怪+α]
今回も例にもれず。
俺とヤギヤギさんが集うと、何故か予定外のアクシデントに見舞われるとゆうジングスが発動されましたwww
これだからオカルトは面白い
面白かったからちょっと長くなるよ?
2012年2月15日
PM9:00
もうすでに恒例になりつつある、俺ん家の近所のファミレスでの事前ミーティング開始
今回の参加メンバーであるT-bag(以後Tさん)とヤキニク(以後ニクさん)が来た後30分位でヤギヤギ(ヤギさん)が合流
食事しながら今回のイベントの意図と段取り、現場の説明等を一通り通達して
いざ現場へ
PM10:00
俺とヤギさん、Tさんとニクさんに別れ、2台の車で移動。
途中でちょっと買い出ししたりなんだかんだ1時間くらいで現場の水間公園に到着
PM11:00
水間公園の駐車場に車を止め
荷物をまとめて全員で暗い公園内へ
この時点でもう既に街灯もなく、今夜は月も出ていない
しかも雨こそ降ってはいないが風の冷たい曇り空…
公園内は真っ暗で既に雰囲気がヤバい。
しかも連日の雨後の為、まだ地面は濡れた状態だ
駐車場から徒歩で現場へ向かおうと、公園の入口で先導を切っていた俺とヤギさんは
ここでしょっぱなから早速手痛い洗礼を受けた…
辺りは真っ暗なのでライトがないとまともに前が見えない。
『よし、いくぞ』
とボンヤリ見える道の影にそって、ライトも付けずに意気揚々と公園に足を踏み入れた俺達は
次の瞬間、
公園入口のポールに横渡しで繋がれた黒い鎖が見えずに
モロに腰の辺りに激突www
不意を突かれた俺達は
二人同時に『うぐぉっ』と悶絶www
@『…くっ…みんな…
危ないからライト点けろ…
うう…』
公園入口から2分くらいの大通りを歩くと、現場である『一龍』のある森への脇道が現れる。
これは知らないと解らない秘密の裏山道だ
山道に入ると一気に気温が下がる…
さらに周りの木々のせいでここから更にどんどん暗く、不気味になっていく…
そして剥き出しの山肌にはまだ雨の後が残っていて、かなり滑る
@『気ぃつけろよ?足場確認して』
俺達は慎重に森の奥へとゆっくり足を進めた…
森に入ってしてしばらくすると
右手に、暗く不気味な廃墟が見えてくる
いや、これは俺達が既に行った事があって場所を知っているから分かるんだけど
初見だと
知らないうちに、気付いたらそこに現れていた
とゆう感じだ
それ程闇に同化した、生気0のボロボロな巨大廃墟
『一龍旅館』
壁面に見える無数の窓はすべて割られ、
その奥は、吸い込まれる様な異常な位の完全な闇
壁は雨に染み入られ黒ずんでいる上に
不気味な木々の枝や蔦がはい回り、その生気の無い存在感を悪い意味で跳ね上げていた。
山道からさらにサクを越えて
深い森の中に佇む不気味な廃墟
一龍への侵入を開始した
ここが旅館の入口だ
館内の壁面には至る所に無数の落書きが書かれてある。
かなり有名な心霊スポットな上に、道さえ知っていれば非常に侵入しやすいポイントなので
ここを訪れた者達の人数の計り知れなさを痛感する
館内はライトが無ければまず何も見えない、完全な暗闇だ
ここで一龍龍の大まかな見取り図を紹介しておこう
一階は入口(見取り図の左側)から旅館の反対側まで一本道の長い廊下
かなり強力なライトでないと反対側まで光が届かない
吸い込まれる様な闇が反対側まで続いている
左手側に客室が5部屋
しかしいずれも床が抜け落ち木材が剥き出しの上、腐食が激しく、雨の影響で足場が非常に悪い
普通に探索するのも困難な状態だ
中へ進むと
右手側に2階への階段があり
さらにその奥には、館内で一番広い部屋がある
おそらく元調理場かなにかだろう
四隅の怪を行うには理想的な広さだが
いかんせんここも足場が悪い…
ライトを照らしてもしっかり足元を確認して歩かないとまっすぐ歩くのも危うい感じだ
その奥は突き当たり
といっても壁ではない
なんと崩れ落ちた土砂が一階部分の廊下を全て埋め尽くしてしまっているのだ
この先はおそらく
廊下左手奥に見える浴場らしき部屋への廊下になっていたはずだ
つまり先に見える浴場への道はここで閉ざされてしまっている
俺とヤギヤギさんは前回日中探索に来た時、浴場まで行く勇気と元気が無く、浴場の探索を断念した。
何故なら、その浴場は、周りが全て湖に囲まれた屋内露天風呂なのだ
壁から壁への乗り移りは非常に危険だった
だがしかし
今回は深夜で不気味な雰囲気は最高潮
前回とは探索のテンションがまったく違う
今なら何も怖くない
@『行ける!俺が行ってくる!』
荷物をメンバーに渡し身を軽くした俺は
ライト一つを持って、窓を乗り越え
壁を隔てた離れの浴場までソロ探索を開始した
足を滑らせると、下にある真っ暗な湖まで一直線だ
慎重に足場を確認しながら浴場へ侵入
浴場は湯舟以外となにもない殺風景な部屋だった
ただ、入口が
さっきの廊下同様、一面全部土砂で埋め閉じられていた。
一通り浴場の調査を終え
結構足場も安定しているので、
ヤギさんを呼び入れ
二人で前回のリベンジを果たした。
次は2階だ
俺達はもと来た道を引き換えした
↑この写真
Tさんの頭の右上あたりに大きくて綺麗なオーブが一つ写っている。
ここまで綺麗に撮れるのはめったにないので、貴重な写真です。
そして階段を上がった
2階に上がるとさっき宴会場のあったあたりの部分が全て屋外になっている
その先は、土砂崩れが起こった後の蔦や枝に覆われてやはり先へは進めない。
そこから見える湖の夜景を録ってみた所
この写真だけ煙状のキリがはっきり写ったんだが
なんだろう?
何故か凄く違和感がある
2階も階段を上がって廊下右手側に部屋が五つ
端から一部屋づつ探索する
2階は一階にくらべ床の損傷が少ない
得に一番奥の部屋は
俺が下見時に目を付けた部屋で
比較的足場が安定していた。
2階の真ん中の部屋の一つに
部屋全体が真っ暗に焼け焦げた
死傷者を出したと言われる悲惨な火災事故を物語る部屋があった
おそらくは、ここが発火元だろう
そして不思議な事に
何故かこの部屋だけ
部屋に異様に植物が育っている。
なんなんだこの部屋の生命力は…
日がよく当たるとか、炭か何かに肥料になる栄養があるんだろうか?
さらに恐ろしい事に
この異様な生命力に溢れた火災現場を撮影してみた所
びっくりするくらいの無数の小さなオーブが部屋中を飛び交っている写真が撮れた。
オーブってのは部屋内にある埃や羽虫なんかがピンボケて写ったモノなんだけど
大概が手前にある小さな埃にピントが合わずにボケて丸く写るので、ある程度大きく写るのが普通なんだ
でもこれ
オーブにしてはちょっと距離感的に小さ過ぎな感じがするよな?
とこのイベントの後で写真を見直していたヤギさんと話していた。
2階の終点は
一階入口の真上だ
ここから顔を出すと、一階の入口を見下ろす感じになる。
続いて三階の探索
三階の部屋は四つ
しかしどの部屋も
おそらく風雨の影響のせいで
床が全面的に抜けたり腐ったりしていてアウトだった
しかし、その部屋の、おそらく布団等をいれておく押し入れ的な部屋だけが
異様に綺麗な状態だった
なんだこの壁の綺麗さは…
写真を撮るとその部屋だけが反射して白く光って見える。
なぜこの部屋だけこんなに綺麗なんだろう?
三階は少し部屋が狭く
そのぶん野外にオープンバルコニー的な空間があった
外から部屋を見るとまた違った不気味さがある
さてこれでとりあえず旅館は全て探索しおわった。
やはり、今回の本題である『四隅の怪』を行える場所は
火災元の部屋の隣にある
2階最奥の部屋しかないな
と結論が出た。
俺達はベースをその部屋に決め
さっそく降霊術の準備に取り掛かった。
二つの五忙星を組み合わせ、四人の本名と年齢を書き入れた、降霊陣を作成し
準備は着々と進められた…
しかし…
ここでまた
俺の悪癖が炸裂する事となる…
@『あっ しまった…
水持って来るの忘れた…
誰か水持ってきてない?』
今回もまた、ADD炸裂
水は霊が依りやすい媒体になるので
今回結構重要なアイテムだったのに…
う~ん…どうしよう…壁に水は滴ってるけど、コップに貯まる程でもないし…
相談の末
俺とニクさん、ヤギさんとTさんの二人づつに別れて
片方は水の探索
片方は現場で待機する事になった
もちろん俺は水探索の方だ
ニクさんを連れて
二人で暗闇の中を走り一階まで降りて、外に出て、湖の水でも汲んでこようかな?…
そう思って外に飛び出た俺達の身に…
予定外のアクシデントが起こった。
暗闇の中を水を汲みに旅館の外に出た、俺とニクさん
すると
暗闇の奥から、嫌な声が聞こえてきた…
『キャハハwww』
『やめろってお前マジでこわいってwww』
『ちょっとぉもぉ~www』
ハッとして山の方をみると、白いライトの明かりが見える。
うわ…こんな時間にこんな場所に来る奴らの目的は一つ
俺らと同じく心霊スポットに肝試しに来たのはもう間違いない
声の感じからかなり若い5~6人くらいの男女グループだ。
俺らはすでに館内にベースを張ってて隠れて過ごす訳にもいかない
どうせ中まで入ってくるだろう
ハチ合わせ方によっては
マズイ展開になりかねない
焦った俺は一先ずライトが漏れない様にニクくんを連れて急いでベースに戻る
待機組のヤギさんとTさんも当然声に気付いてライトを窓の外に向けている。
@『ちょっ ライト消せって 』
とりあえず、まだ向こうには気付かれてはいないみたいだ…
@『どうする?』
ヤ『声かけて一緒にやろうよ?って誘ってみます?』
遅かれ早かれ奴らは間違いなくここまでくるだろう…
めんどくせ~なもう…
ここで
自称エンタテイナーの血が一瞬フッと沸いて
俺のイタズラ心に火が付きワクワクと騒ぎだした。
『せっかくの肝試しだ…いっちょ驚かせてやろうか?』
@『よし、じゃあ
一人づつ別々の部屋に隠れて、
前線で俺が距離を計るから、
アイツラがここまできたら、
俺が壁を叩いて合図する、
したら全員で一斉に壁を両手で
バン バン バンって叩くのどうや?』
ヤ『良いっすね?それやりましょう』
せっかくの奇妙な偶然だ
お互い楽しまなきゃ損ってモンだろ?
奴らはもう屋敷の目の前まで来ている。
素早く各自各部屋の物陰に隠れて、ライトを消し、暗闇の中様子を伺う。
入口で肝試しの定番
二人組みでの探索を決めている声が聞こえる。
そして先方隊の足音がきこえだす。
ワチャワチャしゃべりながらだから、位置の確認が取りやすい。
階段を昇る足音と共に、ライトの明かりが廊下に漏れだして来た。
慎重にタイミングを伺う
あまり引き寄せ過ぎると音元がバレてしまうので
音からさっするにだいたい5m前後…
ライトも完全にこっちを向いている…
ココだ
バン!!バン!!バン!!バン!!バン!!…
俺の合図をきっかけに2階のほぼ全ての部屋から無数の壁を叩くおとが何重にも被って響き渡る
ババババ!バン!!ババ!バババン!!ババン!!ババババ!ババン!!ババン!!バン!!!
これは一人だとさほど迫力はでないが、
4人もの両手が、しかも別々の場所で一斉に壁をたたき出したら、
もう どこから音がするのか、相手が何人いるのかすら解らない
まるでドリフのホラーコントの大オチの様
案の定面食らった奴らは
『わぁーーっ!!!!!』
と絶叫して入口まで逃げ帰った。
そら怖いわ
想定外ならこんなん俺でもビビるwww
これでびびって帰るかな?
っと思ったら
悲壮な感じで騒ぎ立てる連中の中に一人
『うぉ~ こえ~おもしれ~』
とか言ってる奴がいる
おっとこんな所にも『ホラーホリック(恐怖中毒者)』がいた。
あれで再度立ち向かうなら
なかなか見込みがある奴だ
面白い
『恐怖の演出』
とゆうモノは、相手の予想を読んで、その予想の一歩手前か、予想が外れた直後の安心した一瞬に、仕掛けるのが一番効果的なのだ
相手は階段後の2階廊下を予測しているはずだ
だから俺はその緊張がピークになる手前に仕掛けを打った。
さっきの確認とばかりに再度の探索を行おうとしている気配を察知した俺は、闇の中を静かに移動し
黒ずくめの服装に黒キャップを深く被り、さらにフードを深く被って
真っ暗闇の階段の上部で仁王立ちして待機
追撃隊はもう階段の下あたりにいる
しかしなかなか上がってこないので
いきなりこっちから足音を立ててダダダダと降りてやった
一瞬ライトをコッチに向け、俺の姿を確認するなり
また『わぁ~っ!!』つって逃げ帰った。
でももう、これはやり過ぎwww
ここまでやったらさすがに人がやってるって分かるだろ?
ライトを付けて廊下を戻り、メンバー全員に『もう、いいよ、オシマイ』
と告げて2階の廊下奥ドアから玄関前に集まってる相手をライトで照らして
『ういっす!スマンちょっと俺らも先にここ入っててん。びっくりした?ゴメンな?』
と全員で謝罪
相手は大学生くらいの男女グループ6名(だったかな?)
ここで降霊実験している事などを説明すると
多分、さっき俺の気に入った男の子が
『あ、本物の降霊術のやり方おしえましょか?』
と一人で2階へ昇って来た。
でその子が先輩から教わった
『正式なこっくりさん』
とやらを俺達にレクチャーしてくれた分けだが…
残念ながらこっくりさんをやる予定も用意も無かったんだけど
まぁ一通り聞いて、
その後ほかの連中もゾロゾロと上がってきて合流したら
それなりに意気投合して、みんなでワイワイしゃべっていたwww
結構全員気さくで気の良い連中だったんで良かったよ。
最後にこれも何かの縁だから
みんなで記念撮影しないか?
と誘ったら、二人だけ名乗りを上げてくれた。
やっぱり普通は
心霊スポットのど真ん中で写真に映りたくはないんだろうな
で、記念写真。
そして、例の彼は最後まで『鏡は本当ヤバいから、絶対辞めた方がいいっすよ?』と繰り返し忠告してくれた。
ありがとうね?
でもやるけどwww
とまぁ、以上が予定外のアクシデントでしたwww
いや、でも実はね?
100%予定外かとゆうとそうでもないんだよ
俺、今回、かなり有名な現場を事前公開してるし
以前に行った探索で、実際に部外者の介入があった経験もあって
『先行待ち伏せ』や『途中乱入』みたいな部外者の介入は、イベント前から、想定してたんですよ。
だから一応探索時もそれなりの警戒はしてたし
今回の『壁叩き』や『階段降り』も、その場の思い付きじゃなくて
万一に備えて計画してた対応策だったんですよ。
まさか本当にそんな場面になるとは思わなかったけどね?www
そんなこんなで
連中が返った後
さっそく頓挫してた降霊術の準備を再開した。
あれ?そういや水は?
そうそう、実は最初に一階に降りた時にね?
床に中身の残ったコーラのペットボトルが落ちてたのよ
で、連中が来たのに気付いて
急いで2階に戻る途中で
もうとりあえずこれでいいや
って拾って来ちゃったwww
てな分けで、水の代わりにいつからあるかわからない飲みさしのコーラで代用しました。
液体だし、ま、いいやって全員納得してくれたwww
後は探知器代わりに買ってきた鈴を部屋のアチコチに設置したりして
とりあえずこれで、一通りの準備が完成した。
どうよ?
それっぽいでしょ?
後は、この簡易降霊術の手順を確認して、
ライトを消して全員で手順通りに決行した。
合わせ鏡に写ったろうそくを見ながら全員で
『遊びましょ…』
『遊びましょ…』
『遊びましょ…』
『遊びましょ…』
『遊びましょ…』
『おいでになられましたら、明かりを消してお待ちください。』
この儀式は、
鬼門方向に合わせ鏡に置いた鏡の中間に置いたロウソクの火を道標にして
強力な霊道を作り、
五忙星の空いたスペースに霊を呼び寄せて、いっしょに遊ぶ約束を交わす事で、心霊現象を起こし観察する為の儀式なので
元々『何をして遊ぶのか?』とゆう行動の目的はない
そこで続いて、いないはずの一人(霊)を召喚する降霊術『四隅の怪』を行う事で
一緒にゲームをする降霊率を上げる相乗効果を狙ったモノだった。
その後、いよいよ『四隅の怪』の準備にかかる
しかし、ろうそくの火が予想外に明るく部屋を照らすので
霊が火を消すまで、本番は出来ない。
@『もう強引に消して始めようか?』
ヤ『いや あせあせ(飛び散る汗)それじゃ意味ないでしょ?』
俺達とりあえず、ロウソクを放置したまま
ゲームの開始準備を進めた。
クジを引いて、配置や順番を決めたり、ゲームの手順の確認や、明るい状態での予行練習等をして時間を潰していた
そして
約5分くらいした頃
風もないのに
突然、不意に
本当にロウソクの火が消えた…
キタ……
次回へ続く