『追憶の余韻』【第四章】~ひとりかくれんぼ大作戦~【Pの告白】
2014年06月06日19:23
『追憶の余韻』シリーズ
~ひとりかくれんぼ大作戦~
第四章
『Pの告白』
~偽りの真実~
あ、ども、Pっす♪
Kさんたちの動画うpしたり、まとめ動画の編集とかやってたPっす。
あの~Kさんにあのときの話をしてくれって頼まれたんすけど
正直俺は現場にも行ってないし、家で他のリアタイ観覧者と同じく、PCの画面しか見てないんで、これといって話すことはないんすけどね
まぁ、いちおう俺もこの企画の参加者なんで一つだけ
なんかおかしいなっつう奇妙な話が一個だけあるんすよ
っても怖い話でもない上に、あの日の話じゃないんすけどね?
イベントやった後日、あのイベントで撮影した動画をまとめて編集する話し合いをしたんすけど
三人が三人とも
あんなことがあったこんなことがあったって信じらんない話ばっかり熱弁してて
皆が皆真剣な目で話すから、俺も半分『ホンとに合ったのかも…』って信じかけたんすよ。
でまぁ、それから3ヶ月くらい動画の編集作業にかかってたんすけど。
夜中の3時位だったかな…
ほとんど全ての動画を編集し終わって、後は最終チェックくらいだなってときに
いきなりウチのドアをガンガンたたかれたんです、
だれや?てなって
ドア穴覗いたらKさんで
どないしたんすか?
ってきいたら血相変えて
『すまん!今すぐこれをラストに差し込んでくれ!…でないと…俺…』
って顔真っ青にして言いながら、メモ用紙を渡してきたんですよ
メモ用紙には凄い殴り書きで
『約一ヶ月の準備の元作成した『ひとりかくれんぼ大作戦』いかがでしたでしょうか?…
…中略…
実はこの動画の内容は全て
嘘です。
事件はでっち上げで、人形も仕込み品なので
全てシナリオ通りのフィクション動画です。
…後略…』
てなことを書いてあったんす
なんだよ?やっぱり釣りだったんだな?
嘘臭いと思ってたんだよな…
って思ってニヤニヤしてたら
必死な顔でまた
『とにかくたのむな?それ最後にネタバラシっぽく入れといてくれ?YとTには俺から口止めしとくから!!』
て捲し立てられて…
なんか
『兄ちゃんがくる』とか『これで逃げられる』とかブツブツ言いながら走って帰って行ったんすよ…
まぁただそれだけの話なんですけどね?
それなら最初から言えばいいのに
なんでこのタイミング?
ってちょっと不思議に思っただけなんで
それだけっす。
そんじゃまた♪
第四章
『Pの告白』
~偽りの真実~
完
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