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らいむ、さくら、さすけ:若者たちによる歴代保護わんず紹介#7

キドックスは茨城県つくば市に拠点を置く認定 NPO 法人です。拠点の正式名称を HACC (ヒューマンアニマルコミュニティセンター)キドックスといいます。ちょっと長い名前ですが、私たちはこの名前に誇りとこだわりを持っています。

キドックスは「人も犬も自分らしく」を掲げて、捨て犬の保護から心身の回復、保護犬譲渡からその後の生活までのサポートと、生きづらさを抱える子ども・若者の一歩を支援しています。

今回は、就労支援などで保護犬たちと関わるハンドラーの若者たちによる、担当している保護犬たちの紹介です。


らいむ

元気一杯で体を動かすことが大好きならいむは、興奮をコントロールできなくなってしまうことがあります。 現在の課題はどうしたらコントロールでき るようになるかで、らいむと共に走り興奮しそうになったらリードコントロールで制止するという対応を新たに考えました。

この対応を始めて以降、興奮し続けてコン トロールが効かなくなってしまうということが減り、ハンドラーの声も以前より届きやすくなったと感じています。

先日ホームカミングデーにて大勢に見守られる中トレーニング発表があり、マテをして5メートル離れた所からの呼び戻しを披露しました。音や匂いなどの誘惑と刺激だらけの中、らいむの意識が他に逸れないよう都度声を掛けながら少しずつ距離を取りました。

らいむも誘惑に負けずしっかりと声を聞き、オイデの合図で脇目も降らず一直線に駆け寄ってくれました。らいむは元気なだけじゃなくできる男だぞ!という面もお見せできて嬉しかったです。( 担当 A さんより)

さくら

さくらは日々少しずつ成長しており、最近では更に成長した姿をトレーニングを通して見せてくれています。現在はオスワリ・フセ・オテ・呼び掛け・呼び戻しの計5つのトレーニングを行っており、その中でも呼び掛けは一番成長を感じています。

さくらはキドックスに来る前は、人と関わる経験が少なかった為か人に対しての興味がなく、嬉しい等の感 情が見えませんでした。その為、呼び掛けにも最初の頃は反応が全くありませんでした。

しかし、日々 のトレーニングで少しでもさくらが人といて安心できるように、さくらの大好きなチュールやオヤツを使うことで、今ではさくらからリード一本分離れ た場所からでも反応を返せるようになり、表情も柔らかくなりました。

更に最近では、キドックスで行われたホームカミングデイで大勢の方が見ている中で緊張しつつもオスワリ等の日々の成果を披露する事ができました。どんどん成長をしていくさくら。今後が楽しみです !( 担当 S さんより)

さすけ

室内、ドッグラン、公道でそれぞれ違う一面をみせる怖がりさんなさすけには、それぞれ違ったアプローチでトレーニングを行っています。

室内では素直なさすけはランや散歩でのトレーニングの足掛かりとして、ツイテのトレーニングを始めました。初めはおやつで誘導しながら行っていましたが、今ではおやつを持たなくてもこちらを見ながら横を 歩いてくれるようになりました。

ランでは周りの匂いや物音に意識が行ってしまい、こちらの呼びかけやコマンドが伝わらないことが多々ありました。しかし最近では他に意識が向いていても一回の呼びかけで反応し、ツイテのコマンドでこちらを見ながら横を歩いてくれるようになりました。

車や知らない人が苦手なので、散歩では無理をせず寄り添うところから始めました。 今では少しずつコマンドで座ったり、おやつを食べたりすることができるようになってきたので楽しく散歩ができるようにトレーニングを続けていきたいです。( 担当 M さんより)

(キドックス四季報2023年冬号より)

最近のキドックス〜 SNS から

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毎週第2日曜日のどうぶつクラブが「なかなか予約がとれません」とのお問い合わせを多数いただいており、ご不便をおかけしている皆さま申し訳ございません🙇‍♀️
そのため今後、第4日曜日もどうぶつクラブを実施しようかとスタッフ内で検討中です🤔

ただ、保護犬猫について色々な側面から子ども達が楽しんで学べるような企画をしたいと思っており、今回は「犬の栄養について」を、楽しく、わくわくしながら知ってもらえたら、と思っています😄

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学校に行けない、家の外に出られない、孤独を感じる、生きづらさを抱える子ども若者。
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キドックス事務局長・岡本のnote