見出し画像

ちゃもこ、コメ吉、ゆうと:若者たちによる歴代保護わんず紹介#6

キドックスは茨城県つくば市に拠点を置く認定 NPO 法人です。拠点の正式名称を HACC (ヒューマンアニマルコミュニティセンター)キドックスといいます。ちょっと長い名前ですが、私たちはこの名前に誇りとこだわりを持っています。

キドックスは「人も犬も自分らしく」を掲げて、捨て犬の保護から心身の回復、保護犬譲渡からその後の生活までのサポートと、生きづらさを抱える子ども・若者の一歩を支援しています。

今回は、就労支援などで保護犬たちと関わるハンドラーの若者たちによる、担当している保護犬たちの紹介です。


ちゃもこ

ちゃもこは臆病な仔です。犬舎から出すときは奥に入ってしまい、リードが付けられずにいました。はじめのうちはスタッフさんの誘導で一緒に出してもらっていました。最近ではオヤツの誘導で出てきてくれるとわかったので、誘導すると犬舎の3分の2のところまで出てきてくれるようになりました。

最初の頃はハンドラーの手からオヤツを食べられず、顔の前にそっと置いてあげていました。置いて少しずつちゃもこから離れると、体を動かして食べてくれるのです。

その他に、オヤツ当てゲームの練習をしています。オヤツ当てゲームはmハンドラーがオヤツを片方の手で握って、両手をちゃもこの前に出します。ちゃもこはオヤツ当てゲームが得意なようで、オヤツがある手を当ててくれます。

他にもアイコンタクトの練習もしています。ちゃもこから少しでも恐怖心を取り除き、ニンゲンが怖くないことを教え、少しでも手からオヤツを食べてくれたらいいなと思います。(担当 H さんより)

コメ吉

コメ吉基金へのご寄付を本当にありがとうございます。数日で予定よりも多い額が集まり、こんなにこんなに多くの方々に応援していただいていることに驚きと感謝でいっぱいです。手術をして1ヶ月で無事にカフェに復帰することができました。

お休みの間には、カラー生活でコメ吉には多くの負担をかけてしまいましたが、そのお陰か、術後に目の状態を悪化させることなく術前よりも綺麗な右目になりました。コメ吉は相変わらず、おしゃべりや様々な主張をしつつ、無事に手術を乗り越えてくれました。

今までは目の治療を優先してケアと中心に行っていましたが、今後はトレーニングも再開します。今はオスワリと、フセでのマテを練習しています。周囲の刺激の中でコマンドを行うことはまだ難しく、途中で集中が途切れてしまうことも多々あります。

そんなときは人に注意を戻す働きかけをしますが、簡単には戻らないことが多いです。上手くいかないときも「今はやるよ」とできるように、練習を重ねていきたいです。(担当 S さんより)

ゆうと

普段は穏やかな性格のゆうとですが、お散歩の時間になると「お散歩だ!!」と体を前のめりにし、しっぽをふりふりさせながら待っている、そんな可愛らしい一面もあります。

今ゆうとの課題は、トレーニングを通して人との関係性を築くこと。キドックスへ来る前のゆうとは、人との関わりが少なく人馴れしていない状態でした。いつか来る里親様との幸せな時間を過ごせるように、日々トレーニングに励んでいます。

練習内容は人とのコミュニケーションを取れるマテやフセ。またターン(右回り・左回り)を取り入れ、担当者とゆうとが楽しく練習できるようなコマンドも行っています。少しずつコマンドができるようになり、以前よりも人とアイコンタクトが取れるようになりました!

徐々に成長しているゆうと。これからのトレーニングを通して人との関係性ができたとき、どんな姿を見せてくれるのか楽しみです!(見習いドッグトレーナー関より)

(キドックス四季報 2022 年秋号より)

最近のキドックス〜 SNS から

【チップのトライアルが決まりました🙌】

お見合いを重ねていたチップのトライアルが決まりました!!!🐕

ありがたいことに2組からの応募があったチップ。
どちらの家族もとてもステキないいご家族で大変悩みに悩んだ末に決定したトライアルでした。

未経験からくる怖さを持ちつつも、持ち前の明るさと陽気さ、いろんなことに興味がある探索心でキドックスに来てからも大きな変化を見せてくれたチップ。
家庭に行くことで更に幸せな生活を送れることと思います✨

チップのトライアルがうまくいくよう引き続き応援よろしくお願いいたします🐕

チップは17日(金)までカフェに参加しています🙌
カフェにお越しの際はぜひチップにエールをお願いいたします🍀

スタッフ村本でした!

社会に居場所が見つからない保護犬や子ども若者にあなたのサポートが必要です

学校に行けない、家の外に出られない、孤独を感じる、生きづらさを抱える子ども若者。
飼い主に捨てられた、虐待に遭った、野犬として育った、人間を怖がる保護犬。

そんな彼らは、誰かに必要とされることで社会に居場所を見つけ、自信を持つことで自分の生きる道を歩みだし、自分らしく生きる一歩を踏み出すことができます。

保護犬や子ども若者のための居場所づくりには、皆さまからのサポートが必要です。応援よろしくお願いします!

認定NPO法人キドックス代表理事のnote

キドックス事務局長・岡本のnote