日本でここだけ!Vitalikの今後のイーサリアムの方向を示しそうなTweet Stormをがんばって訳す(その4~7)
少しスピードアップします!前回の記事はこの文字のリンクからどうぞ。
これが元のVitalikのTweetです。
4.の和訳:これがVladの記述です。
https://medium.com/@Vlad_Zamfir/the-history-of-casper-part-1-59233819c9a9
ちなみにこのMediumのリンクは、Vladがイーサリアムに2013年にどのようにして出会い、Casper(イーサリアムのPOWからPOSへの変更)の研究を進めたかが書いてあります。
最初にビットコインに出会い、2013年にPOSという考え方を見つけ、2014年にイーサリアムに出会ったそうです。
VitalikのYoutubeでイーサリアムを知って、TrontoでのビットコインのMeet upでVitalikとであいました。その後ビットコインのハッカソン(短期間でプログラムを組むイベント)に参加し、イーサリアムのSkypeチームに参加し、ボランティアベースでイーサリアム開発に参加しました。
プロジェクトが小さいうちにハッカソンに参加し、その後ボランティアベースで参加することで、イーサリアムのメイン開発者になったんですね。
あとは私がその3で述べたような、POSへの変更方法について書いてあります。
5.の和訳:私たちは2014年のほとんどをロングレンジ攻撃をどう防ぐかに費やしました。これは不正を働く人が掛け金をメインチェーンから引き出し、メインチェーンとは別のアタックチェーンを、メインチェーンより多くの承認がある形で作り、不正を働く方法です。
ここで出てきたのが、ロングレンジ攻撃です。
これはブロックチェーンの、最も長いブロックを持っているチェーンを正式なチェーンにするというしくみを利用し、偽者チェーンのブロックをメインチェーンより早く作ることによって、偽者のチェーンを正式なチェーンに変えてしまうというものです。
例によってZOOMさんのブログが詳しいです。
6.と7.のTweetは一緒に説明しますね。
6の和訳:もしアタックチェーン(不正なチェーン)がメインチェーンから、最近のポイントで分岐したのであれば問題ではありません。なぜならもしバリデーター(承認者)が2つの競合するメッセージを、2つの競合するチェーンに承認すると、それは承認者からデポジット(掛け金)を没収する証拠になるからです。
7の和訳:しかし、もし分岐がかなり前に行われており(これがロングレンジ攻撃です)、不正を働いた人が掛け金を引き出すことができたら、ペナルティを与えることができません。
まず、POSの掛け金というのはある程度の時間が終わると、引き出すことができるんですね。
これを利用して、一旦かけた掛け金を引き出した後に、こっそり裏側で不正なチェーンを作り、それを正式なチェーンより長くすると、リスク無く不正なチェーンが作れるということです。
今日はこの辺で!