外貨建て保険について

みなさん、こんにちは!今日はSNS界隈で悪者扱いされている(感じがする)外貨建て保険について、元生保営業マネジャーの見解をお伝えできればと思います。結構、関心ある方いるんじゃないかなと思うので、私なりの見解含めてお伝えしていきますね。よろしくお願いします。

さて、私が最近目にしているのは、「外貨保険って入らない方がいいよ。金融庁も指導しているぐらい悪い商品だから。ましてや円安だし。」というような論調だったと思います。(間違っていたらすみません)

この論調に対し、「えー、金融庁の指導も入るくらい悪い商品なら入るのやめた方がいいよね〜」というフォロワーさんたちのコメントも見ました。この論調に関して、私の見解をお伝えします。

まず、「金融庁の指導も入るくらい悪い商品」という見方が既に誤っています。なぜなら、金融庁が指導しているのは「売り方」についてであり、「商品」に対してではありません。外貨建て保険は、リスクがある商品なので絶対儲かるとかそういうことは言わないでね、と言っているだけです。(もちろんそんな簡単なことではないですが)

なので、外貨建て保険が全て悪いという論調にするのは間違っています。ただ、昨今の円安情勢では、大きな影響を受けるのも確かです。円安だと、払込時の負担が増加するパターンが考えられ、家計的には厳しくなり、悪い商品だねとなるのは容易に想定できます。

ですが、これで悪い商品と論じるのは早計ではないでしょうか。元々は円高で一定の利益も享受できたのではないでしょうか。ましてや、外貨建て保険は、あくまで「保険」です。利益を得ることが第一義的な目的ではなく、終身保険のタイプが多いのではないでしょうか。そう考えると、一概に悪いとは言い切れないと思っています。

実際に私も加入しています。私は入ってからほとんど収支を確認していないので、儲かっているかどうかもしりません。なぜなら、儲けることが目的ではないから。もちろん儲かっていたら嬉しいですがね。

さらに外貨建て保険には、予定利率が高いという利点があります。今だったらびっくりの5%などの商品も出ているようです。私もその頃に加入したかった。笑
なので、儲けるという観点でも一定のメリットはあります。

これらを総合すると、外貨建て保険に加入するときに「儲ける」という目的だけ見ていると一定の条件下で「悪い保険」に映ってしまいます。ですが、保険の機能もしっかり勘案すると「悪い保険」と判断できないということです。

SNS界隈での情報を鵜呑みにして「正しい情報」を掴まないまま判断してしまうと損する可能性があるといういい例ですね。なので、しっかりと情報は掴みましょうね。

そして、これから外貨建て保険の加入を検討されている方へ。
外貨建て保険はしっかりとメリットもある商品です。円安だからといって入らない理由にはなりません。もちろん一つの理由としては成立しますが、それだけで判断しない方がいいと思います。きちんと必要性、などを検証してみてくださいね。

既に加入されている方へ。毎月の支払いが厳しくなっていますよね。それだけで解約というのは間違いなく悪手です。支払いが厳しいのであれば、「払済」も検討してください。これまで払ってきた意味が残せます。

これまで述べてきた見解はあくまで私の意見なので一つの意見として参考にしていただければ幸いです。みなさんの人生に幸あれ、ありがとうございました。

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