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みちのく寺社巡り

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東北地方各地の寺社を巡った記録です。 多くの参拝客が訪れる寺社から、地元の方々に大切に守られてきた小さな寺社まで、幅広く掲載していきます。
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#みちのく寺社巡り

藤島八色木薬師堂~鳥海山を背にして建つ神仏習合の御堂~

藤島八色木薬師堂~鳥海山を背にして建つ神仏習合の御堂~

山形県鶴岡市八色木にある藤島八色木薬師堂は、鳥海山の神(大物忌神)を仏の姿(薬師如来)として祀る神仏習合の御堂で、近在の人々が遠くの鳥海山をお参りするための場所です。

令和4年が寅年の御縁年に当たり、それを記念し、薬師堂建立336年目にして本尊薬師如来の初の一般開帳が行われるとのことで、参拝してきました(令和4年10月17日まで、毎月8、12、17日に御開帳。詳細はこちら。)。

薬師堂近くの八

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宇那禰神社~桓武天皇を祀る古社~

宇那禰神社~桓武天皇を祀る古社~

今回は、宮城県仙台市青葉区芋沢にある宇那禰神社(うなねじんじゃ)です。

宇那禰神社の創建年代は不明ですが、国分氏の重臣である郷六大膳孫九郎宗治の氏神として尊崇されていたと伝わります。祭神は桓武天皇で、天照皇大神・月夜見尊・軻遇土命・雷神・素盞嗚尊・菅原道真公を配祀しています。

神社には6枚の棟札が残されており、そのなかで一番古いのは福徳元(1490)年のものであることから、室町以来の古社である

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中野不動尊(中野山大正寺)

中野不動尊(中野山大正寺)

今回は福島県福島市にある中野不動尊(中野山大正寺)です。秘仏である大日如来像の20年に1度の御開帳に合わせて参拝しました(開催期間:令和2年4月28日~11月30日)。

「中野のお不動さま」として親しまれており、福島県有数の参拝数を誇ります。また、日本三大不動尊の一つにも数えられます。

開山は、治承3(1179)年、恵明道人が1匹のカモシカに導かれ当地に入山したことに始まり、未踏の地であった中

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鶴布山珍蔵寺~民話の里の古刹~

鶴布山珍蔵寺~民話の里の古刹~

山形県南部に位置する南陽市漆山という地域は、罠にかかっていた鶴を助けた若者へ助けられた鶴が人の姿になって恩返しに来るという「鶴の恩返し」伝説がある地域です。

地域には今も「鶴巻田」、「羽付」、「織機川」など、「鶴の恩返し」伝説に由来する地名が残されています。また、鶴の羽で織った織物を寺の宝物としたと伝えられる寺院もあり、それが、今回ご紹介する鶴布山珍蔵寺(かくふざんちんぞうじ)です。

珍蔵寺は

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松高山大聖寺~日本三文殊、亀岡文殊~

松高山大聖寺~日本三文殊、亀岡文殊~

山形県高畠町に日本三文殊のひとつ、亀岡文殊があります(ほか2つは奈良県桜井市の安倍文殊院、京都府宮津市の智恩寺(切戸の文殊)です。)。

亀岡文殊は、松高山大聖寺(しょうこうざんだいしょうじ)という真言宗智山派の寺院で、大同2(807)年に徳一上人が、平城天皇の勅命を受けて、中国五台山より伝来した文殊菩薩を祀ったのが始まりと伝えられています。

本尊の文殊菩薩は知恵を司る仏様であるため、学校関係者

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羽黒山荒澤寺正善院黄金堂~出羽三山立体曼荼羅~

羽黒山荒澤寺正善院黄金堂~出羽三山立体曼荼羅~

出羽三山とは出羽三山とは、山形県のほぼ中央部に位置する月山(がっさん)・羽黒山(はぐろさん)・湯殿山(ゆどのさん)の総称で、羽黒派修験道の霊場である。戦国期までは月山・羽黒山・葉山をいい、一時期は葉山の代わりに鳥海山(ちょうかいさん)が含まれていた時期もあったが、江戸期になると、葉山に代わり湯殿山が加わった。

飛鳥時代の天皇である崇峻(すしゅん)天皇の皇子である能除太子(蜂子皇子)が開山したとさ

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宇岐須神社~伊達軍と戦った道祖神~

宇岐須神社~伊達軍と戦った道祖神~

宮城県加美郡加美町にある宇岐須神社(うきすじんじゃ)は、延暦年間に坂上田村麻呂による創祀と伝えられます。

久奈斗神を祭神とし、五社の宮・六所明神・浮州明神とも称されました。

久奈斗神(岐神)は、道の分岐点で旅人の道中安全をはかる神で、サエノカミ(塞ノ神)と同様に道祖神として信仰を集めました。

また、『延喜式』道饗(みちあえ)祭(陰暦6月15日に、邪気の入らぬよう京の都の四方の路上に供物をする

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岩倉神社

岩倉神社

今回は、宮城県気仙沼市本吉町にある岩倉神社を訪ねた。標高293mの岩倉山中腹に鎮座するこの神社は、『延喜式』神名帳にある桃生郡6座のうちの1社、石神社の論社となっている。

創建年代は不明だが、社伝によると、景行天皇(第12代天皇)の時代、日本武尊東征の際に勧請されたという。また、一説には、大伴武彦が海陸鎮護のため、桃生郡方浜(気仙沼市松崎片浜か)に勧請し、方浜の鎮守となり、後に岩倉山に遷座したと

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遠野郷八幡宮~妖怪の里の八幡さま~

遠野郷八幡宮~妖怪の里の八幡さま~

今回は、柳田国男の『遠野物語』の舞台である岩手県遠野市にある遠野郷八幡宮を紹介したい。

八幡宮の由緒は詳らかではないものの、文治5(1189)年の奥州合戦の戦功により、源頼朝から遠野郷を賜わった阿曽沼氏の氏神として、阿曽沼氏の居城(横田城)の鬼門である東北の方角に八幡宮を祀ったことに始まるという。

江戸時代になると、阿曾沼氏に代わって八戸から南部直栄が転封され、遠野の領主になる。八幡宮は南部氏

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犬の宮・猫の宮

犬の宮・猫の宮

山形県高畠町に、犬と猫を祀ったお社がある。その名も「犬の宮」と「猫の宮」。

たまたまGoogleマップで見つけて気になったので行ってきた。どちらも非常に古い歴史をもつお社だった。

犬の宮犬の宮の創建は和銅年間(708~714)に遡る。和銅年間というと、和同開珎が発行されたり、都が平城京に遷都された頃だ。

当時、この地(高安村)に都の役人になりすまして村人から年貢をとりたてる古狸たちがいた。

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