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みちのく寺社巡り

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東北地方各地の寺社を巡った記録です。 多くの参拝客が訪れる寺社から、地元の方々に大切に守られてきた小さな寺社まで、幅広く掲載していきます。
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#寺社巡り

たにし観音(十一面観音立像)

たにし観音(十一面観音立像)

秋田県湯沢市山田の土沢集落には、たにしに守られ焼失を免れたという伝説をもつ十一面観音像、通称「たにし観音」がある。

伝説によると、天正15(1587)年に兵火にあった際、境内の池に住むたにしがびっしりと覆って観音様を火災から守ったといい、「たにし観音」と呼ばれるようになった。

境内の池には今でもたにしが住んでいるが、これ以降、土沢集落の人々はたにしを食べないそうだ。

拝観には事前予約が必要と

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藤島八色木薬師堂~鳥海山を背にして建つ神仏習合の御堂~

藤島八色木薬師堂~鳥海山を背にして建つ神仏習合の御堂~

山形県鶴岡市八色木にある藤島八色木薬師堂は、鳥海山の神(大物忌神)を仏の姿(薬師如来)として祀る神仏習合の御堂で、近在の人々が遠くの鳥海山をお参りするための場所です。

令和4年が寅年の御縁年に当たり、それを記念し、薬師堂建立336年目にして本尊薬師如来の初の一般開帳が行われるとのことで、参拝してきました(令和4年10月17日まで、毎月8、12、17日に御開帳。詳細はこちら。)。

薬師堂近くの八

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宇那禰神社~桓武天皇を祀る古社~

宇那禰神社~桓武天皇を祀る古社~

今回は、宮城県仙台市青葉区芋沢にある宇那禰神社(うなねじんじゃ)です。

宇那禰神社の創建年代は不明ですが、国分氏の重臣である郷六大膳孫九郎宗治の氏神として尊崇されていたと伝わります。祭神は桓武天皇で、天照皇大神・月夜見尊・軻遇土命・雷神・素盞嗚尊・菅原道真公を配祀しています。

神社には6枚の棟札が残されており、そのなかで一番古いのは福徳元(1490)年のものであることから、室町以来の古社である

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中野不動尊(中野山大正寺)

中野不動尊(中野山大正寺)

今回は福島県福島市にある中野不動尊(中野山大正寺)です。秘仏である大日如来像の20年に1度の御開帳に合わせて参拝しました(開催期間:令和2年4月28日~11月30日)。

「中野のお不動さま」として親しまれており、福島県有数の参拝数を誇ります。また、日本三大不動尊の一つにも数えられます。

開山は、治承3(1179)年、恵明道人が1匹のカモシカに導かれ当地に入山したことに始まり、未踏の地であった中

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遠野郷八幡宮~妖怪の里の八幡さま~

遠野郷八幡宮~妖怪の里の八幡さま~

今回は、柳田国男の『遠野物語』の舞台である岩手県遠野市にある遠野郷八幡宮を紹介したい。

八幡宮の由緒は詳らかではないものの、文治5(1189)年の奥州合戦の戦功により、源頼朝から遠野郷を賜わった阿曽沼氏の氏神として、阿曽沼氏の居城(横田城)の鬼門である東北の方角に八幡宮を祀ったことに始まるという。

江戸時代になると、阿曾沼氏に代わって八戸から南部直栄が転封され、遠野の領主になる。八幡宮は南部氏

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宮城のかっぱ神社巡り

宮城のかっぱ神社巡り

「かっぱ」と聞くと、柳田國男の『遠野物語』を思い浮かべる方が多いかと思う。実際、『遠野物語』の故郷・岩手県遠野市には、「かっぱ淵」や「かっぱ狛犬」など、かっぱに由来する伝説や場所が数多く残されている。

今回は、かっぱで著名な遠野ではなく、岩手県のお隣、宮城県にあるかっぱにゆかりのある神社を2社紹介したい。

磯良神社(おかっぱさま)宮城県加美郡色麻町にある磯良神社(いそらじんじゃ)は、全国でもた

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犬の宮・猫の宮

犬の宮・猫の宮

山形県高畠町に、犬と猫を祀ったお社がある。その名も「犬の宮」と「猫の宮」。

たまたまGoogleマップで見つけて気になったので行ってきた。どちらも非常に古い歴史をもつお社だった。

犬の宮犬の宮の創建は和銅年間(708~714)に遡る。和銅年間というと、和同開珎が発行されたり、都が平城京に遷都された頃だ。

当時、この地(高安村)に都の役人になりすまして村人から年貢をとりたてる古狸たちがいた。

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