移動の話(3)
今日は決断の日
ということで会社を辞めることを朝に告げた。
すると帰りに呼び出され「月曜まで考えていいから考え直してほしい」と言われた。
どうやら辞めて欲しくないようだ。
僕だって辞めたくはない。
また就活しなくてはいけないし、家族に申し訳ないし、ニートになるし…いいことなんてない。
でも環境的に辞めなくてはならない状況に変わりはない。
とりあえず、また月曜まで決断しなくていいわけになったのでまた少し考えてみる。辞めることには変わりないのだが。
仮に辞めるとすると6月30日までは今の仕事をしなくてはならない。
この異動の話は多分そこで決着が着くと思うのでまたそのときに投稿しようと思う。
それよりも、社会人はやはり大変だと改めてわかった。
その話をしていた上司と辞める辞めないの話をしたあとに仕事の話をした。
話を聞く限り、上司の人は結婚をしており、お金に貪欲になっているらしい。
「好きを仕事に」というのはよく聞くテーマだ。
自分の今の仕事を好きだと答える人は相当少ないと思う。家庭を持っている人は家族のために働いており、そのためには金を得ることは惜しまない。例えそれが嫌いな仕事であっても。
でもイメージ的に言うと「好きを仕事に」している人の多くは独身な気がする。完全に自分のイメージなのだが。
それにしても「好きを仕事に」というのは社会人になると深いテーマだ。自分も好きな仕事をして金を稼いで生活したい。でも自分の好きなことってなんだろうと考えたときにパッと思いつくのは「文章を書くこと」「ストーリーを脳内で作ること」「漫画、アニメ、ゲーム、小説を読むこと」だ。
これで生活をするとなると漫画家か小説家かプロゲーマーくらいなものだ。
これらの職種は普通の仕事とは違い、完全に自分の才能によるものだと思う。努力して得られるものかはよくわからない。
昔、小学生くらいのときに抱いていた夢は「印税生活をしたい」だったが、今振り返るとそんなことができるのは一握りしかいないだろと思う。
今の仕事がなくなり、就活生活が始まる。自分は一体何がしたいのか、どんな職に付きたいのかが全然わからない。今の仕事もそんな思いを持ちつつ就職し、体に合わずに泣く泣く辞めるしかなくなった。
転職活動、あまりにもこれからの自分に重い話だ…