朝の会話
今日朝、村田とイイダさんと喋っていて、会話の流れで村田が「でも木田君は映画の専門学校卒業してるもんな」と言ってきた。僕は映画の専門学校中退してるので、村田はそれも知ってるしこれボケやと思って「俺は!映画の専門学校!中退じゃ!」と「!」ごとに殴るふりをした後に、吐き捨てるように「そんな奴が何をできるっていうねん」と自虐冗談を言った後に(いや、ほんまに何ができるねん)って思った。映画の専門学校中退って、ほんまにめちゃめちゃな経歴で、他人に迷惑をかけないけど変部門だとかなり上位に入る変さやと思う。地味で、何を考えているかわからない、じめっとした変さ。なんか自分の性格を端的に表してる、そう感じた後にり「そんなやつが!結婚なんか!無理やろ!」と村田を架空でしばいた後、村田が「でも木田君は俺らおるやん。周りに友達もおるし、それでええやん」と言ってきた。確かに、と思った。普通に考えたら30歳で映画の専門学校中退で職歴無しやとズタズタそうなプロフィールやけど、実際はかなり楽しくやっている。彼女とも長い間付き合って、別れてしまったけどその時間があったことが素晴らしいし、お笑い誘ってもらってやってる、なんもやってなかったとしたらどんな人生になってたか想像もつかない。人生航海旅立たせていただいてます、みたいな気持ちになって
「面高きゅん!!!!!!」と叫んだ。
面高(おもだか)というのは芸人の後輩で僕をとても持ち上げてくれる、めっちゃイケメンの後輩芸人で、今日一緒にコミティアに行く予定があってその用意をしていたから名前を叫んだ。
その後「俺をラムちゃんやと思ってくれ!」と叫んで、「セクシーでもないしなんもせえへんけど、その代わりに電気を出さへんラムちゃん!!村田!!」と叫んで出てきた。家で叫べるだけで素晴らしい生活です。