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8. ついに家が見つかりました!

 ドイツにワーキングホリデーにきています、きだれんです。
かれこれドイツにきて2ヶ月が過ぎ、長いようで短かったように感じます。
 そしてこの度きだれんは、無事に家を見つけることに成功しました!!
ドイツでの物件探しは移民であったり、世界中の学生が大学入学に向けて引越してきたりするので住宅難民が出るほど難しいと言われます。そんな中家探しを本格的に始めて2週間ほどで決まったことは奇跡と呼べるほどの幸運でした。そんな家探しの経緯をお話しします。

内見にいこーよ

 まず前回の投稿で家探しを始めて内見の予約が取れたことについて話しました。自分はWG(ドイツのシェアハウス)を探していて、20〜30件ほどメールを送った結果、1件だけ内見の予約が取れました。(あと3件ほどお祈りメールをいただいてその他は反応なし。)

 そして、そこから日程を決めて内見へ。相手からのメールに「朝8時半に会おう」と書いてありました。朝早すぎる気もしましたが、ルームメイトがみんな学生だと言うこと、他に内見に来る人がめっっっちゃ沢山いることから僕の順番がたまたま朝一なだけだと思って「よろしく!」と返信して内見に向かいました。そして家の前に着いたのですが、肝心の何階の何号室かを聞き忘れていたので管理者に質問を送ったのですが、なんと一向に返信が来ません。仕方ないので他の階の住人に質問してなんとか扉の前まで辿り着きました。ドタバタして緊張がさらに緊張している中、家のベルを鳴らしました。あれ?もう一度鳴らしてみますね。んんん?何も反応がないぞ。扉をたたけど人っこひとり出てきやしない。おかしい。ここのはずだ。他の階には違う住民が住んでいる。なぜ出てこない?迷ってて2分くらい遅れたから?それは流石にシビアすぎるでしょ。もう一回ベルを鳴らそう。
 このように格闘すること45分。誰も出てこなかったため面接できず。俺まさか騙されたのか?と疑うほどに不可思議でしたが、待ってても仕方ないので落ち込むわけでもなく、ヨーロッパ感じてるなとポジティブに捉えて友人宅まで帰ることにしました。途中の駅で老夫婦に電車についてドイツ語で相談されたのですが、きだれんまだまだドイツ語話せません。スマホと英語を駆使して20分ほど一緒に悩むことはできましたが解決してあげることはできず。それでもありがとうの一言で何か救われた気持ちになりました。

 帰宅してお昼ご飯を食べていると携帯に一件の通知が来ました。なんとWGの管理者からでした。要件は「本当にごめんなさい。朝じゃなくて夜8時でした。もしまだ興味があればぜひもう一度きていただきたいです。」
そりゃそうですよね。8時半なら夜の方が現実味あるよね。確認しなかった僕も悪かったので、「いきます!」と返信をして再び赴くことになりました。

 さて、再び到着するとすでに扉が開いていて暖かく歓迎してくれました。まず初めに管理者と挨拶、そして自分が住むことになる部屋の内見、ルームメイトと面接、という流れでした。僕が言う管理者とは、WGによって様々なパターンがありますが、引っ越す本人が自分の後に住む人を探す、WGに残っている代表者が空き部屋の新しい住人を探す、などです。今回は前者のパターンなので連絡を取っていた人の部屋に僕が引っ越すことになります。
 お部屋の内見を済ませると面接になります。このWGは4人で暮らすタイプになります。なので、今後一緒に生活することになる3人、後任者を探している1人、僕の計5人での面接です。面接といってもキッチンにみんなで集まって、自己紹介をしたり、みんなの趣味について話したり、ドイツのおすすめの場所について話したり、和やかに会話をしていました。それでもやはりお互い初めましてなので、「What's up bro!!!」みたいな雰囲気ではなく気を遣いながら探りながらの少し緊張感漂う雰囲気でした。それが僕的には話しやすい空気だったというか、超陽キャなノリだと生活するの疲れそうだなとも思っていたのでこれから仲良くなれそうな人たちだなと感じました。

 お話しすること45分、友人宅に帰宅することになりました。結果は早くて明日中に連絡するとのことでした。自分がどういう人間かを正直にしっかりと伝えることができましたが、仲良くなれた!という意味での手応えはなかったのです。しかし、この人達とならお互いにいい距離感で生活できそうだなと感じて生活イメージが湧きました。それが一番なのかもしれません。
 ちなみにこの日だけで自分含めて5人と面談したらしく、次の日も5人と面談する予定だったらしいです。自分がメッセージを送ったのがたまたま最初の5人目くらいだったから内見予約が取れたのだとか。なんと幸運!しかしながら、ライバルはみんなドイツ語を話せる人達。片や自分は多少英語を嗜む程度。俺を迎え入れるメリットは日本食ぐらいだろうなとか考えながらも、答えは神のみぞ知る。たくさん英語を話して疲れたので早く寝ました。

注目の結果はCMの後、ではない

 次の日、世界最大級のゲームショウ「gamescome」に来ていました。
正直、家の結果が気になり過ぎて最初は集中できず楽しめていませんでしたが、午後2時頃に通知が来ました。どきどきどきどきどきどき。
「Hey, hope you are enjoying Gamescom!😁 We have a good news for you!」
このメッセージを見ただけでわかりますね。めっちゃうれしい報告がきました!その後「もし君が僕たちの一員になってくれたらうれしい」という内容が書いてありました。次の家探しどうしようぐらいに思っていたのでそりゃもう驚きました。このことを速く誰かに報告したい!最初に報告するべき人は決まっていました。それは僕を2ヶ月以上も部屋に住まわせてくれている友人です。今回の家探しも一緒にしてくれて、送るメッセージもスーパー添削を加えてすんごいイケイケなメールにしてくれました。それを1日10件ずつ一緒に考えてくれてもう大大大感謝です。彼はあるゲームの先行体験の列に並んでいたのですが、そこまで行って家が決まった報告をしました。そのあとは日本にいる彼女と家族に連絡しました。その後、遅めのお昼ご飯を食べながら管理者に「ぜひ一緒にすみたいです!」と返信しました。
その後のgamescomが楽しくて楽しくて!いろんなゲームの先行体験してきました。出来過ぎな1週間で怖いくらいです。

 以上、これが僕の家探しの経緯となります。その後いろいろなやりとりをして、明日契約書を交わすことになりました。まだ契約はしていませんが、そこも無事に乗り越えられることを祈っています。
 ちょっとした家探しアドバイスですが、翻訳アプリをつかって無理にドイツ語でメールを送るぐらいなら、英語で丁寧な文章を送ることをお勧めします。面談の時にドイツ語話せないんかい!って期待を裏切るよりかは、最初から英語でコミュニケーションを取って、ドイツ語は頑張って勉強中ですと伝えた方がいいと思います。安心してください、ほとんどのドイツの方があなたより英語ができます。英語力の地盤が違います。

 家が決まった後の1週間は全ての運を使い果たしたのか、サッカーの試合で少し怪我をしたり、彼女と喧嘩したり(彼女のおかげで解決済み)と踏んだり蹴ったりでしたが健康に生きています。また新たな生活の幕開けです。3ヶ月目はドイツ語の勉強と仕事探しですね。一人暮らしに慣れることができるように頑張ります。それではまた。

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