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5. とうとうチームに所属しました

 みなさんこんにちは、きだれんです。ドイツにきてかれこれ1ヶ月ほどが経過しました。相変わらず友人の部屋に居候しながら観光しています。友人は大学生なので授業にいったりバイトに行ったりして、自分はトレーニングやドイツ語学習をゆるっとしています。
そしてついに、ドイツでサッカーチームに所属することができました!
「家より先にサッカーチームかよ」と思いますが、進められることから進めていきましょうということで。それではまたつらつらと綴ります。

とにかくメールしまくった

 留学会社やエージェントを全く利用していない僕は当然サッカーチームのコネクションというものがなく、友人の完全バックアップをもらいながらカールスルーへ周辺のチームにとにかくメールしまくりました(ドイツ人の友人がいるというだけでかなり有利)。ちなみにドイツ6部を中心にたくさんのチームにドイツ語でメールを送り込みます。送った内容は「自分がいかに情熱的なサッカー選手であるか」というメール履歴書(CV)です。ここら辺のことに関しては別記事で詳しくまとめようと思うので省略します。

結果は、ほとんどのチームが「選手枠いっぱいでお断りします。」でした。6部のチームともなると、外国籍選手は代理人のコネがないとなかなか練習参加すら難しいということを実感しました。そんな中、1チームだけ自分に練習参加を許可してくれたチームがありました。なんと神様!ありがとう!
ドイツ7部のセカンドチーム(ドイツ10部相当)への練習参加が決定しました。

練習参加してみた

 練習の3時間前に通知が鳴り「今日の練習最初1時間ランニングだけどいい?もし嫌ならまた今度でもええで」と連絡が来ました。いきなりハードル高くない!?でも断れないよ、だって日本人だもん。という理由から参加しますと返信してしまいました。この時はまだ知る由もない、この練習でどうなるのかを…。

 グラウンドに到着すると連絡をくれた方とお話をして練習参加開始。どうなるのか不安に思っていると、なんとみんな全然走れないじゃないですか。
ボールを使った練習でミニゲームが始まりました。あれ?なんかめっちゃうまくなった気がする?意外と自分のプレーが通用することに驚きました。
練習が終わるとみんながたくさん話しかけてくれて、ライジングスターがきたとばかりに誉め殺しの嵐。なんだかとってもいい気分すぎてふわふわしていました。単純に自分が日本でプレーしていた時と比べてもかなりレベルが下のリーグに所属するチームだったというだけだったのですが。それでもたくさん褒めてもらえるのはいいもんだ。サッカーでこんなに褒めてもらうのは初めてだったと思います。

チーム加入に至った決め手

 それでもできれば高いレベルでプレーしたいという気持ちは変わらないので、マネージャーにトップチームの練習に参加できないか聞いてみると、すぐにトップの監督に話してくれました。結果はダメ、理由は選手枠がいっぱいということでした。
 この時点での選択肢として、他のチームを探す、セカンドに残ってトップ昇格を目指す、この2つでした。他の6〜7部のチームを探しても門前払いされることは明白だったので、ここに所属するだろうなとは思ってはいましたが、マネージャーがとても親切で「いつでも練習参加していい、他のチームを探しながらでもいい、いくら時間を掛けてもいいからじっくり考えて決めてね。」と言ってくれたので、保留にして帰宅することにしました。その後何度か練習参加をしたり、チームの試合を見に行ったりしてチームに加入することに決めました。決め手はやはり「人」です。最初に連絡してくれたチームであり、自分がワーホリで来ていて家がまだなくてかくかくしかじか事情を説明したらチームメイトやスタッフみんなが家や仕事探しを手伝ってくれています。レベルは関係ない、この人たちに恩返しするために頑張りたい、そう思えるチームと出会えた運命だと思います。

 極東の国から来た男にここまで優しくしてくれる人たちがいること、自分はとても恵まれていると思います。チームを勝たせせられる選手になった時がトップチームに昇格できる時だと思うので、まずはこのチームでたくさん勝つことを目標にして、トップ昇格してその先まで目指して頑張ります。あとは勝利後の美酒を早く味わいたい。練習、試合終わりにみんなビールやコーラをがぶ飲みします。チームの予算にビール代まで計上してあるところに一番ドイツを感じています。
 今週末に自分の公式戦デビューがあります。しっかり準備して上手い酒を飲むこと目指して頑張ります。応援よろしくお願いします。
ちなみに背番号は7番になりました。

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