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10. 若さという価値を実感した

 ドイツに来てから『中)きだれんの今日この頃』も10回目の投稿となりました、きだれんです。ドイツに来た時は6月下旬でこれから夏が来るぞ!という季節だったのですが、いつの間にか冬に向けて準備の秋になってしまいました。いつの間にか2ヶ月半がすぎているのですね。まだ日本を離れて数日しか経っていないような感覚です。
 今回も近況報告をしていこうと思うのですが、何か特別なことが起きたわけではなく最近感じたことを書いていこうと思います。ドイツに来て何気ない日常を送っているというだけで環境に慣れてきたんだなと実感します。
それではいきましょう。

近況報告

新居で大活躍中

 だんだんと新居での生活に慣れてきました。2ヶ月も居候させてくれた友人とは毎日一緒に寝食を共にしていたので、2週間ほど会わないと一気に疎遠になったような感覚で少し寂しさがあります。長い間僕が彼のプライベートを侵食していたので僕のお世話も終わりにさせてあげたいですね。それでもまた一緒にIKEAに行こうと誘ってしまいましたが。昼食か夕食をご馳走できたらいいなと思っています。
 実はこの時点でIKEAには2回も行っているのです。1回目はバスタオルなどの日用品。2回目はハンガーラックやサイドテーブルなど。そして次回は椅子とルームライトを手に入れに行ってきます。引っ越してからベッドやソファなどの家具に費やした金額は約293€(9月11日時点45958円)です。破格の安さでお家の家具を揃えることができたと思います。特にベッドフレーム、勉強机、ソファを100€で引き継ぎ、マットレスをフリマアプリで25€で購入することができたことが大きいです。何もかも人との巡り合わせと優しさのおかげです。本当に恩返しをしなければなりません。もしみんなが日本に来たいと言ったら全力で日本中連れ回したいと思っています。そのために日本ではハイエース買っちゃうか。

 仕事探しに関しては中々やる気が起きません。というのも、ドイツ語が本当に上達しないから働ける自信がない!もし自分がプログラミングなどできれば在宅ワークなどで済むのでしょうが、小生は教育学部卒の高校教諭2年経験侍。コミュニケーションが必須のスキルしか持ち合わせておらぬ故、IT畑に踏み込むことなど恐れ多いのです。ドイツでは学校で学んだことを活かす職業に就くのが当たり前。日本のように文学部卒なのに化粧品メーカーの営業職とかほぼありません(日本と違って仕事は仕事と割り切っている文化だからこそだと思いますが)。なので、僕がこっちで働くとしたら教育系が最も適しているのですが、如何せんドイツ語が話せないもので。でも僕が探しているのはミニジョブだから。アジア料理店とかカフェならいくらでもあるし。そこのあなた、そうよ、日焼けしているそこの男、接客はドイツ語ですよ。あべしっ!!それでも家の中で引きこもる生活は面白くない、いろいろな場所に旅行に行きたい。ならばダメで元々、いろんなところにメールや電話をしまくってやろうじゃないか!断られても困らないさ、地元でもなんでもないからね。断られたら笑い話にでもしてしまおう。そんな気持ちでまた一生懸命調べてアタックします。

若さは武器なんだと感じるのです

 アジア人は若くみられると言いますが、実際に僕もドイツに来てとても若くみられます。流石にお酒を飲めない年齢にはみられません。ドイツではビールは16歳になってから。しかし、昨日チームメイトに年齢を聞かれて今年で25歳になると答えるとめっちゃ驚かれました。「マジで18歳だと思ってた。アジア人はクレイジーだよ。俺は1人日本の声優を知ってるぞ。名前なんだっけ、ケンジロウ・ツダだ!彼は異次元に若い。」流石にツダケンさんは日本人でも異常な若さだと訂正しておきました。彼の若さが国際基準になったら日本男児の8割が困ります。
 そんなチームメイトは同い年か少し下くらいに思っていたのですが、まさかの21歳。てかチームメイトの大半が自分より年下。マジかよ、みんな男前で自信に溢れている立ち振る舞い。そりゃ俺が可愛がられるわけだ。でも年齢なんてただの数字。気にしなくてもいいもんだとも思います。しかし、スポーツをしているとやはり年齢というものは重要な要素になることもまた事実。近年のサッカー界では若い才能に大金を費やして青田買いすることが増えました。要はその将来性と若さには100億円以上の価値があるということです。
 ドイツに来て色々な人と知り合って、サッカーも日本にいる時よりもっと楽しくなって、自分はもっと上手くなれると思う、ステップアップしたいと思うようになった自分は今年で25歳。サッカー界ではもう若くない。もっと早くこの環境に出会えていれば、と思いを馳せてしまうことがあります。自分だってこの歳までの時間を後悔しているわけではありません。その時間があり、そこで出会った人たちのおかげで今の自分があるのだから。それでもあと2、3年早ければと思ってしまうのです。時間というものの価値をまざまざと突きつけられている感覚です。
 だからこそ、人生の時間を大切にしていかなければならないと思います。自分には興味があること、やってみたいことが意外とたくさんあって、それを全て極めようと思ったらあっという間におじいちゃんになっていることでしょう。よく同僚の先生方から若いっていいな!と言われていました。今ならその言葉の真意がわかる気がします。時間があるということは何よりも価値があることなのかもしれないと。そしてその時間をどのように使うかが大事なのだと。ダラダラする時もありますが、それも含めて自分のものにできるようにしたいなと思います。
 よく祖母から「今の経験が必ず自分の財産になる。その経験を後輩たちにしっかり伝えてね。」と言われます。決して義務ではないのですが、自分が歳を取ったら周りの人たちに恩返しをして、少しでも下の世代を励ませるようになりたいと思わせてくれる言葉です。それまではまだまだ動き回らせてください。
 世間からみたらまだまだ若造かもしれません。自分の内面は少なくともまだまだ若造です。周りの大人からしたら現実を捉えられていないとみられるかもしれません。10年後、もしかしたらこのような発言を後悔しているかもしれません。若い時にもっと準備しておけば、しっかり地に足つけて働いていれば。しかし、そうなったらそうなった時に解決策を考えます。少なくとも自分は今という現実を捉えています。仕事を見つけたいという現実を。
それはさておけないので少し横にずらしておいて、若さを自覚しながらそのパワーをフル活用しながら、たくさんのことを学ぼうと思います。そして、自分を応援してくれている家族、親戚、彼女、彼女のご家族、友人、背中を押してくれた方々、ドイツで出会った人たち、静かに見守ってくれている人たち、数えきれない程の人たちに感謝を伝えたいです。本当にありがとうございます。ぜひ僕がいる間にドイツに遊びに来てください。カールスルーへに来た際の宿代が少し浮くかもしれません。

 自分でも何を伝えたいかはよくわかりませんが、長々と失礼しました。とにかくこれは自分への戒めと備忘録。そして10回目という節目に感謝の気持ちを添えて。まだまだ未熟ではありますが急がず焦らず参ろうかという所存です。

 最近ようやく撮り溜めていた動画の編集を始めました。しかし、最初の方は全く画角等々考えていない動画素材ばかりなので、ほぼ散歩動画です。
YouTubeにポツポツと動画を投稿していくので、そちらもぜひよろしくお願いいたします。楽しく思い出を載せていこうと思います。

 ここまで読んでいただいてありがとうございます。お互いに体調に気をつけながら、無理せずにゆっくり生きることに立ち向かっていきましょう。
それではまた。

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