韓国インディ2020 (1) Kim Sawol, Luli Lee, CIFIKA, quinn_ (2020年9月)
韓国インディの新しいリリースを度々紹介して来ましたが、
・記事名にアーティスト名が入った方が、後から検索とかひっかりやすいかな、ということ
・1ヵ月分とかのリリースをまとめるのではなく、紹介したいものが3,4作揃ったらサクッと記事にしてしまう方がいいだろうということ
で、こうしてシリーズ化して紹介を続けていこうと思います。
今回は9月に新作をリリースした4組。
Kim Sawol キム・サウォル 김사월 『HEAVEN』 (フルアルバム)
これまで発表した3枚のアルバム全てが韓国大衆音楽賞のフォーク・アルバム部門受賞、実力派フォーク・シンガー、キム・サウォルの約2年ぶりのフル・アルバム。
Lulilee 이루리 イルリ 『Let Me Dive Into This Moment』(EP)
(Magic Strawberry Sound) 2020.9.3
Bye Bye BadmanやSeoulmoonのベーシスト、イルリのソロ・プロジェクトの2年ぶりのEPだ。ミニマムなシンセポップが軸だが、「Ashby Road」はInstagramで何度も公言しているOasisの影響を感じさせるアンセミックな曲に。 ペク・イェリンの作品の共作者、Cloudが編曲を手がける事が多かったが、本作では編曲から全楽器の演奏まで全てイルリがこなした。
CIFIKA 『HANA』 (フル・アルバム)
(MOTHER 2020.8.31)
CIFIKAはBillboard, NPRをはじめとした有力海外メディアでも取り上げられたことがあったり、海外でも一定の評価を得ているエレクトロ・ミュージックのSSWで、フル・アルバムはこれが初めて。ビートのプロデュースの実力もなかなかだが、BjorkやFKA Twigsの系譜を感じさせるボーカルの表現力を特に評価したい。
quinn_ クイン 쿠인 『난빤쓰만입고도멋진생각을해 Diaper Revolution』(シングル)
2020.8.31
中毒性あるレトロなシンセ・ポップ、大型新人登場か!? 2,000人を超えるフォロワー、60万もの再生回数を記録するなどSoundCloudで一定の支持を得ていたSSW、クインのデビュー・シングル。SoundCloudに上がっている曲たちと共通するのはレトロでローファイ志向なことだ。このデビュー曲「」もそのプロダクションに、印象的なシンセ・メロディが中毒性を誘う。ローファイな作りや奇妙なダンスが面白いMVも1ヶ月で13万回の再生数を記録。インディSSW、しかも新人として異例だ。
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