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山本大地の韓国生活日記24年第2報(1/25日~2/6日)

更新が遅くなりました。かなり前のものなので、メモ程度な部分が多いのはすみません…!

今号のトップ・ミュージシャン!
(毎回その期間中に音源を聞いたり、ライブを見たアーティストの中から一番ビビッときたアーティストを載せます)

Mandong

1月25日
夜、イミンフィのライブに行く。場所はホンデのWestbridge。ほぼ満員だった。ギターがSagong、キム・ハリム(In The Endless Zanhyang We Are)、ベースはチユネ(Parasol, Sultan of The Disco, bongjeingan)、ドラムはソン・ギョンホと、インディ・スーパーバンドです。このまま5月の来日公演も行くのかな?

イ・ミンフィ at Westbridge

ライブ終わりにグッズを一つ買った。障害者労働者たちが作った歌の歌集。と言っても詩ではなく、本当の曲。楽譜や作った人たちの思いが綴られている。これを買うと、懸命にデモを続けている団体「全国障害者差別撤回連隊」に寄付されるという。

表紙
裏表紙

3月のMLB韓国シリーズのチケット取り忘れる。。

1月27日
土曜日なのに9時に起きた。えらい。
携帯の充電器を会社に置いてきてしまった。3月の来日公演に先駆けてのCADEJOのインタビューの最終準備を会社でやる兼、充電しにいくことにした。こういう時に会社が家から近いのは便利だ。

家の近くの日本でパンを学んできたという方がやっているBAKERY SAN。ユン・ジヨンが流れていた。店長の選曲らしい。さっき知ったというのでアルバム、In My Gardenは本当にいいですよと伝えた。ここでよく買うポテトベーコンパンを買って出かける準備をする。CADEJOのメンバー兼マネージャーのスンジュン氏から、ハンバーガーを食べながらインタビューしましょうとは言われていたけれど、インタビューにも集中しなきゃいけないのでたくさん食べれる気がしなかった。

午後1時半。CADEJOが今日ライブをやるハンバーガー屋さん、PPSに来た。三角地駅の近く。店長とメンバーが知り合いらしい。いまCADEJOがやってるFREE SEASONというライブシリーズはライブハウス以外のところでやるのがコンセプトらしい。
インタビューはうまくいった。スンジュンさんが明るい。彼がいることでメンバーの音楽的なストレスも解消されそうだと思った。個人的に新鮮だったのはギターのテフンががっつりブルースを勉強して練習してきた人だということ。考えてみれば当然だけれど。

CADEJOのメンバーたちと食べたハンバーガー

午後4時。CADEJOのライブがハンバーガー屋さんで始まる。僕が5分前についた時にはもう人が埋まっていた。1時間40分くらい演奏した。ところどころ静かな即興演奏に任せるところは皆さん聞き入る感じなんだけど、リフとかフレーズがわかりやすい曲、歌のある曲はすごい盛り上がり。前方の女性の方々が特にすごいノリノリだった。今まで行ったCADEJOのライブで一番客のノリが良かったけれど、ライブ自体が狭い場所でアットホームな雰囲気だったこともあると思う。CADEJOのライブはお客さんとの一体感が強まった時により魅力的ですね。特に「IGRIS」という曲が音源でも特異な雰囲気だったが、ライブではよりよかった。

ライブ風景

午後5時40分、龍山駅まで歩いて、京畿中央線に乗り、加佐駅へ。
龍山駅にて春川行きのITX号。この車両が好きなんですよね。




순댓국
飽きたと思ったけどおいしかった


スンデクッ

ここの近くにあるMORENE極楽(모래내극락)というライブハウスでMandong、Wackのライブを見る。CHSのメンバーが運営するライブハウスなのだけど仏教コンセプトな雰囲気がすごい好きだ。居心地いい。

まず8時にMandongがステージに。彼らのライブは3回目だけど、始まる時からベースのナムヒョンがなかなかステージに上がらないギターのソギョンを、マイクで歌いながら呼び出したり、いつもより機嫌が良さそうだ。というか多分彼は酔っていた。
一曲目は曲名がわからない、多分音源化されていない曲。二曲目は定番かつ僕も大好きな「Sorry, make you work twice」(冒頭で音源を載せた曲です!)。リフがかっこいいんですよね。やっぱり今日はとにかく調子がいい。ギターのソギョンも音が良いし、ソロもいつも以上にキレがいい。
どうやら今日のライブはMandongが提案したらしい。だから気合が入っているわけだ。

3曲目は昨年のアルバム『Pai, moon, everything』から「Pai, moon, everything」。スロウながら緊張感ある演奏、ナムヒョンのアルコ(弓)を使った演奏がすげえかっこいい。今日はメンバーたちの目つきもキレてる。だんだん観客、というか僕の叫び声も激しくなって来ます。一曲一曲が長いのでもうこの時点で20分くらい経っていたと思う。
あと印象に残っているのは「Mutmae」とラストのRadioheadのカバー「The National Anthem」。ラストというかアンコールでしたね。ナムヒョンが演奏するベースリフから前のめりなテンポでこちらを興奮させます。

その後、Wackが準備するのだが、ベースにトラブルがあったみたいで30分くらい待たされた。ベースを他のものと結局取っ替えて、仕切り直し。音源だと、ポストパンク、ファンク、ジャズ、エレクトロニカがすげえ独特に混ざり合ってて面白いな気になるな、という感じだったんだけど、ライブではよくも悪くも音がすごくカオティック。ボーカルは常にエフェクターをいじりながら声を変形させたりしている。メンバーの素振りとかもすごい自由奔放なんだけど、この日のファンたちの雰囲気には合っていた。最後の方はボーカルがフロアに降りて来たり、すごく盛り上がっていた。ちょっとまだどんな音楽がしたいのかが伝わりづらい感はあったけれど、演奏にはジャズやファンクの土台があるみたいで演奏の実力があるっぽいんです。ライブの見せ方をもっと研究すれば、すごく面白く化けるような気がする。

そういえばWackは2022年にデビューしたばかりなんだけど、昨年10月のチャンギハやbongjeinganなども出演したSSAMフェスティバルに出演したり、結構シーンの重要バンドたちとの共演が多い。面白そうだなと思ったのは昨年のこの2つ。


まずこちらはACSでやっていたbongjeingan、Yeong Die、Y2K92、Balming Tigerと、ロック、ラップ、エレクトロニカまでまさにオルタナティブな試みをしている面々が揃っています。

こちらはパレスチナ支援のライブ・イベント。僕がハマっているライオットガール直系のパンク・バンド、Sailor Honeymoon、こちらも気になっているバンド、OMFYBNI、DJのSEESEAとか、個性的な異才がたくさん。いま、このあたりで韓国オルタナの面白いシーンが形成されているのでは?とちょっと期待しています。

1月28日
昨日遅く寝たわけではないのに、朝がつらい。。
とりあえず少し走って、
今日も望遠洞へ。先週来たタイ料理屋さん
カフェでケーキを

1月30日
退勤後は彼女と約束してあり、望遠洞のハンバーガー、neondeok 넌덕(ノンドク)へ。ここは年明けに初めて行って以来気に入ってリピートしているお店。ハンバーガーは5種類くらいあります。2ヶ月ごとに変わる「今月のバーガー」もいつも美味しい。ここが気に入った理由はもちろん味はもちろんなんだけど、店主カップル?夫婦?がすごく日本カルチャー好きみたいで、日本の大衆的なお店、というよりは家庭的なテイストの食堂をイメージしているっぽい店内のインテリア(なんか海沿いにありそうな食堂、みたいな感じがします)、そして音楽も常に日本と韓国、7:3くらいの割合のインディ・ミュージックがかかっています。坂本慎太郎、カネコアヤノ、Lamp、never young beachなどなど好きなようで、店内にはCDもたくさん飾ってあるのです。既に僕は店主に覚えられてしまいました。

是非旅行で行かれる方、訪問してみてください!Google Map リンク

ノンドクのハンバーガー 1
ノンドクのハンバーガー 2
ノンドクのマスコット?

2月2日

望遠洞の音楽バー「Nospiran」へ。ここは以前内畑美里さんが紹介してくれたお店。この日は僕の好きなミュージシャン、Wonhoの誕生日パーティだった。途中から友達のハリー君が来てくれた。

ライブを披露してくれた主人公Wonho。奥は店主!

ハリー君と今年のSeoul Jazz Festivalのラインナップ批判を交わしたところで、彼の思いつきでサッカー観戦しに、ビール屋さんへ。アジア杯の豪州戦です。さらにお店に着いてから友達のハンセム君も加わりました。なぜか僕ら以外のお客さんが全員高校生くらいに見えたのが気になったが…。僕はそこまでサッカーに興味がないし、疲れていたので前半だけ見て帰宅。どうやら勝ったようです。

2月3日

夜8時、近所のスンドゥブ屋さん、새벽집へ。ここはスンドゥブが美味しいのはもちろん、野菜ビビンバをしながら食べれるのがよい、これで9,000 KRWなら安い。

새벽집で食べたもの

前に会社の会食で来た時に注文したカムジャジョン(ジャガイモのチヂミ)が忘れられなかったので注文。やっぱり美味しい。このジャガイモのお餅みたいな弾力感、中毒性があって箸が進みます。お腹いっぱい食べた。

ジャガイモのチヂミ

そして、一人になって近所のカフェ兼バー、「仙遊混合飲料」へ。ここは一年位前にオープンして以来、お客さんはいつもすくなくガラガラの時が多いんだけど、店長さんが音楽に拘りあるようで、当初からカウンターでLPをプレイされていた。R&Bやソウル系が多かった記憶。それが数ヶ月前から、店長さんのLPをお店の真ん中に100枚近く陳列し始めたのです。そして窓側の席にはレコードプレイヤーが二つ出現。そう、陳列されてあるLPの中から好きなものを選んで聴けるようにしてくれた。英米のロック、ソウルR&B、エレクトロ、韓国&日本、Jazzまで幅広く置いてあるので良い。例えば、ADELE, Amy Winehouse, Jorja Smith, Frank Ocean, Maxwell, H.E.R., TLC, Ella Mai, SZA, Tom Misch, Coldplay, Radiohead, Tame Impala, Oasis, Daft Punk, Avril Lavigne, Maroon5, 宇多田ヒカル、ペク・イェリン、015B、竹内まりや…と、まあ数枚は直接聴きたいアーティストもいますよね?
ということでこの日はRadioheadのIn Rainbows、Tame ImpalaのCurrents, Amy WinehouseのBack to Blackを聴いて、帰宅。

LP試聴コーナー

夜12時、そろそろ寝なきゃと思ったが、思い立って3月のメジャーリーグ、韓国シリーズのチケットをまた見る。
3月17日の練習試合(とはいえドジャース対韓国KBOオールスターズというビッグゲーム)は見る度にいろんなエリアの席が一席ずつが出てくるんだけど、選ぶと直ぐに「他の人が選択しました」と出てくるのです。でも諦めずにいろんな席が現れては消えるのをトライし続けた結果、4階席ですが確保!念願です!!メジャーリーグ、大谷&山本由伸&キム・ハソン&ダルビッシュ、見れるだけで十分なのです。よかった。

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