自分の実績を整理すると自分が得をする
あなたの昨年(先期)の実績は?
何を目指して、何をして、どんな結果を出したのか?
1年または仕事の区切りで、自分がした仕事を整理することは、次へのステップに繋がり、且つ仲間や上司へのアピールにもなる、非常な大切なことであると考えています。
前回の記事で触れましたが、「給料が安い」と嘆くならば、「わたしの業務報告書」を提出し、希望額を自ら取りに行く姿勢を見せることも可能であることを知りましょう。
(参照 https://note.com/kid839/n/n81ce3067c7f8 )
給料のことは少し置いておくとして、自分の仕事を整理することの大切さを挙げます。
第一に仕事を冷静に振り返ることで、自分の過去を反省することを通じて、自分の弱い所が顕在化し、次の課題が見えて来るものです。
ポイントとなるのは、課題を上司から与えられるのではなく、自分で発見し設定することの大切さです。
課題解決に向けた次の行動を決意すれば、確実な成長が見込めます。
第二に目標と実績の差を認識できる点を挙げます。
自分の仕事の実績(できれば数値化)を把握することも重要ですが、その実績を職場の目標や計画と結び付けることで、仕事の価値が高まります。
1年間の仕事を、ひとことで実績として言えることは大事なことなので、ぜひ習慣付けて欲しいと思います。
過去に記した「管理とは」を参考にしてください。
(参照 https://note.com/kid839/n/n6b4da513bbb1 )
第三に記録が残る点です。
3年分の記録、5年分、10年分とあれば、配置替えや人事異動、転職時の業務実績レポートとして役立ちます。
言葉を並べるよりも、これを見せて説明すれば説得力が高まります。
何よりも、仕事と向き合う姿勢が真面目であること、またコツコツ取り組む堅実さを訴求したければ、「わたしの業務報告書」でバッチリです。
この報告書を作った思いを語ることで、良い印象を与えることにもなるでしょう。
記録を残すことで、自分がやった仕事を自分で理解できるだけでなく、他者へのアピールにもなります。
今回は主な3点を挙げましたが、使い方によってはもっと効力があるハズです。
尚、私は企業様の改善指導者として、『支援報告書』を作成し、企業様へ説明し提出しています。
支援は1年が基本的な期間なので、1企業様当たり1年に1部になりますが、自ら報告書を作ることで、今回挙げた3点の効力が実感できます。
新たなことにチャレンジすることも大切ですが、過去を反省し、確実にステップアップすることも重要ではないでしょうか。
報告書が作れるか否かではなく、作ると決めてしまえばいいのです。