プレゼンが下手な人の共通点2
前回挙げた第一、第二の続きです。
(前回 https://note.com/kid839/n/n0b185e522318 )
プレゼンが下手な人の共通点として第三に、自分の言葉で話さない点を挙げます。
不思議なもので、手元の紙を見て理路整然と棒読みするのと、何も見ないで語り掛けるのとでは、伝わり方は全く違うものです。
前者は、無難だと考えて読むのだと思いますが、どんなに内容が良くても伝わらなければ、残念な結果になります。
後者は、良くも悪くも、時間が経っても記憶に残ることが多く、それだけ伝達力が高いのだと思います。
考え方は様々ですが、多少話の内容が前後しようが、時間が足りなかろうが、できるだけ自分の言葉で伝えることを心掛けましょう。
また、上司や誰かの言葉をそのまま引用して話すことも、伝達力は低いので、併せて注意しましょう。
尚、前回の記事に「自信を持って」伝えることの大切さを挙げましたが、自信を持つ為には、自分の言葉で伝える事ができるくらいに、内容を深く理解することが必要です。
第四に、どこにでも使える言葉を使う点を挙げます。
どういうことかと言うと、異なる100個のテーマに対し、全てのテーマに使える言葉を多く使うことです。
どんなテーマにも使えることは、便利な言葉である一方で、相手の心に留まる言葉では無いことが多くあります。
例えば、作業ミスが発生した原因分析で、「思い込みでした」「確認不足でした」という、どんな作業ミスでも使える言葉ではなく、
「類似部品があり、判断を誤った」「正面から見ただけで、手に持って斜めからは見なかった」
というように、そのトラブル固有の言葉が欲しいのです。
つまり、どんなテーマでも使える情報は抽象的で、もう一方の固有の情報は、具体性があるために核心を突き迫力が出るので、相手の関心を引き付けやすいのです。
従って、良いプレゼンをするためには、物事を熟知し、当事者でなければ知り得ないくらい深い言葉を使うことが必要です。
✕物事を解っていない ✕他人事 ✕浅い言葉