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5Sの診断と治療でビジネスに活かす

5Sの状態と活動性を数値化する「5Sスコアカード」を添付します。

このツールを会社や職場で手に入れれば、何度でも、どこでも、誰でも使えます。

これ迄に5Sをやって来た方も、
これから5Sを本格的にやろうと考えている方も、

社長も工場長も、改善リーダーも若手社員も、
5Sの指導役の方も、

皆さんの職場を再点検し、良い所は自信を持ち、弱い所は見直す良い機会にしましょう。

今回の「5Sスコアカード」を、自社の改善ツールとして活用し、更なるビジネス拡大に活かしてください。

<構成>
状態編 2点 ✕ 50項目 = 100点満点
活動編 4点 ✕ 25項目 = 100点満点

先ず1ページ目の「状態編」は、5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)の定義に基づいています。
(5S定義 https://note.com/kid839/n/nc81d6bc78eed

更に、現場指導者としての経験から得られた視点を加え、全部で50項目の構成です。
(指導歴 https://note.com/kid839/n/n08a9a52e5871

50項目は上から整理→整頓→清掃→清潔→躾となり、以下の目安で点数化しました。

0点 ✕できていない
1点 △どちらとも言えない
2点 ○できている

但し、漫然と点数を付けると、中心(1点)が多くなる傾向があるので、そこを避ける(0か2を付ける)ことができれば良否がハッキリします。

右側の「点数」欄に0点~2点のいずれかの点数を入れ、縦50項目を合計すると100点満点に対するスコアが出るので、業務改善の参考にしてください。

次の2ページ目は「活動編」です。

前出の「状態編」に加え、これを作った理由は、5S活動を組織に展開する部分がネックとなっている企業様が多いと感じ、現状をチェックする視点を加えました。

従って、その視点から、組織を巻き込めない原因を整理し、解決に向けて再始動して欲しいと考えています。

尚、「活動編」の使い方は各項目の点数が、以下になっている点と、項目数が50である部分が違うだけで、他は同じです。

0点 ✕できていない
2点 △どちらとも言えない
4点 ○できている

<主な特徴>
・項目が多い(全75項目)ので実力に近い数値が出ます
・抽象的ではなく具体的な表現です
・組織を動かす活動編もあり、総合的です
・評価しやすくするため、説明文に例を加えました
・できている/いないが判断しやすい表現です
・表現がシンプルなので評価のバラツキが小さくなります

例1「安全に配慮された職場である」ではなく、「通路や足元に配線類が無く安全である」という表現なので、対応法も理解しやすい。

例2「~がある」「~が明確である」ではなく、「現場で目で見てわかる」と表現し、ある/無いで評価する。更にやるべきこともズバリ。

例3「~を知っている」ではなく「~を答えられる」と表現し、答えられるか否かで評価する。

<主な効力>
・5Sの定義が理解しやすくなります
・自社の5S基準ができ上り(持て)ます
・可視化されているので5Sの認識が統一されます
・具体的にすべきことが掴めます
・定期的な活動や評価の基準として使えます
・担当者に依存しない維持改善のツールになります
・改善前と改善後を定量的に比較できます
・部署やチームの比較ができます
・工場新設時には最初から基準に適合できます
・社員教育に活用できます
・他社に無い会社の特徴として使えます
・取引先へ自社の活動性のアピールができます
・自社の5S基準作りの参考になります

以下に、「5Sスコアカード」を添付し、その次に<使い方>を記しますので、業務改善にお役立てください。

(領収書発行はお申し付け下さい)

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