山の価値。
「なになにしげちゃん、ラジオ始めるんだって?」
昨日の記事を読んでいただき、さっそくきこりの大先輩に山奥で声をかけて(いじって)いただきました。
「断られたんですよー!」
と返しつつ、いじられキャラの自分としては内心まんざらでもないわけであります笑。何より、きこりの大先輩に読んでいただけていたことがうれしくて。モチベーションアップでさっそく2回目の投稿です。
本題です。
自己紹介を兼ねて私たち玉川きこり社の経営理念について改めてお伝えしたいと思います。
「きこり × creative」で山の価値を10倍にし
山と関わる全ての人を幸せにする
これが当社の経営理念です。昨日までは「クリエイティブ(片仮名)」でしたが、こんな感じで細かなところはフワフワしているくらいにできたてホヤホヤな新しい目標です。昨年から会社の代表が自分に変わり、方向性も少しずつ変わってきたので改めて考えてみました。
ホームページなどにもまだ載せていなどころか、社内でさえも
「きこり事業部長」の「やのくん」
と
「デザイン事業部長」の「くみちゃん」
にしか伝えていないというありさま…。見切り発車もいいところでございます。ですが、「これで行こう!」という強い確信を持っています。とにかく、僕たちはここを目指していきます!(とりあえず社員のみんなにもこの記事を読んでおいていただくことにします!)
「なぜ10倍?」
と思われた方もいらっしゃるかと思いますのでまずはそこについて。
かねてから、会社の目指すべき目標はできるだけ高く、そして具体的にしたいとずっと思ってきました。数字で表したのにはそんな意図があります。
「丸太の販売価格が安すぎる」
これが林業業界で言われている最大の課題と言ってもいいと思います。最盛期に比べて最大で7〜8分の1にまで落ち込んでしまっている現在、、
「昔は山は儲かったんだけどなあ」
という言葉を、7年前に山仕事の世界に入ってから何十回も聞いてきました。今では、正直なところ補助金がないと山の管理はほとんどの事業体ができないのではないでしょうか。もちろん私たちもそうです。その課題と向き合うたびに、
「もう一度儲かる林業にしたい!」
と強く思いました。では、具体的にどれくらい?と考えた時に、最盛期を超えるくらいに!ということで、目標値はドンと
10倍
と、公言してしまったという形になります。。。
しかしながら、正直なところは丸太の値段がまたそこまで上がる時代を作ることは難しい、というか無理だと考えています。それでも、10倍にしなければなりません。何せもう公表してしまったので!!
ではどうすればいいのか。丸太が高く売れなくても儲かる林業にしていくには、世の中が山に新しい価値を感じてもらえる何かを創造するしかないと考えています。
そこで、
「きこり × creative(創造)」
です。
私たちは、「きこり」であり「クリエイター」という、恐らく日本でも唯一のチームだと自負しております。そんな私たちだからこそ見つけられる、今はまだ誰にも気付かれていない価値を掘り起こし、創造し、これだと思う一石を「何石」でも「何岩」でも世界に投じていきます。そして必ずや、山の価値が10倍になる未来を実現することをココ(noteのマイページ!)に誓います!
山は、日本中どこにでもあります。
山と関わってこられた方々は数えきれないと思いますし、これから関わる方もどんどん増えてほしいと思っています。みんなが幸せを感じられるよう、全力で挑戦を続けていきたいと思います。
次回は、私たちのチームメイトをご紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
【追伸1】
会社の理念を考え直す時に、まず
自分自身の人生の目標
についても向き合ってみました。この際なので一緒に公表しちゃいます!
自分と関わってくれる、全ての人を幸せにする
です。とにかく「こうすれば自分は幸せに死ねる!」ということは何なのか、自分なりに向き合ってたどり着いた今の自分の生きる原動力のようなものです。これはもしかしたら年と共に変わっていくかもしれませんが、一旦言葉にしてみることが大切かなと思い決めました。
【追伸2】
「山に価値がなくなってしまった」
という言葉にいたっては何百回も聞いてきたのですが、
「山は偉大なんだぞ!わかってないのはあなたの方だ!」
といつも言い返していました。
こころの中で笑。
山好き代表として、山の凄さをみんなにわからせてやるしかないべ!という勝手な使命感を秘かに持ち合わせておりますのでくれぐれもご注意いただきますようお願い申し上げます!笑
※自分にとって山とは、正月に一人でテントを担いで雪山に篭り、旧年を振り返り、そして新しい一年間を想うことのできる大切な存在でした。そんな山男の暴言と思ってお聞き流しくださいませ。。。
それではお休みなさい。