「不思議だけど、そういうものだ。」
てなことで、ある日の夢(眠ったときに見る方)のはなしです。
とはいえ、他人の夢のはなしって盛り上がりに欠けると思いますが、以前、「昨夜、豹だか虎だかの模様のでかい犬の夢を見た!」と友人に話したら、「え!わたしも昨夜見た!」と、お互いディテールを伝え合ったらかなり近い、いやほとんど同じ犬だったことがあるので、ここに夢のはなしを書くことに淡い期待をしています。笑
夢から。
知らない声がわたしを諭す。
「暮らしの中で大切なのはねぇ、まずは土星なの。で、次に太陽、金星の順なのよ」
コツコツと地味に続けることによって土台を築く土星。
自分を奮い立たせ、おまけにまわりをも輝かせる太陽。
「好き!」をエネルギーに、ワクワクドキドキの金星。
「へえ、そうなんだ。太陽とばかり思っていた」と感心しながら、ハッ!と気づけば、異様に背の高い冷蔵庫や、タンスなどの障害物の壁で包囲されていた。
威圧感が半端なく、なかなか前に進めない。なんとかここを突っ切らないと我が身に危険が及ぶというのに〜!
夢の中でジタバタ、冷や汗脂汗、ひとり孤独に慌てまくる。
そのときだった。
「そっか!タンスの引き出しを段々に開けて、それを階段にすればいいじゃん!」
この閃きの瞬間、脳内でアナウンスが響いた。
「このアイディアはー、天王星がもたらせてくれましたぁー」
抑揚のない、奇妙な落ち着き払った女性の声だった。
○
なんとなく馴染みのあるような場所だけれど、今はまったく知らない誰かの手に渡り、設備もインテリアも微妙に気持ち悪く変えられていてとにかく居心地がすこぶるよくない。
私たち家族はというと、やれたコンパネで出来たようなボロ民家に身を寄せており、かつて高江の古民家から始めた暮らしを思い出していた。
「もう二度と同じことは繰り返したくないから、わたしたちはとにかく『パラミツ』をやるっきゃないのだよ」
家族で車座になり、力説している。
そして夢のなかでも、「パラミツがあってほんとうによかったー」と安堵して、泣いた。
○
最近、「夢と現実はひとつながり」といったことをちょくちょく目にする。
ほんとに立て続けにその言葉が飛び込んでくるのでさすがに気になって、覚えている限り「夢」に焦点を当てることにした。
一説によると、明晰夢はさておき夢があれほどまでに奇想天外なのは、現実のようにリアルだと脳が拒否反応を起こして「受け入れ難くなるから」だという。
「受け入れ難くなるから」ってことは、受け入れることを前提に夢があるってこと?
ならば見た夢をもう一度、牛みたいに反芻してみよう。
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「鰹のたたき」
夕餉は父が高知から取り寄せた、「藁焼き鰹のたたき」だった。
大きめの三本のサクを七人で分けて食べた。
タレは、にんにくと生姜のみじん切りをじっくり油でカリカリになるまで炒めて、そこに味醂、醤油、少々の黒酢を加えたもの。
辛いもの好きな人のためにも、花椒&唐辛子バージョンを作る。
薬味は土佐出身の南美ちゃんにならって大量の玉ねぎスライス。水にさらして辛味をやわらげた。あとは庭の大葉をどっさりと。
生玉ねぎは潤ちゃんが苦手なので、今回は脇に添えたけど、このあいだ南美ちゃんが作ってくれたのは、真っ白な玉ねぎでいちめん鰹が覆われていた。それがほんとに美味しかったのなんの!
わたしは潤ちゃんが嫌いなぶんまでしっかり生玉ねぎ好きだから、てことは相殺してるってこと。
あなたの苦手はわたしの好き。
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「誕生日だから」とかこつけて買ったもの。
モルダバイト隕石と、エドガー・ケイシー著「魂の占星術」。
「魂の占星術」は、シュタイナーの「星と人間」につづく名著だった。
付箋バンバン貼り付けて、脳をパチパチショートさせながら読んでいる。
言葉として理解できなくても、「なんかーすっごい面白いこと言ってるな!」ってのはよくわかる。
「チャート(ホロスコープ)は霊魂の航海図である。人生は海であり、惑星の力は風、意志が船のこぎ手だ」→めっちゃロマンあって勇気凜々。
「土星から、新しい経験をさせ、その活動において新しい関係ができるという傾向が読みとれるが、これが精神力によって抑制されないと、完成に至ることは稀である。」→これは、冒頭の夢に出てきたことへのアンサーだと受け取った。
モルダバイト隕石は、ふらっと寄った同じ村内の「虹のかけ橋」という石屋さんで購入した。ふだんは海で拾った貝とか石しか身につけてないから、改めて専門店で買う、というのは初めて。
スーッと引き寄せられるように、「これだ」と思ったので、きっとよいご縁なのだろう。