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「話題の映画と水瓶座」

浦添PARCOで、上映しているのです。

当初、「観る人いるのかな」と訝しんでいたけど、それはほんっとうに余計な杞憂で、かなり席は埋まっていました。
みんなどデカいポップコーンの箱を抱えて。よって館内はどこはかとなくキャラメルポップコーンの匂い。

この映画、本国アメリカでは「インディジョーンズと運命のダイヤル」を抑えて、2023年の興行収入第1位。
でも実は、2018年にクランクアップしたのにお蔵入り。(クラファンではなんと7000人が制作を支援。エンドロールで全員の名前が表示されてるのは圧巻)というのは、ディズニーが配信元の21世紀FOXを買収してしまったからなのです。
まさかディズニーがこの映画を上映するはずがなく、メルギブソンを筆頭にイーロンマスクや制作関係者たちがお金をかき集め、よってエンジェルスタジオに権利が渡り、こうしてわたしたちに届くようになりました。

内容は今リアルに起こっている「人身売買(奴隷)問題」。
実話に基づいた、子どもの人身売買事件がベースとなっています。
奴隷と聞くと、ひと昔前の負の歴史みたいな印象ですが、今がいちばん奴隷の数が多いのです。
・・・・・耳を疑う。
国際労働機関ILOによると、大西洋奴隷貿易は約1,200〜1,500万人に対して、現代奴隷は約5,000万人。

正直、潤ちゃんとふたりでシネコンへ向かう道中はどんより気が重かった。
でもね、いまさら。
だってこういうことがあるってことはだいぶん昔から知っていて、なんならジャニーズの噂だって当時小学生、それも北関東の田舎の町に住む子の耳まで届いていたから。
ただ当時は、コールタールのような重めの気持ち悪さを感じつつも、その都市伝説のような話を持ってきた友だちに対する若干の嫌悪とか、好きなアイドルへの気持ちを損なってくれるなとか、とにかく目の前のことだけしか見えないし見なかったし。
(草薙くんが「ミッドナイトスワン」に出たのはすごいことだと改めて思うし、吾郎ちゃんの「ばるぼら」もめっちゃメタファー)


映画は想像していた通り、内容は底なしに過酷で何度も目を覆っては息が詰まって。具体的な暴力シーンはないにも関わらず、登場人物の表情で十分なくらい伝わってくる。
悪党、悪魔、モンスター。
いくら言葉を駆使しても、彼らを形容することは難しい。いや、「言葉」というものを当てはめること自体が間違ってて、「言葉」の尊厳が損なわれるからむしろ名付けたくない。

ってことも、知っていたはずなのに。

それでもなんで観る?なんでだろう。わざわざお金を払って、ぜったいに「こういう気持ち」で苦しくなるって知っているのに。
「こういう気持ち」を度重ねることは、なんの意味を持つのだろう。

9月16日、HIPHOP界隈にとどまらず、エンタメ業界で上位に君臨する
パフ・ダディが逮捕、起訴
罪状は性的人身売買、強制労働、誘拐、放火、その他の犯罪の容疑。
70億円超の保釈金も却下。


物事には因果の法則というものがあります。

先日、東京に行った際に、「新宿野戦病院」を観たからか、社会科見学と称して夜の歌舞伎町に出向むくことに。
アラフィフ4人とティーンエイジャー5人、ぶらぶらと歩いただけ。でも帰ってからしばらく気持ちは歌舞伎町だった。
ただ、そこを居場所とする若い人たちに願うことは、「いい友だちと出会って欲しい。縦じゃなくて横のつながりの、ひとりでも親身になってくれる友だちに」ってことです。
歌舞伎町の「か」の字も知らないわたしが言うことなんてそんな当たり前のことしかないけれど、そんなことを考えていた矢先のこと。
笑っちゃうくらい「THE 歌舞伎町」ってカップルがお客さんで来てびっくり。

因果です。(カップルさん普通にのんびりして下さって何より)

もうひとつ最近のことでいうと、数年前から周波数に興味を持っていろいろ調べているんですが、なんとご近所が猫除け高周波の機械を設置して、それが24時間キーンキーンとランダムに鳴り響いていて気になって仕方なくて、おまけにこの周波数、小さい子どもほど聴こえるので厄介。

因果です。(もちろん外してもらうように請願)

このように引き寄せは、いいことばかりではなく反対なことも寄せてくるのです。
でもそれは、従来の慣れ親しんだ自分のやり方を変えるタイミングなんだろうな、って経験からわかる。

だからこの映画が呼び水となって、なんらかの因果が訪れるかも知れない。多分、些細なことでも「ああ、これだ」って気づくと思います。
でも、もっともっとより大きな視野で捉えれば、やはり時代が因果を呼んでいるのだなと。

今日から冥王星は逆行が終わり、20年あまり滞在していた山羊座から水瓶座へ向かいます。(これは水瓶座の人だけが関係するのではなくて、全ての人に関わってくることです)
水瓶座のキーワードは「人類愛」「人道的」「公平性」「新しい未来を創造する自由」「改革」。
水瓶座的にいえば、「意味を理解することが、『知ること』だ」といいます。単に事実を知るだけでなく、その意味を見出すこと。

完全に水瓶座入りするのは11月20日です。







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