NZに差別はあるか
これから留学に来る方からのお問い合わせで、たまに「ニュージーランドには差別はありますか?」と聞かれる。
せっかくニュージーランドに期待一杯で留学に行って、差別されて嫌な思いをするのは避けたいという気持ちはよくわかる。
でも、ニュージーランドでも日本でも、どの地域でもどの国でも、差別はある。
ただ、ニュージーランドはどちらかと言えば差別されることは少ない国だと思う。
例えば性別で、例えば年齢で、例えば民族で、例えば国籍で、例えばなんらかの所属や信条で、差別するのはいけないことだ、というコンセンサスが社会全体に比較的強くあるのを感じるし、法律の立て付けもそれが前提となっていることも多い。
就職の時でも、年齢や性別を書く必要はないし、それらを書くように強く要請されることもない。それらの属性で採用を決めてはいけないことになっている。
でも実際には、それらの属性が採用に影響することもゼロではないだろう。
また、いろんなところで、見かけがアジア人であるということで、他の人とは違う反応をされることも実際にはあるだろう。
結局「ニュージーランドに差別がある」というより、差別は人それぞれ一人一人の中にあるのだ。社会全体のコンセンサスや法律が差別をしないようにできていても、人間一人一人の中には差別の感情がある。
もちろん全くそんなことは感じないし考えないという人もいる。性別や年齢や民族や国籍や所属や信条などまったく関係なく、いろんな人に接している人も知っている。
でも、おそらく割と多くの人たちの心の中には、そういう属性で人を判断し、差別する感情があるのではないだろうか。
そう考えると次は、自分はどうなのだ?、という問いが出てくる。今まで暮らしていた差別されない環境から外に出るとき、自分が差別される側に立つことにだけ注目していたけれど、今まで自分は人を差別してこなかったのか。どんな環境にいても、差別する感情を持たなかったのか。
そんなことを自分に問いかける。
留学は、そんな問いを自分に投げかける一つのきっかけにもなるのではないか。
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