時間は伸び縮みする
ニュージーランドでは、4月7日日曜日でデイライトセービングが終わり、日本との時差が3時間になった。
正確には7日の午前3時になったら時計を1時間戻して2時にするらしい。ネットと繋がっているデジタルの時計は自動的に3時が2時になるようだ。
とても不思議だ。
毎年9月の最終日曜日にデイライトセービングが始まるときには時計を1時間進めて、4月の第一日曜日に1時間戻す。始まる日は1日が23時間で、終わる日は25時間になる。
とても不思議だ。
でも考えてみるとデイライトセービングを決めたのは人間だ。ニュージーランドの人たちだ。正確に言えば法律で定められている。以前は10月の第一日曜日から3月の最終日曜日までだったのが、2007年の法律改正で今の期間になった。
だから少なくともニュージーランドで今何時かを決めているのは法律で、時計で表される時間はあらかじめ自然にあるものではないと言える。
時計というメジャーがあってそれを毎日ながめているから、いかにも絶対的な時間というものが存在してそのルールの中で暮らしているように錯覚するけれど、人間が作ったそんな時間は、人工的で不自然で後づけのものだ。
本来「時間」はもっとあやふやなものではないのか。
楽しいことをやっているときには「時間」が早く経つし、嫌なことでは「時間」の進みが遅くなる。
これは決して感覚的なものではなくて、もしかすると実際に「時間」が伸び縮みしているのかもしれない。だって、「時間」なんて、あやふやなものなのだから、時計の外にあるその「時間」は、伸びたり縮んだりしてもおかしくはないだろう。
ニュージーランドにいると、4月と9月の年に2回、時間っていったい何なのだろうなどと考えてみるのだ。
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