他人の反応は気になるけれど
留学生と話しをしていると、多くの人がこんなことを言う。
「きっと誰かに何かを言われるだろう」
だからやりたいことをやるのをためらう、という。
気持ちはよく分かる。留学生でなくても、年齢に関係なく、自分が何かをやろうとするとき、周りの人に何か言われないか、とても気になる。
自分がこんなことをすれば、周りの人はきっと批判するだろう。
自分がこんなことを言えば、周りの人はきっと笑うだろう。
自分がこんな人と付き合えば、周りの人はきっと嫌な顔をするだろう。
確かにそれは事実かもしれない。
でも周りの人の反応を気にし始めると、動けなくなって結局やらずに終わってしまう。
ずっとそんなことを続けていると、自分がやりたかったことを何もできずに人生を終えてしまう。
なぜそれをやらなかったのか。なぜそれを言わなかったのか。なぜその人と付き合わなかったのか。気がつけば、自分だけ歳を取って、何もできずに時間が過ぎている。
人の反応は気になる。それはかまわない。気になるけれど、まずは自分が何がしたいのか、それを最優先してもいいのではないか。やるかやらないか。言うか言わないか。その人と付き合うか付き合わないか。
その判断は、「自分がどうしたいのか」で決める。
判断をするときには「人がどう思うのか」は考えない。人の反応は自分の判断には影響させない。
そして判断をしたあとに、周りの人の反応を考えてみる。
順番は、自分が何をしたいのかが最初で、判断が二番目で、最後が他人の反応だ。
簡単に言えば、自分がやりたいことをやればいいのだ。それを決めるのは周りの人ではなくて自分自身だ。
そんな「自分勝手な」生き方でもいいのではないだろうか。