NZは今日はピンクシャツデー
ニュージーランドでは、今日10月16日はピンクシャツデー(Pink Shirt Day)だ。
ピンクシャツデーは、もともとカナダで始まったいじめ反対運動で、いじめ反対の日とも呼ばれる。ニュージーランドは例年は5月にあるけれど、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で10月16日になったようだ。
ウィキペディアによると、「2007年の学校の初日、9年生のChuck McNeillという男子生徒がピンクのシャツを着ていたためにいじめられたので、ノバスコシア州バーウィックに住むDavid ShepherdとTravis Priceが、ピンクのシャツを50枚購入して配布したのが始まり」とのことだ。
ニュージーランドの公式ウエブサイトを見ると、「ダイバーシティをうながし、前向きな社会的関係を促進することで、いじめをなくすために一緒に行動する」となっている。
このウエブサイトにはたくさんの情報が掲載されていて、いじめとはなにかという定義も書かれている。それを見ると、身体的なものはもちろん、言葉によるいじめ、社会的ないじめ、ネットでのいじめなども当てはまるし、人種的な差別もこの中に入ってくる。
そしてそれは、学校だけではなく、職場や社会の中でのいじめも全て含まれる。
だから、今日のピンクシャツデーは、10代の若い人たちだけに関係することではなくて、社会で暮らしている私たちみんなが一度考えるべきことだろう。
ニュージーランドで移民として暮らしているといろんな経験をする。若い留学生たちもおそらく同じだ。
そんないろんな経験を通して、いじめとは何か、差別とは何か、多様性とは何か、そして、それらに対して自分は何ができるのか、などを考えて、行動するようになる。
今日のピンクシャツデーは、その意味でも、何かを考え行動する一つのきっかけになるのかもしれない。
Pink Shirt Day
https://www.pinkshirtday.org.nz/about/