見出し画像

経理の初めの一歩【数字が苦手な人向け】

40歳からの挑戦を応援するビジネスサポーターの市原です。

会計事務所では15年、その後は様々な業種で経験を積み、現在は起業家やフリーランスの方々を支援しています。

今日は、特に「数字は苦手」「難しいことはちょっと…」と感じている人のために、ビジネス成功の鍵となる「経理」の基礎知識と、すぐに使えるノウハウをお伝えします。

1. なぜ経理が重要なの?「お金の流れ」を掴む

あなたは、ご自身のビジネスのお金の動きを把握できていますか?

「なんとなく黒字かな?」では、安定した経営は難しいです。

経理は、あなたのビジネスのお金の流れを「見える化」する、いわば健康診断のようなもの。

現状を正しく把握することで、

  • 予想外の赤字を防ぐ

  • 無駄なコストを発見し、利益を増やす

  • 将来の事業計画を立てやすくなる

など、様々なメリットがあります。

2. 最低限知っておきたい!基本の「経理用語」

経理と聞くと、専門用語が難しそうに感じるかもしれません。

しかし、基本的な用語を理解するだけで、お金の流れが格段に見えやすくなります。

今回は、特に重要な3つの用語をわかりやすく解説します。

① 損益計算書(PL):

あなたのビジネスが「どのくらい儲かっているか」を示す成績表のようなもの。

売上や経費、最終的な利益などがわかります。

例:「今月は売上〇円、材料費や広告費などの経費が△円で、利益は□円だった」

② 貸借対照表(BS):

あなたのビジネスの「現在の財産状況」を示すもの。

「資産(お金や商品など)」、「負債(借金など)」、「資本(自己資金など)」の3つで構成されます。

例:「現在、預金は〇円、借入金は△円、自分の貯金から出した事業資金は□円」

③ キャッシュ・フロー計算書(CF):

あなたのビジネスのお金の「実際の収入と支出」の流れを示すもの。

「営業活動」「投資活動」「財務活動」の3つの視点から分析します。

例:「今月は商品販売で〇円の収入、仕入れで△円の支出、借入金の返済で□円の支出があった」

これらの書類を定期的に確認することで、ビジネスの現状を把握し、適切な経営判断を行うことができます。

3. 今すぐできる!簡単「経理管理」術

「経理は面倒」「難しそう」と感じているあなたも、安心してください。

まずは、以下の3つを実践することから始めてみましょう。

① 個人とビジネスのお金を分ける

ビジネス用の口座と個人の口座を分けて管理することで、お金の流れが明確になり、確定申告もスムーズになります。

② レシート・領収書はこまめに整理

経費計上漏れを防ぐために、レシートや領収書は日付や内容ごとに整理しておきましょう。

スマホアプリなどを活用するのもおすすめです。

③ 専門家のサポートを活用する

経理処理や税務申告に不安がある場合は、無理せず専門家に相談しましょう。

餅は餅屋に任せることで、あなたは本来の業務に集中できます。

4. まとめ|経理はあなたのビジネスを成功に導くパートナー

今回は、起業家にとって必須の経理知識について解説しました。

経理を「難しいもの」と捉えずに、あなたのビジネスを成長させるための「頼れるパートナー」と考えてみませんか?

まずは小さな一歩を踏み出すことから始めてみましょう。

あなたのビジネスが、今後ますます発展していくことを心より応援しています!

いいなと思ったら応援しよう!