わたしは開業届出を出すべきですか?
会計事務所に勤めていたときに
「わたしは開業届出の提出が必要ですか?」
という質問をされることがありました。
そこで、今回は、簡単に、個人の開業届出書について、お話します。
開業届出書って、そもそも、何?
開業届出書は税務署に「商売を始めました」とお知らせする書類です。
個人の場合は「個人事業の開業・廃業等届出書」を所轄の税務署に提出します。(法人の場合は別の書類になります)
所轄の税務署については→「所轄の税務署…ってどこ!?」
様式は国税庁のページ([手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続)からダウンロードすることができます。
もちろん、所轄の税務署でもらってもOKです。
開業届出を出す人は誰?
開業届出を出す人は、個人で商売を始めた人です。
そういうと
じゃあ、商売ってどこまでが商売?
という疑問が生まれてきますよね💦
商売というのは細かい考え方はあるけれど、ものすごくざっくり言うと、
儲けることを目的に、何回も繰り返し、継続して行う活動
となります。
だから、例えば、自分のうちにあった不用品を、たまたまオークションに出したらいい値段で売れて儲かったときのように、単発でプライベートの物を売って利益が出ただけだと、商売とは言わないのです。
でも、同じオークション販売でも、売るために安く物を仕入れて、オークションで売っている場合、いわゆる”せどり”と言われる行為ですが、これは商売になるわけです。
つまり、継続して利益を出すために物やサービスを売るなら、商売になるので、開業届出の提出が必要になるということです。
開業届出はいつまでに出すの?
開業届出は開業日から1か月以内に所轄の税務署に提出します。
遅れても特にペナルティはありませんが(2022年12月5日現在の法令による)、なるべく早めに出しましょう。
おわりに
税務署への届出でわからないところは、直接、税務署に問い合わせてしまうのもアリです。
税務署は怖いところ💦
という印象がある人も多いようですが、実は「税金を納めたいので教えてください!」という人には、とても親切にしてくれます。
怖いのは、税金を誤魔化そうとする人に対してだけです(笑)
ぜひ、わからないとことろは、早く税務署などの専門家に聞いて、ストレスなく商売をしてくださいね。