2022年国際コーチ会議参加しました。めちゃくちゃ刺激的。学ぶことの楽しさを毎回感じています!
5月23日から25日までの3日間、国際コーチ会議に参加してきました!こちらの会議(カンファレンス)は基本毎年夏に行われるんですが、コロナ禍で2年連続中止だったので3年ぶりの開催となります。
毎回開催都市が違うのですが、今回は僕が暮らすフライブルクというこれ以上ない立地。 詳細内容はフッスバルラボやWEB講習会ででアップしていきたいと思っています。
こちらではカンファレンス参加中にツイッターでつぶやいてきたことにちょこちょこっと説明書き加えたのをまとめておきます!
指導者的な視点でのいいトレーニングは、子どもたちや選手が求めている要素が含まれていなかったり、彼らがポイントを理解しないままトレーニングをして不完全燃焼だったり、何も選手サイドに持ち帰るものがなかったり、みたいなことがよくありますよ、ということです。
トレーニングに応じて強調して取り組むべきポイントと、どんなトレーニングでも普遍的に大事に取り組まなきゃいけない原則との違いは正しく伝えないと意味がなくなってしまいますよね。
トレーニングでやったことがゲームに全く還元されない、できようにもないようなトレーニングだったらそれこそ本末転倒に...。
指導者って何かを伝えるときにスムーズに言葉を引き出せるかってものすごく大事で、重要なところで噛んだり言いよどんだりするっていうのは、できるだけ避けたいところ。あと同じことばかりを言うのも選手が「またか」という感じになるので、内容的には同じだけど表現やトーンや伝え方に少しでも変化をつける必要性があるときも多々。
戦術用語とかもそうだけど、指導者としてある程度理解できている表現や構文って、選手の頭にはストレートに入ってこない。年代に応じても彼らがわかりやすい、消化しやすい言葉というのは全然違う。一方で言ってすぐわかる表現ばかりを使うことで、選手が「どういうこと?」と考えないことにもなるので、あえて小難しかったり、ふわっとしたニュアンスで伝えたほうがいいこともよくありますね。
U17~U19,オリンピックだと、いろんな国がまだ入賞、優勝することができるのに、ワールドカップになると結局ベスト4以上に残るのは南米勢か欧州勢。FIFAとしてはそれ以外の国々でも選手の才能をもっと引き出せるような環境ややり方を模索してほしいといろいろやっているとのこと。
昔、ライセンス講習会で同期だった旧友にも会えたし、前所属していたクラブで仲の良かった指導者にも会えたし、この10年間ずっとカンファレンスであって、交流をしてきた人たちにも会えたし、SCフライブルクのユースダイレクターとも久しぶりにディスカッションできたし。こういう機会は本当に貴重で、自分の頭の中と心の中がリフレッシュしていくなぁって感じました。
例えば若い選手がお金を要求する。SCフライブルクは「それは間違った選手」と評価して、獲得に動いたりはしないという。「成長したい選手」を獲得すると明言。それをやり通してきたからこその説得力。
2年間、開催がなかったので今年は2回開催です。7月にドルトムントで次回があるので、そちらにも行ってきます。それが終わったら日本一時帰国。
日本での報告会を企画する予定です!
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